プロダクトマネージャー(PdM)になる方法、役割、スキル、資格、おすすめ本などを紹介

最終更新日

プロダクトマネージャー(PdM)とは、顧客満足度を向上させ、プロダクトの成長と成功を導き、企業の利益を得ることを目的とする仕事です。プロダクトマネージャーは、製品のアイデアを出し、開発チームと協力して実現し、市場に投入し、改善していくプロセスを管理します。

この記事では、プロダクトマネージャーの役割や必要なスキル、資格について紹介した上で、現役プロダクトマネージャーのおすすめ本・書籍を紹介するなど、プロダクトマネージャーを目指す人のためになる情報を提供します。プロダクトマネージャーになりたい方はぜひ参考にしてください。

▼こちらもおすすめ
現役PdMが厳選!プロダクトマネジメントのおすすめ本

プロダクトマネージャー(PdM)の役割

プロダクトマネージャーが担う主な役割は、以下の4つです。

  • ターゲットの明確化
  • 製品のプロトタイピング
  • 戦略・ロードマップの作成
  • 効果分析・振り返り

ターゲットの明確化

プロダクトマネージャーは、製品を作る前に、誰のために何を解決するかを明確にする必要があります。ターゲットとなる顧客や市場を定義し、そのニーズや痛み点を把握し、製品の価値提案やポジショニングを決めます。ターゲットの明確化は、製品の方向性や優先順位を決める上で重要です。

製品のプロトタイピング

プロダクトマネージャーは、製品のアイデアを具体化するために、プロトタイピングを行います。プロトタイピングとは、製品の機能やデザインを簡易的に表現することです。プロトタイピングを行うことで、製品のコンセプトや仕様を開発チームやステークホルダーと共有しやすくなります。また、プロトタイピングを通じて、製品の利用シナリオやフローを検証し、改善点や問題点を発見できます。

戦略・ロードマップの作成

プロダクトマネージャーは、製品の目標やビジョンを達成するために、戦略とロードマップを作成します。戦略とは、製品がどうあるべきかやどうすれば成功するかという考え方です。ロードマップとは、製品の機能やリリースの計画やスケジュールです。戦略とロードマップを作成することで、製品の方向性や優先順位を明確にし、開発チームやステークホルダーとの認識を合わせることができます。

効果分析・振り返り

プロダクトマネージャーは、製品のパフォーマンスや効果を定量的に分析し、振り返りを行います。効果分析とは、製品の利用状況や顧客満足度などの指標を測定し、目標との差異や傾向を把握することです。振り返りとは、製品の開発やリリースのプロセスや結果について、成功した点や失敗した点、改善すべき点などを評価することです。効果分析と振り返りを行うことで、製品の改善点や次のアクションを決めることができます。

プロダクトマネージャーの役割は、企業やチームによって異なる場合があります。例えば、エンジニアリングリーダーやデザイナーがいない場合は、プロダクトマネージャーがその役割も担うことがあります。また、プロダクトマネージャーは、自分だけでなく、他のプロダクトマネージャーや開発チームとも連携する必要があります。プロダクトマネージャーは、製品に関わるすべての人とコミュニケーションを取りながら、製品を成功に導く責任者です。

プロダクトマネージャーの役割についてより具体的な内容については書籍でも書かれており、「【書評・要約】プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」でも触れています。ぜひ参考にしてみてください^^

プロダクトマネージャー(PdM)に必要なスキル

プロダクトマネージャーに必要なスキルは大きく分けて、マネジメント力に関するスキルと開発力に関するスキルです。

マネジメント力に関するスキル

マネジメント力に関するスキルとは、プロダクトマネージャーが製品の戦略や計画を立案し、実行し、評価するために必要なスキルです。具体的には以下のようなスキルがあります。

  • 戦略・計画の立案・実行する力
  • チームをまとめるコミュニケーション力
  • 成功への意欲や責任感
  • 迅速に意思決定をする判断力

戦略・計画の立案・実行する力

プロダクトマネージャーは、製品の目標やビジョンを達成するために、戦略とロードマップを作成し、実行します。そのためには、市場や競合の分析力や論理的思考力が必要です。また、戦略や計画は常に変化する可能性があるため、柔軟性や適応力も必要です。

戦略・計画の立案・実行する力を習得するためには、以下のような方法があります。

  • 他のプロダクトマネージャーや成功した製品の戦略やロードマップを参考にする
  • 自分でプロダクトを作ってみる
  • メンターやコーチからフィードバックやアドバイスをもらう
  • オンラインやオフラインのコースやセミナーに参加する

チームをまとめるコミュニケーション力

プロダクトマネージャーは、開発チームやステークホルダーとのコミュニケーションを円滑にすることが求められます。そのためには、聞く力や話す力だけでなく、書く力やプレゼンテーション力も必要です。また、コミュニケーションの際には、相手の立場や感情を考えることや、説得力や共感力を持つことも重要です。

チームをまとめるコミュニケーション力を習得するためには、以下のような方法があります。

  • 他のプロダクトマネージャーやリーダーのコミュニケーションスタイルを観察する
  • 自分のコミュニケーションの強みや弱みを自己分析する
  • フィードバックやアドバイスを積極的に求める
  • コミュニケーションスキルを向上させる本やオンラインコースなどを利用する

成功への意欲や責任感

プロダクトマネージャーは、製品の成功に向けて、常に高い意欲や責任感を持つことが求められます。そのためには、自分の製品に対する情熱や信念を持つことや、自分の製品に対する責任を果たすことが必要です。また、成功への意欲や責任感は、開発チームやステークホルダーにも伝えることで、モチベーションや信頼関係を高めることができます。

成功への意欲や責任感を習得するためには、以下のような方法があります。

  • 自分の製品に対するビジョンや価値観を明確にする
  • 自分の製品に対する目標やKPIを設定し、定期的に振り返る
  • 自分の製品に対する成果や失敗を率直に共有し、学びや改善点を見つける
  • 自分の製品に関わる人たちと積極的に関係性を築く

迅速に意思決定をする判断力

プロダクトマネージャーは、製品の開発やリリースに関する様々な意思決定を行う必要があります。そのためには、迅速かつ正確な判断力が必要です。判断力とは、情報収集や分析、優先順位付け、選択肢の評価などの能力です。判断力が高いプロダクトマネージャーは、製品の方向性や優先順位を明確にし、開発チームやステークホルダーとの認識を合わせることができます。

迅速に意思決定をする判断力を習得するためには、以下のような方法があります。

  • 他のプロダクトマネージャーやリーダーの意思決定プロセスを参考にする
  • 自分の意思決定の根拠や結果を記録し、振り返る
  • メンターやコーチからフィードバックやアドバイスをもらう
  • 意思決定スキルを向上させる本やオンラインコースなどを利用する

開発力に関するスキル

開発力に関するスキルとは、プロダクトマネージャーが製品の開発や改善に関わるために必要なスキルです。具体的には以下のようなスキルがあります。

  • 開発知識や技術力
  • 市場や競合の分析力
  • ユーザーのニーズやフィードバックの理解力
  • プロダクトのビジョンや価値の伝え方

開発知識や技術力

プロダクトマネージャーは、製品の開発に関する知識や技術力を持つことが求められます。そのためには、開発言語やツール、フレームワーク、アーキテクチャなどの基礎的な知識や技術力が必要です。また、最新の技術動向やトレンドにも敏感であることが必要です。開発知識や技術力があるプロダクトマネージャーは、開発チームとのコミュニケーションや協力がしやすくなります。

開発知識や技術力を習得するためには、以下のような方法があります。

  • エンジニアから開発に関する知識や技術を学ぶ
  • 自分でプログラミングやコーディングをしてみる
  • オンラインやオフラインのコースやセミナーに参加する
  • 技術系の本やブログなどを読む

市場や競合の分析力

プロダクトマネージャーは、製品の市場や競合を分析することが求められます。そのためには、市場調査や競合調査などの方法で、市場の規模や成長率、競合の強みや弱み、顧客のニーズや痛み点などを把握する必要があります。市場や競合の分析力があるプロダクトマネージャーは、製品のポジショニングや差別化を明確にし、戦略や計画を立案することができます。

市場や競合の分析力を習得するためには、以下のような方法があります。

  • 他のプロダクトマネージャーや成功した製品の市場調査や競合調査を参考にする
  • 自分で市場調査や競合調査を実施してみる
  • メンターやコーチからフィードバックやアドバイスをもらう
  • 市場調査・競合調査スキルを向上させる本やオンラインコースなどを利用する

ユーザーのニーズやフィードバックの理解力

プロダクトマネージャーは、製品のユーザーのニーズやフィードバックを理解することが求められます。そのためには、ユーザーインタビューやユーザーテストなどの方法で、ユーザーの声や行動を収集し、分析し、洞察を得る必要があります。ユーザーのニーズやフィードバックの理解力があるプロダクトマネージャーは、製品の価値提案や改善点を明確にし、ユーザー満足度を向上させることができます。

ユーザーのニーズやフィードバックの理解力を習得するためには、以下のような方法があります。

  • 他のプロダクトマネージャーや成功した製品のユーザーインタビューやユーザーテストを参考にする
  • 自分でユーザーインタビューやユーザーテストを実施してみる
  • メンターやコーチからフィードバックやアドバイスをもらう
  • ユーザーインタビュー・ユーザーテストスキルを向上させる本やオンラインコースなどを利用する

プロダクトのビジョンや価値の伝え方

プロダクトマネージャーは、製品のビジョンや価値を開発チームやステークホルダーに伝えることが求められます。そのためには、ストーリーテリングやピッチングなどの方法で、製品のコンセプトや仕様、効果やメリットなどをわかりやすく説明する必要があります。プロダクトのビジョンや価値の伝え方が上手なプロダクトマネージャーは、開発チームやステークホルダーの共感や支持を得ることができます。

プロダクトのビジョンや価値の伝え方を習得するためには、以下のような方法があります。

  • 他のプロダクトマネージャーや成功した製品のストーリーテリングやピッチングを参考にする
  • 自分でストーリーテリングやピッチングを練習してみる
  • メンターやコーチからフィードバックやアドバイスをもらう
  • ストーリーテリング・ピッチングスキルを向上させる本やオンラインコースなどを利用する

プロダクトマネージャー(PdM)におすすめの資格

プロダクトマネージャーは、幅広い知識やスキルが求められる職種ですが、”士業”というわけではないですし、プロダクトマネージャーになるために特定の資格が必須というわけではありません。しかし、キャリアアップやスキルアップのためには、自分の目指す分野や業界に合わせて、有用な資格を取得することがおすすめです。

プロダクトマネージャーにおすすめの資格は、以下のようなものがあります。

資格名説明
ITパスポート試験ITパスポートは、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、ITに関する幅広い知識を身に付けることができる資格です。コンピュータシステムやネットワーク、データベースなどのテクノロジ系や、プロジェクトマネジメントや経営戦略などのマネジメント系、法律や倫理などのストラテジ系の問題が出題されます。

プロダクトマネージャーは、IT系のプロダクトを開発する場合はもちろん、非IT系のプロダクトでもITを活用することが多いため、ITパスポートは有用な資格といえます。また、ITパスポートは比較的難易度が低く合格率も高いため、初心者でも取得しやすい資格です。
基本情報技術者試験基本情報技術者試験は、IPAが実施する国家試験で、高度IT人材となるために必要な基本的知識や技能を問う試験です。テクノロジ系やマネジメント系、ストラテジ系の問題が出題されますが、ITパスポートよりもより専門的で実践的な内容になります。

プロダクトマネージャーは、プロダクト開発に関わる人やリソースを管理するために、基本的なIT知識や技能が必要です。また、基本情報技術者試験は他の高度試験(応用情報技術者試験やシステムアーキテクト試験など)の受験資格にもなるため、キャリアアップのためにも有用な資格です。
応用情報技術者試験応用情報技術者試験は、IPAが実施する国家試験で、システム開発や運用・保守などの現場で活躍するIT人材として必要な知識や技能を問う試験です。テクノロジ系やマネジメント系、ストラテジ系の問題が出題されますが、基本情報技術者試験よりもさらに専門的で高度な内容になります。
プロジェクトマネージャー試験IPAが実施する国家試験で、開発プロジェクトの最高責任者としてプロジェクトを組織し、指揮・監督するための知識を問います。プロジェクト管理能力を高めるために有用な資格です
ITストラテジスト試験情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、IT技術を活かした経営戦略やシステム企画・開発・導入などに関する知識を問います。IT系のプロダクトマネージャーにとって有用な資格です
システムアーキテクト試験IPAが実施する国家試験で、システム開発の上流工程(分析・要件定義・外部設計など)に関する知識を問います。システム開発に携わるプロダクトマネージャーにとって有用な資格です

ITパスポート試験、基本情報技術者試験は基本的な内容が多く、プロダクトマネージャーとして働く上で最低限必要な知識やスキルについての資格試験です。ある程度IT業界で経験を積まれた方であればそこまで多大な努力はせずとも合格できる難易度です。

それ以外の資格は、いずれも難易度が高く合格率も低いため、取得するには相当な努力が必要です。しかし、取得すれば自分のスキルや知識を証明できるだけでなく、就職や転職の際にも有利になる可能性があります。

プロダクトマネージャー(PdM)におすすめの本・書籍

プロダクトマネージャーの役割が幅広いため、おすすめの本・書籍は多数存在します。詳細は「現役PdMが厳選!プロダクトマネジメントのおすすめ本」という記事で詳しく紹介しています。

ここでは何冊か抜粋しておすすめの本をご紹介します。

書籍名説明
プロダクトマネージャーになりたい人のための本 エンジニアからプロジェクトマネージャー・事業企画・経営コンサルタント・デザイナー・現役PMまでこの本は、プロダクトマネジメントに強みを持つ転職エージェントで1,200名以上の面談実績を誇るPMキャリアアドバイザーの著者陣と、PM界隈の著名人である及川 卓也氏らが書いた、プロダクトマネージャーになりたい人のための本です。
INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメントこの本は、シリコンバレーで実践されているプロダクトマネジメントの手法を紹介してくれる本です。組織の構成や役割分担、製品の発見や検証、開発やリリースの方法などが具体的に解説されています。世界中の人々が欲しがる製品を開発する方法を学びたい人におすすめです。
世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本 ~トップIT企業のPMとして就職する方法~この本は、GoogleやFacebookなどのトップIT企業でプロダクトマネジャーとして働くために必要な知識やスキルを教えてくれる本です。プロダクトマネジャーの役割や職務内容、採用面接の流れや対策、実際の面接で出題される問題や回答例などが詳しく解説されています。世界で活躍するプロダクトマネジャーを目指す人におすすめです。
プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届けるこの本は、顧客に価値を届けるプロダクトを作り出す方法を教えてくれる本です。プロダクトマネージャーの役割や責任、戦略の立て方や実行方法、組織文化の醸成方法などが分かりやすく解説されています。顧客の課題にフォーカスするプロダクトマネジメントの原則を学びたい人におすすめです。
ゼロから始めるプロダクトマネジメントこの本は、ストーリー形式でプロダクトマネジメントを学べる入門書です。中学生がアプリ開発の企画からリリースまでを体験するストーリーを通して、プロダクトマネジメントの基本的な考え方や手法が紹介されています。プロダクトマネジメントについてゼロから学びたい人におすすめです。

プロダクトマネージャー(PdM)のキャリアパス

ここでは、一般的なプロダクトマネージャーのキャリアレベルとその役割や求められるスキルについて紹介します。

ジュニアプロダクトマネージャー

ジュニアプロダクトマネージャーは、プロダクトマネージャーとしての経験が少ないか、まだないレベルの人を指します。ジュニアプロダクトマネージャーは、シニアプロダクトマネージャーやCPO、VPoPなどの上司から指示を受けて、プロダクトの一部分や小さな機能を担当します。

ジュニアプロダクトマネージャーに求められるスキルは以下の通りです。

  • プロダクト開発の基本的な流れや手法を理解していること
  • プロダクトに関するデータや市場調査を収集・分析できること
  • プロダクトの要件定義や仕様書を作成できること
  • 開発チームやビジネスサイドと円滑にコミュニケーションできること
  • プロダクトに対する情熱や好奇心を持っていること

ジュニアプロダクトマネージャーになる方法はいくつかありますが、以下のようなケースが多いでしょう。

  • エンジニアやデザイナーなどの開発側から異動する
  • 営業やカスタマーサポートなどのビジネス側から異動する
  • 週末起業や副業で自分でプロダクトを作って経験を積む
  • 未経験でも採用してくれる企業に転職する

ジュニアプロダクトマネージャーは、まだ自分でプロダクト全体を任されることは少ないですが、プロダクトマネージャーとしての基礎を身につけるために、積極的に学びや挑戦を続けることが大切です。

プロダクトマネージャー

プロダクトマネージャーは、プロダクトマネージャーとしての経験がある程度あるレベルの人を指します。プロダクトマネージャーは、自分でプロダクトの企画や開発、リリースなどを行うことができます。また、開発チームやビジネスサイドからの信頼も得ており、プロダクトの中長期的な戦略やビジョンを策定することもあります。

プロダクトマネージャーに求められるスキルは以下の通りです。

  • プロダクト開発の全体像や方向性を把握していること
  • プロダクトに関するデータや市場調査をもとに、仮説検証や施策選択を行えること
  • プロダクトの要件定義や仕様書を作成し、開発チームに指示やフィードバックを与えられること
  • 開発チームやビジネスサイドだけでなく、経営層や外部パートナーなどとも調整・交渉できること
  • プロダクトに対する責任感やリーダーシップを持っていること

プロダクトマネージャーになる方法はいくつかありますが、以下のようなケースが多いでしょう。

  • ジュニアプロダクトマネージャーから昇格する
  • 他社のプロダクトマネージャーから転職する
  • 事業企画や事業開発などの企画職から転職する
  • 自分でプロダクトを立ち上げて成功させる

プロダクトマネージャーは、プロダクトマネージャーとしての一人前の状態ですが、それだけに求められるスキルや責任も高まります。自分の担当するプロダクトだけでなく、会社全体のプロダクト戦略やビジネス目標にも目を向けることが大切です。

シニアプロダクトマネージャー

シニアプロダクトマネージャーは、プロダクトマネージャーとしての経験が豊富で、高い実績や評価を得ているレベルの人を指します。シニアプロダクトマネージャーは、自分で担当するプロダクトだけでなく、他のプロダクトマネージャーや開発チームのメンバーに対しても指導や育成を行います。また、組織を横断してイシュー整理や施策推進をしていくスキルも必要です。

シニアプロダクトマネージャーに求められるスキルは以下の通りです。

  • プロダクト開発の全体像や方向性を決定し、他者に伝えられること
  • プロダクトに関するデータや市場調査をもとに、最適なプロダクト戦略やビジネスモデルを構築できること
  • プロダクトの要件定義や仕様書を作成し、開発チームに指示やフィードバックを与えるだけでなく、メンタリングやコーチングもできること
  • 開発チームやビジネスサイドだけでなく、経営層や外部パートナーなどとも調整・交渉できるだけでなく、影響力や説得力も持っていること
  • プロダクトに対する責任感やリーダーシップだけでなく、組織全体のプロダクトカルチャーやビジョンを作り上げること

シニアプロダクトマネージャーになる方法はいくつかありますが、以下のようなケースが多いでしょう。

  • プロダクトマネージャーから昇格する
  • 他社のシニアプロダクトマネージャーから転職する
  • プロジェクトマネージャーやプロダクトオーナーなどの類似職種から転職する
  • 自分でプロダクトを立ち上げて大きな成果を出す

シニアプロダクトマネージャーは、プロダクトマネージャーの中でも最も経験豊富で優秀な人材です。しかし、それだけに求められるスキルや責任も高まります。自分の担当するプロダクトだけでなく、会社全体のプロダクト戦略やビジネス目標にも目を向けるだけでなく、他のプロダクトマネージャーや開発チームのメンバーを引っ張っていくことが大切です。

VPoP、CPO(プロダクト責任者)

VPoP、CPOは、プロダクトマネージャーのキャリアパスの最終地点と言えるレベルの人を指します。これらの役職は、企業や業界によって異なりますが、一般的には、プロダクト組織全体の管理・統括を担い、全社プロダクトの戦略・方針や結果に責任を持ちます。

VPoP、CPOに求められるスキルは以下の通りです。

  • プロダクト開発の全体像や方向性を決定し、他者に伝えるだけでなく、実行・評価・改善まで行えること
  • プロダクトに関するデータや市場調査をもとに、最適なプロダクト戦略やビジネスモデルを構築するだけでなく、予算や資源の配分も行えること
  • プロダクトの要件定義や仕様書を作成し、開発チームに指示やフィードバックを与えるだけでなく、メンタリングやコーチングもできるだけでなく、採用や育成も行えること
  • 開発チームやビジネスサイドだけでなく、経営層や外部パートナーなどとも調整・交渉できるだけでなく、影響力や説得力も持っているだけでなく、パートナーシップやアライアンスも構築できること
  • プロダクトに対する責任感やリーダーシップだけでなく、組織全体のプロダクトカルチャーやビジョンを作り上げるだけでなく、業界や社会にも貢献できること

VPoP、CPOになる方法はいくつかありますが、以下のようなケースが多いでしょう。

  • シニアプロダクトマネージャーから昇格する
  • 他社のVPoP、CPOから転職する
  • 自分でプロダクトを立ち上げて大きな成果を出す

VPoP、CPOは、プロダクトマネージャーのキャリアパスの最終地点です。しかし、それだけに求められるスキルや責任も高まります。自分の担当するプロダクトだけでなく、会社全体のプロダクト戦略やビジネス目標にも目を向けるだけでなく、他のプロダクトマネージャーや開発チームのメンバーを引っ張っていくだけでなく、業界や社会にも影響を与えることが大切です。

プロダクトマネージャー(PdM)になるためのキャリア戦略

プロダクトマネージャーになるためのキャリア戦略は、自分でプロダクトを作るか、自分で起業するか、成長が著しい企業や新規事業に投資している企業で経験を積むかの3つがあります。

自分でプロダクトを作る

自分でプロダクトを作るというキャリア戦略は、自分のアイデアやスキルを活かして、自分で製品を開発し、市場に投入するというものです。このキャリア戦略のメリットは、自分の製品に対する自由度や創造性が高いことや、プロダクトマネージャーとして必要なスキルや経験を幅広く身につけることができることです。デメリットは、自分で資金やリソースを調達する必要があることや、失敗のリスクが高いことです。

自分でプロダクトを作るためには、以下のような方法があります。

  • 自分の興味や問題意識に基づいて、製品のアイデアを考える
  • プロトタイピングやユーザーテストなどを行って、製品の検証や改善をする
  • クラウドファンディングやエンジェル投資などを利用して、資金やリソースを集める
  • ソーシャルメディアやブログなどを利用して、製品の宣伝やマーケティングをする

自分で起業する

自分で起業するというキャリア戦略は、自分のアイデアやスキルを活かして、自分で会社を立ち上げるというものです。このキャリア戦略のメリットは、自分の製品に対する自由度や創造性が高いことや、プロダクトマネージャーだけでなく、経営者として必要なスキルや経験を身につけることができることです。デメリットは、自分で資金やリソースを調達する必要があることや、失敗のリスクが高いことです。

自分で起業するためには、以下のような方法があります。

  • 自分の興味や問題意識に基づいて、ビジネスモデルや事業計画を考える
  • プロトタイピングやユーザーテストなどを行って、製品の検証や改善をする
  • クラウドファンディングやエンジェル投資などを利用して、資金やリソースを集める
  • チームメンバーやパートナーを探して、組織やネットワークを作る
  • ソーシャルメディアやブログなどを利用して、製品の宣伝やマーケティングをする

成長が著しい企業や新規事業に投資している企業で経験を積む

成長が著しい企業や新規事業に投資している企業で経験を積むというキャリア戦略は、自分のアイデアやスキルを活かして、既存の会社でプロダクトマネージャーとして働くというものです。このキャリア戦略のメリットは、安定した収入や福利厚生があることや、プロダクトマネージャーとして必要なスキルや経験を専門的に身につけることができることです。デメリットは、自分の製品に対する自由度や創造性が低いことや、企業の方針や文化に合わない場合があることです。

成長が著しい企業や新規事業に投資している企業で経験を積むためには、以下のような方法があります。

  • 自分の興味やスキルに合った企業や事業を探す
  • ポートフォリオやレジュメを作成して、自分の実績やスキルをアピールする
  • インタビューやテストなどの採用プロセスに挑戦する
  • 採用されたら、メンターや先輩から学びながら、プロダクトマネージャーとしての業務に取り組む

(おまけ)プロダクトマネジメントの歴史や経緯について

最後におまけとして、プロダクトマネジメントの歴史や経緯についてご紹介します。

プロダクトマネジメントは長い歴史を持つ手法ですが、その内容や範囲は時代や業界によって変わってきました。特にIT業界では、ハードウェアだけでなくソフトウェアやサービスもプロダクトとして扱われるようになり、プロダクトマネジメントの役割も広がりました。

プロダクトマネジメントは、アメリカの国防産業で生まれた手法であり、その後シリコンバレーのIT企業で普及しました。アメリカでは、CPOやVPoPといった役職が設けられ、プロダクトに対する責任と権限を持つ人材が活躍しています。プロダクトマネージャーは、デザイン・エンジニアリング・マーケティングなどと協力し、施策の選択や判断を行います。

日本では、プロダクトマネジメントはまだ一般的ではありません。日本のエンジニア業界はこれまでSIerによる受託開発が主流だったこともあり、自社でプロダクトを作る文化が海外ほど根付いていませんでした。しかし、DXの流れの中で、ITが事業の核となるようになり、事業とプロダクトの区別が曖昧になってきています。日本でもプロダクトマネジメントの重要性が認識されるようになり、2021年には日本CPO協会(JCPOA)が設立されるなど、日本でもプロダクトマネジメントに関する動きが活発になってきています。

まとめ

プロダクトマネージャーは多くのスキルや経験が必要な職種ですが、プロダクトマネージャーになる方法は色々存在します。例えばエンジニアからプロダクトマネージャーになりたい人は、開発知識や技術力があるため、プロダクトマネージャーになるための基礎があります。しかし、それだけでは不十分であり、他にも必要なスキルや経験があります。プロダクト開発に必要スキルは本を読んで身につけることも可能です。

▼プロダクトマネージャー向けおすすめ本(再掲)

書籍名説明
プロダクトマネージャーになりたい人のための本 エンジニアからプロジェクトマネージャー・事業企画・経営コンサルタント・デザイナー・現役PMまでこの本は、プロダクトマネジメントに強みを持つ転職エージェントで1,200名以上の面談実績を誇るPMキャリアアドバイザーの著者陣と、PM界隈の著名人である及川 卓也氏らが書いた、プロダクトマネージャーになりたい人のための本です。
INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメントこの本は、シリコンバレーで実践されているプロダクトマネジメントの手法を紹介してくれる本です。組織の構成や役割分担、製品の発見や検証、開発やリリースの方法などが具体的に解説されています。世界中の人々が欲しがる製品を開発する方法を学びたい人におすすめです。
世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本 ~トップIT企業のPMとして就職する方法~この本は、GoogleやFacebookなどのトップIT企業でプロダクトマネジャーとして働くために必要な知識やスキルを教えてくれる本です。プロダクトマネジャーの役割や職務内容、採用面接の流れや対策、実際の面接で出題される問題や回答例などが詳しく解説されています。世界で活躍するプロダクトマネジャーを目指す人におすすめです。
プロダクトマネジメント ビルドトラップを避け顧客に価値を届けるこの本は、顧客に価値を届けるプロダクトを作り出す方法を教えてくれる本です。プロダクトマネージャーの役割や責任、戦略の立て方や実行方法、組織文化の醸成方法などが分かりやすく解説されています。顧客の課題にフォーカスするプロダクトマネジメントの原則を学びたい人におすすめです。
ゼロから始めるプロダクトマネジメントこの本は、ストーリー形式でプロダクトマネジメントを学べる入門書です。中学生がアプリ開発の企画からリリースまでを体験するストーリーを通して、プロダクトマネジメントの基本的な考え方や手法が紹介されています。プロダクトマネジメントについてゼロから学びたい人におすすめです。

この記事では、プロダクトマネージャーの役割や必要なスキルについて紹介し、プロダクトマネージャーになるためのキャリア戦略を提案しました。プロダクトマネージャーになりたい方はぜひ参考にしてください。

プロダクトマネージャーになるためには、自分の強みや目標に合わせて最適なキャリア戦略を選ぶことが重要です。また、プロダクトマネージャーとして必要なスキルや経験は、常に学び続けることで習得できます。エンジニアやデザイナーなど他の職種からプロダクトマネージャーになることは難しいかもしれませんが、挑戦する価値は十分にあります。あなたの製品が世界を変えることを信じてください。

シェアする