「戦略」を学びたい人におすすめ本ランキング!良書・名著を厳選

最終更新日

本記事では「戦略」というテーマでおすすめの本・書籍をランキング形式で紹介していきます!私は某一部上場企業でプロダクト企画開発に携わっています。これまでのキャリアでは経営企画や新規事業/ビジネス開発などいわゆる「戦略立案」に関連する領域でキャリアを歩んで来ました。これまで戦略本を何十冊も読んできましたが、今回はその中でも非常に参考になった本を集めました。

「戦略」と言っても企業戦略、経営戦略、事業戦略、競争戦略、◯◯戦略、など様々な種類がありますし、戦略と謳っていても実際には「戦術」や「作戦」を示していることも多いです。本記事では幅広くビジネスの現場で使える「戦略」が学べる良書たちを紹介していきます。ベストセラー、ロングセラーなど人気があり長く愛される名著も多くピックアップしたのでぜひ参考にしてください^^

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目次

戦略を学べるおすすめ本・書籍ランキング

1位:良い戦略、悪い戦略

まず最初におすすめする戦略本は「良い戦略、悪い戦略」です。本書は「戦略」について非常によく解説されている名著オブ名著です。書籍名のとおり、「良い戦略とはどういうもので、悪い戦略とはどういうものである」というのが詳しく解説されています。フレームワークを埋めただけのなんちゃって戦略、ビジョンやミッション・目標を戦略と混同する間違い、施策をただ羅列しただけのTODOリスト、などビジネスの現場でありがちな悪い戦略に触れつつ、では良い戦略とは何か?について解説してくれる超良書です。私としても戦略系書籍で最も参考になったのは本書なので非常におすすめの一冊。

  • 戦略を立てるポイントは「診断・基本方針・行動」の3つ
  • 診断(現状把握)が肝。徹底的な情報収集に基づいた分析をすることで現状分析する。構造を把握したり課題の本質を見極めるのが超大事。何が大事で何が大事でないかを決める
  • 基本方針はシンプルで誰でも分かるようにする。明快な方針を定めることで行動が明確になる
  • 行動は基本方針を達成するための一連の行動で一貫性があることが大事。何をやらないかも決まっているかが大事
  • 良い戦略は一点豪華主義。あれもこれもと取り入れると中途半端になる。強みを尖らせること。相手の弱みを突く
  • 悪い戦略はあげるとキリがない。「目標=戦略」だと思っている。目標や願望を言っているだけ。行動ありき。自社リソースを過大評価している。競争相手の力量を甘く見ている。競争相手も成長・改善することを忘れている。現状分析が弱い。重大なイシューに向き合えていない。不必要に難解な言葉でそれっぽく言おうとしている。などなど

▼書籍概要

書籍名良い戦略、悪い戦略
発売日2012/6/23
著者リチャード・P・ルメルト、村井章子 (翻訳)
ページ数421ページ
出版社日経BP
本の概要・おすすめポイント「良い戦略とはどういうもので、悪い戦略とはどういうものである」というのが詳しく解説されています。フレームワークをいくら学んでも身につかない戦略についての深い洞察を得たいならぜひおすすめ。戦略系書籍として最も推薦できます!
中身(目次)序章 手強い敵
第1部 良い戦略、悪い戦略
 第1章 良い戦略は驚きである
 第2章 強みを発見する
 第3章 悪い戦略の四つの特徴
 第4章 悪い戦略がはびこるのはなぜか
 第5章 良い戦略の基本構造
 
第2部 良い戦略に活かされる強みの源泉
 第6章 テコ入れ効果
 第7章 近い目標
 第8章 鎖構造
 第9章 設計
 第10章 フォーカス
 第11章 成長路線の罠と健全な成長
 第12章 優位性
 第13章 ダイナミクス
 第14章 慣性とエントロピー
 第15章 すべての強みをまとめる―NVIDIAの戦略
 
第3部 ストラテジストの思考法
 第16章 戦略と科学的仮説
 第17章 戦略思考のテクニック
 第18章 自らの判断を貫く
読んだ人のクチコミ・タイトルの通り、良い戦略、悪い戦略、について凄く理解できました。私の会社でも悪い戦略を作ってないか?改めて考えるキッカケになりました
・悪い戦略についての洞察が深い。ストーリーとしての競争戦略も良かったが本書も同レベルで勉強になりました。
・新規事業戦略やプロダクト戦略においても活用できる内容。非常に良書。
・ビジネスの現場で頻繁にでてくる戦略という言葉の本質的な部分を理解できました

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2位:ストーリーとしての競争戦略

30万部突破のロングセラーである名著「ストーリーとしての競争戦略」も戦略策定・立案に携わる人向けのおすすめ本にランクインです。著者の楠木 建氏は日本の経営学者として超有名で特に競争戦略を専門にしている方です。静止画として語られがちなつまらない戦略ではなく、良い戦略には面白いストーリーがあり動きを感じるもので思わず人に話したくなってしまうものであるという深く鋭い考察は非常に学びになります。

  • 戦略の本質は違いをつくってつなげること。本質的な顧客価値の定義となるコンセプトを起点として他社との違いを生み出し、中核的な要素であるクリティカルコアなどの構成要素が有機的に繋がって競争優位が生まれる
  • 一貫性のあるストーリーがあるかが重要で、構成要素がしっかり結びついているかが良い戦略かそうでないかのポイント
  • 競争戦略とは競合他社との違いをつくること。そして、それらがつながり、組み合わさり、相互作用することで中長期的な利益が実現される
  • 筋の良いストーリー、筋の悪いストーリーの例も紹介。

▼書籍概要

書籍名ストーリーとしての競争戦略
発売日2010/5/6
著者楠木 建
ページ数543ページ
出版社東洋経済新報社
本の概要・おすすめポイント事業戦略や競争戦略を考えるときにぜひ読んでおきたい一冊。戦略の真髄は面白いストーリーにある。戦略の本質やポイントについて学びたいときにぜひ読みたい。とても質の高い良書であり超ロングセラー本です。
中身(目次)第1章 戦略は「ストーリー」
第2章 競争戦略の基本論理
第3章 静止画から動画へ
第4章 始まりはコンセプト
第5章 「キラーパス」を組み込む
第6章 戦略ストーリーを読解する
第7章 戦略ストーリーの「骨法10カ条」
読んだ人のクチコミ・ビジネスや競争戦略の本質を学べる一冊。何度も読み返して血肉にしたい
・戦略を練ることの重要性、どのような戦略が良い戦略なのかがよくわかる
・競争戦略を専門にしてきた著者だからこその深く鋭い洞察が面白い。ロングセラーだけあって非常に学びが深い名著だと思います。

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3位:戦略プロフェッショナル 戦略独創経営を拓く

戦略が学べるおすすめ本ランキングの3位は「決定版 戦略プロフェッショナル 戦略独創経営を拓く」です。本書の著者は元BCGでミスミグループ本社名誉会長の三枝匡氏で、日本人が書いた戦略本の中でも代表的な一冊であり名著オブ名著です。経営戦略の立案から現場で実行していくまでのプロセスを、とある戦略コンサルタントのストーリーを通じて疑似体験できる内容です。

戦略における基礎基本が詰まっておりストーリー形式なので実際の戦略立案の工程もイメージしやすい良書。経営戦略がテーマですが、事業戦略やプロダクト戦略に携わる方にもぜひおすすめしたい一冊です。(私も以前読んでおり非常に参考になりました^^)

  • 戦略は業績(現状把握)→市場規模・成長率(市場の俯瞰、ライフサイクルの確認)→競合(優位性、利益構造の確認)→強み・弱み(戦略ロジック策定、組織の強み弱み、など)の順で立てていく。過去の実績や経験からの業績予測は意味がない(大きな変化は起こせない)
  • 戦略は立案したときは「仮説」でしかない(生煮えの仮説)。実行段階でうまくいかないことが頻発するが、すぐに軌道修正すればよい。軌道修正してまた行動を続けることで戦略自体もブラッシュアップされていく
  • ナンバーワンを取ることが事業戦略において重要。小さな市場、ニッチな市場に細分化してでもナンバーワンを取る。

▼書籍概要

書籍名決定版 戦略プロフェッショナル 戦略独創経営を拓く
対象者経営戦略・事業戦略・商品戦略に関わる人
ひとこと説明ストーリーを通じて戦略立案と現場への落とし込みを疑似体験できる戦略書
著者三枝 匡
発売日2022/12/26
ページ数360ページ
出版社KADOKAWA
中身(目次)プロローグ
第一章 経営者になりたい
 第一節 自立の志
 第二節 戦略コンサルタントへの挑戦
第二章 国際レベル人材を目指す
 第一節 太陽がいっぱいの大学キャンパス
 第二節 米国経営者の懐に入る
第三章 経営者への第一ステップ
 第一節 人生の岐路に立つ
 第二節 「全体俯瞰」で見る
第四章 決断と行動の時
第五章 飛躍への妙案
第六章 本陣を直撃せよ
第七章 戦いに勝つ
第八章 戦略経営者の初陣を終える
エピローグ 世界の事業革新のメガトレンド 論考八~九
読んだ人のクチコミ・戦略立案のプロセスをストーリー形式で追体験できたのが非常に良かった
・三枝さんのV字回復の経営を読んで立て続けに読みました。フレームワークは知っているけど具体的な活用方法まで知らなかったので参考になった
・マッキンゼー出身の先輩からオススメされた本。戦略コンサルの業務内容がイメージついた。内容が濃い良書でした。

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4位:孫子の兵法―考え抜かれた「人生戦略の書」の読み方

4位にランクインした戦略のおすすめ本は有名な孫子の兵法書である「孫子の兵法―考え抜かれた「人生戦略の書」の読み方」です。35万部突破の超ロングセラー本なので読んだことがある方や知っている方も多いと思います。

「長期戦は絶対にしてはいけない」「致命的な痛手を受けて勝っても意味がない、余力を残して負けたほうが良い」「がむしゃらに頑張らなくても勝てる計画を立てろ」「自分が必死になるのではなくメンバーに必死になってもらう」など、本書はあの戦略家である孫子による戦略戦術の兵法書(中国最古!)を現代のビジネス社会に生きる人のために解説してくれています。マネジメントの考え方としても参考になる一冊です。

▼書籍概要

書籍名孫子の兵法―考え抜かれた「人生戦略の書」の読み方
対象者戦略の本質を学びたい人
ひとこと説明孫子の兵法書を現代社会で応用した解説書
著者守屋 洋
発売日2017/10/2
ページ数195ページ
出版社三笠書房
読んだ人のクチコミ・経営者の先輩に薦められて読みました。あの孫子の兵法を現代向けに解説しなおしてる良書です
・ボロボロになってまで勝つ必要はない。戦略的な敗北も1つの選択肢なのだなとハッとさせられた
・仕事や人生全般に使える内容の書籍でした

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5位:確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

戦略を学ぶときの本おすすめランキングの次に紹介するのは「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」です。本書は初心者向けではなく中級者・上級者向けの専門的な内容ですが、名著として数字を扱うマーケターやデータ分析者から厚い支持を受けています。マーケティング界隈の名著・ベストセラー本の「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」の著書である森岡 毅氏さんらによる本です。

本書の結論は「ビジネス戦略の成否は確率で決まっていて、その確率を高めるために最も重要なのがプレファレンス(消費者のブランドに対する好み・好意度)である」ということです。勝つ確率の高い戦略を導き出す「数学マーケティング」を駆使してどのように事業成長させるのか?深く学ぶことができます。私ももちろん読んでいますが、非常に読み応えがあり実務的な内容です。わたし個人としては市場構造を理解するという部分が今の自分を作り上げた考え方だと思っています。

戦略、つまり経営資源の配分先は、結局のところPreference(好意度)、Awareness(認知)、Distribution(配荷)の3つに集約されるのです。その中でも無限の可能性を持っているのはプレファレンスのみですから、戦略の究極的な焦点は消費者プレファレンスを高めることです。

本書より引用

▼書籍概要

書籍名確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
発売日2016/6/2
著者森岡 毅、今西 聖貴
ページ数319ページ
出版社KADOKAWA
本の概要・おすすめポイント本書は初心者向けではなく中級者・上級者向けの専門的な内容ですが、名著として数字を扱うマーケターやデータ分析者から厚い支持を受けています。自分が参入しているビジネスの「市場構造」を読み解いて、勝てる確率の高い戦略を「さがす」方法や「検証する」方法論を学べます。
中身(目次)序章 ビジネスの神様はシンプルな顔をしている  
第1章 市場構造の本質              
第2章 戦略の本質とは何か?             
第3章 戦略はどうつくるのか?           
第4章 数字に熱を込めろ!          
第5章 市場調査の本質と役割   
第6章 需要予測の理論と実際           
第7章 消費者データの危険性         
第8章 マーケティングを機能させる組織             
解説1 確率理論の導入とプレファレンスの数学的説明  
解説2 市場理解と予測に役立つ数学ツール      
終章 2015年10月にUSJがTDLを超えた数学的論拠
読んだ人のクチコミ・数式も出てくる本格的な数学マーケティングの指南書です。具体的もあり読みやすい。
・マーケティング界の巨匠である森岡さんによる著書。今回は初心者向けではなく難易度高めですが読み込むことで実務で活かせるスキルが身につきます!
・素人のワタシには理解するのが難しかった。もう少し勉強したり経験をつけて再度チャレンジしたい
・施策をモデル化して成功確率を上げる方法論はとても実践的。早速会社で提案して取り入れたい

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6位:戦略の要諦

戦略が学べるおすすめ本ランキングで次に紹介するのが「戦略の要諦」です。本書は1位にランクインした「良い戦略、悪い戦略」の著者であり世界的な戦略の権威リチャード・P・ルメルト氏による最新書で、戦略を単なる目標達成手段ではなく組織全体の問題解決能力を高める手段と捉えるなど、組織の戦略策定に関する一般的な誤解を解消し、理論と実践、事例がバランスよく組み合わせながら新たなアプローチの重要性を提唱してくれる良書です。

主な主張・内容は前著と大差はないですが、現状分析による課題の特定、まず何よりも診断から始まる、目標やビジョンは戦略ではない、など戦略の本質的な部分を詳しく学べます。

▼書籍概要

書籍名戦略の要諦
対象者「戦略」に幅広く関わる人・ストラテジスト
ひとこと説明戦略の本質的な部分を学びたい人におすすめ
著者リチャード・P・ルメルト、村井章子 (翻訳)
発売日2023/11/25
ページ数528ページ
出版社日経BP 日本経済新聞出版
中身(目次)第1部 課題に基づく戦略と最重要ポイント
第1章 戦略自動作成機は存在しない
第2章 課題を解きほぐす
第3章 戦略は長い旅路である
第4章 どこなら勝てるか
第5章 戦略と成長
第6章 戦略と権力
第7章 行動の一貫性

第2部 診断
第8章 アナロジーとリフレーミング
第9章 比較とフレームワーク
第10章 分析ツールの活用は慎重に

第3部 最重要ポイントを攻略する
第11章 強みを探す
第12章 イノベーション
第13章 組織の機能不全

第4部 リーダーを迷わす誘惑
第14章 目標が先ではない
第15章 戦略と目標管理はちがう
第16章 現在の財務実績は過去の戦略の結果である
第17章 戦略プランニングの活用と誤用

第5部 戦略ファウンドリー
第18章 ラムズフェルドの疑問
第19章 戦略ファウンドリーの擬似体験
第20章 戦略ファウンドリー:コンセプトとツール
読んだ人のクチコミ・「戦略の要諦」と題されているだけあって、戦略の本質的な部分を的確に理解できました
・やっぱり自社の業績・リソース状況や競合の把握などの現状分析から課題を特定することが特に重要なのですね
・経営企画室長からおすすめされて読みました。コントロールできることに集中することが重要だと。これまでアンコントローラブルなことにもがいてたので見直すキッカケになりました。

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7位:失敗の科学

次に紹介する戦略系おすすめの本ランキング7位は「失敗の科学」です。本書は「失敗」に関して特化した本なので、失敗することの多い戦略立案において非常に有用な考え方です。また22カ国で刊行されている世界的なベストセラー本であり戦略系のおすすめの一冊としてランクインしました。

本書はあらゆる失敗に通じる原因と学習システムについて航空・医療業界などあらゆる業界での事例やストーリーを元に徹底的に深堀り解説してくれている良書です。失敗から正しく学ぶことで成功へ近づくことのできる戦略立案分野でも必須となる考え方をぜひ取り入れてください!

  • 進化できるかは「失敗とどう向き合うか」「失敗から何を学びどう次に活かすか」が大切。しっかり失敗に向き合った業界と、失敗から逃げている業界では進歩が大きく違う
  • 失敗から逃げても結局同じ失敗を今後も繰り返す。きちんと向き合って再発防止をすること
  • 難問はまず分解せよ、切り刻め
  • 責任問題を問うて誰かを非難する圧力に負けないように
  • 失敗は「してもいい」わけではなく「欠かせない」もの。失敗から学んで前進しつづけること

▼書籍概要

書籍名失敗の科学
発売日2016/12/23
著者マシュー・サイド
ページ数348ページ
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
本の概要・おすすめポイント22カ国で刊行されている世界的なベストセラー本。本書はあらゆる失敗に通じる原因と学習システムについて航空・医療業界などあらゆる業界での事例やストーリーを元に徹底的に深堀り解説してくれている良書です。失敗から正しく学ぶことで成功へ近づくことのできる新規事業立ち上げやプロダクト開発などの分野でも必須となる考え方をぜひ取り入れてください!
中身(目次)第1章 失敗のマネジメント
第2章 人はウソを隠すのではなく信じ込む
第3章 「単純化の罠」から脱出せよ
第4章 難問はまず切り刻め
第5章 「犯人探し」バイアスとの闘い
第6章 究極の成果をもたらすマインドセット
終章 失敗と人類の進化
読んだ人のクチコミ・日本では失敗はネガティブに捉えられがちですが、成功するためには小さな失敗を失敗で終わらせず、しっかりと向き合った次に繋げることが大切です。本書ではそんな当たり前だけど忘れがちなポイントをよく理解できます
・人間は誰しもミスをします。そこからどう学び次に繋げるかで中長期的に大きな成果につながるとあらためて痛感しました
・世界中の事例をつうじて「失敗」について深く切り込んだ良書。ベストセラーなだけはあります!

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8位:なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる

戦略立案に携わる人におすすめしたい本ランキングの8位は「なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる」です。著者の音部大輔氏はP&Gでマーケター、マネージャーを務めた後に、ダノン、ユニリーバ、日産、資生堂などグローバル企業でブランドマネジメントや組織育成を担当しているマーケティングや戦略思考のプロ中のプロです。

本書では「そもそも”戦略”とは何か?」・・・ビジネスや日常でも非常に曖昧な定義で使用される「戦略」という言葉の定義付け(=目的達成のための資源の利用方針)から始まり、良い戦略とはどのようなものか?戦略がもたらす効用とは?戦略を組み立てる方法は?戦略を実行するポイントは?などが解説されており、本書を読むことで「戦略」について明確に理解しビジネスの現場で活用できるようになります。

▼書籍概要

書籍名なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる
対象者商品戦略・マーケティング戦略に携わる人
ひとこと説明戦略について理解し使いこなしたい人向けの戦略指南書
著者音部大輔
発売日2017/3/10
ページ数320ページ
出版社宣伝会議
中身(目次)1 戦略を定義付ける
2 戦略の構成要素1 「目的」を解釈する
3 戦略の構成要素2 「資源」を解釈する
4 戦略の効用
5 戦略を組み立てる
6 戦略を管理する
7 戦略的に考える
8 「戦略」をより深く理解する
読んだ人のクチコミ・P&Gやダノンなどで戦略マーケティングを実行されてきた著者だからこその具体的なノウハウが非常に参考になった
・「戦略」という曖昧な言葉をきちんと理解することができた
・今日から使える実践的な内容が満載の良書です

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9位:イノベーションのジレンマ 増補改訂版

次に紹介するのは戦略・経営分野で言わずとしれた名著オブ名著である「イノベーションのジレンマ 増補改訂版」です。名著なのでご存知の方も多いかもしれませんが、本書はハーバード・ビジネス・スクールの教授だった故クレイトン・M・クリステンセン氏によって書かれた有名な書籍です。この本では、新技術や振興企業の台頭が業界トップの企業や既存産業をどのように破壊するのか、既存の企業はなぜそれに太刀打ちできないのか?など新興企業が伝統的な企業を打ち負かすメカニズムを解説した本です。

私が本書を初めて読んだのは学生時代でしたが、大企業は当然のように顧客の意見に耳を傾けて製品を改良しているものの、そういった「正しい経営をしているが故にイノベーションが生まれず駆逐されてしまう」という主張は目からウロコでした。

▼書籍概要

書籍名イノベーションのジレンマ 増補改訂版
対象者企業戦略・経営戦略に関わる人
ひとこと説明大企業がなぜイノベーションを生み出せずに新技術や新興企業に負けてしまうのか?そのメカニズムを解き明かした著名な経営書
著者クレイトン クリステンセン、伊豆原 弓 (翻訳)
発売日2001/7/1
ページ数327ページ
出版社翔泳社
中身(目次)序章
第一部 優良企業が失敗する理由
第一章 なぜ優良企業が失敗するのか
    -ハードディスク業界に見るその理由-
第二章 バリュー・ネットワークとイノベーションへの刺激
第三章 掘削機業界における破壊的イノベーション
第四章 登れるが、降りられない

第二部 破壊的イノベーションへの対応
第五章 破壊的技術それを求める顧客を持つ組織に任せる
第六章 組織の規模を市場の規模に合わせる
第七章 新しい成長市場を見出す
第八章 組織のできること、できないことを評価する方法
第九章 供給される性能、市場の需要、製品のライフサイクル
第十章 破壊的イノベーションのマネジメント-事例研究-
第十一章 イノベーションのジレンマ-まとめ-
『イノベーションのジレンマ』グループ討論の手引き
読んだ人のクチコミ・なぜ大企業がイノベーションを生み出せないのか?という疑問が解消されました。いかにして現在もっている技術を捨てていくか?というのが中長期で繁栄し続けるためには必要なのだと理解しました
・某企業で役員をしており、新興企業の脅威がでてきたので再読。以前は理解できなかった部分を理解できた。何度も読むことで理解が深まるタイプの本です
・顧客の意見に耳を傾けて既存事業を改善する持続的イノベーションだけではいずれ新技術に駆逐されてしまう。破壊的イノベーションを生み出したい

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10位:マイケル・ポーターの競争戦略

競争戦略といえばマイケル・ポーター氏ですが、戦略が学べるおすすめ本ランキングの10位にランクインしたのが「マイケル・ポーターの競争戦略」です。

本書はポーターの競争戦略のエッセンシャル版として要点を抽出してシンプルかつ十分に学ぶことができる良書です。競争優位、ファイブフォース分析、バリューチェーン差別化、など競争戦略を検討する上で必要な理論を事例を交えて解説してくれています。模倣されてしまう事業や、価格競争に巻き込まれて低利益・赤字にならざるを得ない事業を防ぐにはどうすればよいか?なぜ競争優位を築けている会社とそうでない会社の違いは何か?など読みながら事業や戦略について深く考えさせられる本でした。

本家の書籍は非常に分厚くて難しいので、ポイントを抑えて実践に早く活かしたい人にぜひおすすめしたい一冊です。

▼書籍概要

書籍名マイケル・ポーターの競争戦略
対象者事業戦略・競争戦略を立てたい方
ひとこと説明ポーターの競争戦略の要点をまとめて学ぶことができる良書
著者ジョアン・マグレッタ、マイケル・ポーター、櫻井 祐子 (翻訳)
発売日2012/9/21
ページ数318ページ
出版社早川書房
中身(目次)第1部 競争と戦略
第1章 五つの競争要因
第2章 戦略とは何か?
第3章 情報技術がもたらす競争優位
第4章 戦略とインターネット
第5章 競争戦略から企業戦略へ

第2部 戦略・フィランソロピー・企業の社会的責任
第6章 フィランソロピーの新しい課題
第7章 競争優位のフィランソロピー
第8章 戦略と社会問題 ── 競争優位とCSR

第3部 戦略とリーダーシップ
第9章 新任CEOを驚かせる七つの事実
読んだ人のクチコミ・ポーター本人の著書ではないが、ポーターの競争戦略がよくまとまっており読みやすかった。これをキッカケに本家にもチャレンジしたい
・競争優位を持っている企業の要素が解説されており、投資目線でも非常に有用な本だと思います
・戦略や競争優位についての内容は濃くて、ビジネスの現場ですぐ活用できる内容で素晴らしかったです。翻訳が読みづらいのが勿体ない!

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11位:イノベーションの競争戦略―優れたイノベーターは0→1か? 横取りか?

戦略が学べるおすすめ本ランキングの次に紹介する書籍は「イノベーションの競争戦略―優れたイノベーターは0→1か? 横取りか?」です。著者は『仮説思考』や『論点志向』などの名著・ロングセラー本を執筆した経営学者・コンサルタントであり元・BCG日本代表だった内田 和成氏です。

本書はイノベーションの本質は「これまでに無い価値を持つ新しい製品やサービスを日常に”浸透させること”(=行動変容)」と定義して、それこそがイノベーションを起こすカギであると主張しています。「イノベーションはいかに顧客の行動変容をさせるかの競争である」という主張は非常に鋭くて刺さりました。最近の事例としてはコロナ禍でイノベーターになったzoomについて深堀りがされていたり、クックパッドを駆逐しつつある動画レシピサイト(クラシル、デリッシュキッチンなど)、フリマアプリとして後発のメルカリがなぜ先行者のフリルを追い越せたのか?など、発売年が2022年の書籍であるからこそ最新の事例を元にイノベーションや事業戦略について解説してくれています。また、成功事例だけではなく、GoogleGlassやセカンドライフ、Quick1など話題になったものの行動変容まで至らなかった事例について深堀りもされており、イノベーションや競争戦略を学びたい人にとって超おすすめの良書です。

▼書籍概要

書籍名イノベーションの競争戦略―優れたイノベーターは0→1か? 横取りか?
対象者競争戦略・事業戦略に関わる方、ストラテジスト
ひとこと説明最近の事例が掲載されておりその考察とセットで読むことで戦略への理解が一段と深まる良書
著者内田 和成
発売日2022/4/8
ページ数263ページ
出版社東洋経済新報社
中身(目次)序章 イノベーションを問う
第1章 競争戦略としてのイノベーション
第2章 イノベーションのトライアングル
第3章 イノベーションのストリーム
第4章 逆転のイノベーション
第5章 連続するイノベーション
第6章 イノベーション成功への提言
読んだ人のクチコミ・メルカリ、zoom、クラシルなど、最新のネット企業がなぜ伸びているのか?その裏で負けた企業はなぜ負けたのか?事例の深堀りが非常に面白かった
・顧客やユーザーの行動変容が伴ってこそのイノベーションであるというのはたしかにそうだなと思いました
・既存事業をいかに伸ばすか?を考えたくて手に取りました。これは弊社のマネージャー陣にもぜひ読んで欲しい名著

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12位:世界一やさしいイラスト図解版! ランチェスターNo.1理論

ランチェスター戦略という言葉を聞いたことはありますか?戦略立案する上で必須の考え方であるランチェスター戦略が学べるおすすめ書籍がこの「世界一やさしいイラスト図解版! ランチェスターNo.1理論」です。

ランチェスター戦略とは、企業が市場で競争する際の戦略を市場シェアや影響力を元に数学的にモデル化したもので、特に弱者が強者に打ち勝つための方法論や原理原則のことを指します。小難しいランチェスター戦略について、本書ではイラスト図解を元にとてもわかりやすく解説してくれています。「差別化・一点集中でNO1になる必要がある」というのは先に紹介した『戦略プロフェッショナル』で語られている内容とも通ずる部分があります。

この本では、①差別化(他社がやらないこと・できないことをやる)、②一点集中(やることを絞る、やらないことを決める)、③No1を取る(市場を小さく分割して一位を取れる分野に乗り込む)という3つのポイントによって弱者が強者に勝っていく方法について学ぶことができます。経営戦略、事業戦略などの立案・検討に関わっているコンサルタント、経営企画、ビジネス企画などの方にぜひ読んで欲しい一冊です。

▼書籍概要

書籍名世界一やさしいイラスト図解版! ランチェスターNo.1理論
対象者ベンチャーやスタートアップ、中小企業における戦略立案をする方
ひとこと説明ランチェスター戦略を完結かつ明快に解説してくれた書籍。200ページ以下なので読みやすい!
著者坂上 仁志
発売日2012/7/21
ページ数176ページ
出版社ダイヤモンド社
中身(目次)PART1 ランチェスター戦略を理解する14の原則
PART2 あなたの仕事に活かす! ランチェスター戦略・基礎編33の原則
PART3 あなたの仕事にもっと活かす! ランチェスター戦略・応用編33の原則
読んだ人のクチコミ・差別化、一点集中、No1を取る、という重要な3テーマを理解できました。おすすめしてくれた上司に感謝
・ランチェスター戦略について気軽に学ぶことができます。薄いので読みやすいです
・前に別のランチェスター戦略本を読みましたが難しくて挫折しました。本書はイラスト図解を用いて丁寧に解説してくれるので、その本質が理解できました

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13位:ハーバード・ビジネス・レビュー ストラテジー論文ベスト10 戦略の教科書

ハーバード・ビジネス・レビューから戦略が学べるおすすめ本がランクインしました。「ハーバード・ビジネス・レビュー ストラテジー論文ベスト10 戦略の教科書」です。

本書はマイケル・ポーター、クリステンセン、ジェームズ・コリンズなど戦略家による戦略論を一冊にまとめあげたまさに「戦略の教科書」といえる書籍です。ファイブフォース、ビジョナリー・カンパニー、ブルーオーシャン戦略、バランススコアカード、RAPIDモデルなど戦略分野で有名な理論のポイントが1冊でまるっと理解できます。

▼書籍概要

書籍名ハーバード・ビジネス・レビュー ストラテジー論文ベスト10 戦略の教科書
対象者事業戦略・経営戦略を策定する方
ひとこと説明すべてのビジネスリーダーが抑えておきたい10個の経営戦略・競争戦略論が1冊にまとまった戦略の教科書
著者ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
発売日2019/9/12
ページ数360ページ
出版社ダイヤモンド社
中身(目次)第1章 戦略の本質
第2章 5つの競争要因
第3章 ビジョナリー・カンパニーへの道
第4章 ビジネスモデル・イノベーションの原則
第5章 ブルー・オーシャン戦略
第6章 戦略実行力の本質
第7章 ストラテジック・プリンシプル
第8章 戦略と業績を乖離させない7つの法則
第9章 バランス・スコアカードによる戦略的マネ第10章 意思決定のRAPIDモデル
読んだ人のクチコミ・1冊ずつ読むと膨大な量でも、この本は要点を絞ってくれているのでサクッと読めるし理解しやすかった
・この一冊で主要な戦略論について学ぶことができるのでおすすめ。特に若手でまだ知識が薄いメンバーに読んで欲しい

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14位:ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則

こちらも戦略書としてロングセラーかつベストセラーである「ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則」です。本書も長年読みつがれているロングセラー経営書で名著なのでご存知の方も多いと思います。自分も学生時代に教授に薦められて読みました。

本書は時代を超えて存続し続けている偉大な企業18社(ディズニー、ソニー、ウォルマート、3M、P&G、フィリップ・モリスなど現代でも有力企業ばかり・・!)を選んで、設立以来の歴史やライバル企業を徹底的に調査してみつかった「基本理念を維持し、進歩を促すこと」が永続の源泉であると発見し、それについて徹底深堀りする書籍です。成功は綿密な計画よりも、偶然や試行錯誤によってもたらされる、社内に良い意味で不安感を生み出す、など非常に参考になる考え方が満載の名著オブ名著です。

▼書籍概要

書籍名ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則
対象者企業戦略・経営戦略に携わる方
ひとこと説明時代を超えて読みつがれる経営の名著
著者ジム・コリンズ、山岡洋一 (翻訳)
発売日1995/9/26
ページ数475ページ
出版社日経BP社
中身(目次)第1章 最高のなかの最高
第2章 時を告げるのではなく、時計をつくる
第3章 利益を超えて
第4章 基本理念を維持し、進歩を促す
第5章 社運を賭けた大胆な目標
第6章 カルトのような文化
第7章 大量のものを試して、うまくいったものを残す
第8章 生え抜きの経営陣
第9章 決して満足しない
第10章 はじまりの終わり
読んだ人のクチコミ・経営者がこぞって読むべきと紹介する理由がわかりました。この本はまじで読むべき一冊
・経営者でなくても、ビジネス企画や事業開発に関わっている人はぜひ読んで欲しい
・本書で採用されている企業は今でも有力な企業であり、今読むからこそさらにこの理論の普遍性を教えてくれます

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15位:ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則」も戦略が学べるおすすめ本ランキングとしてご紹介します!本書は先程のビジョナリー・カンパニーの続編です。ジレット、フィリップ・モリス、キンバリー・クラーク、ウェルズ・ファーゴ等の飛躍を遂げた11社を徹底的に調査・分析することで、「飛躍した企業に共通する法則」を導き出しました。

自分は本書の影響を受けて、「どこに進むか(目標)は先に決めるのではなく、まず乗組員(優秀な人材)を選んでから、行き先を決める」という考え方になりました。また、「自社が世界一になれる部分を見極めてそこに注力する」という考え方も戦略として非常に重要なポイントであるということを理解できました。ビジョナリー・カンパニーシリーズで最も好きな一冊です。

▼書籍概要

書籍名ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則
対象者企業戦略・経営戦略に携わる方
ひとこと説明時代を超えて読みつがれる名著の続編。飛躍する企業の共通点が分かる
著者ジム・コリンズ、山岡洋一 (翻訳)
発売日2001/12/18
ページ数ページ
出版社日経BP
中身(目次)第1章 時代を超えた成功の法則―良好は偉大の敵
第2章 野心は会社のために―第五水準のリーダーシップ
第3章 だれをバスに乗せるか―最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
第4章 最後にはかならず勝つ―厳しい現実を直視する
第5章 単純明快な戦略―針鼠の概念
第6章 人ではなく、システムを管理する―規律の文化
第7章 新技術にふりまわされない―促進剤としての技術
第8章 劇的な転換はゆっくり進む―弾み車と悪循環
第9章 ビジョナリー・カンパニーへの道
読んだ人のクチコミ・ビジョナリー・カンパニーシリーズはどれも名著だけど、個人的には2が一番好きです
・GOODではなくEXCELLENT・GREATを目指すことが事業や会社を成長させるには大事である
・様々な企業や事業の事例が豊富に掲載されているので、イメージが湧きやすいです。徹底的な調査と分析に基づいて主張がされているので納得感もしっかりあります

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16位:戦略サファリ 第2版 -戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック

戦略分野で実務経験豊富な方やMBA卒業生などに指示されている「戦略サファリ 第2版 -戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック」も戦略が学べるおすすめ本ランキングに入れさせていただきました。

本書は戦略実現の視点から戦略論を10個に分類(デザイン、プランニング、ポジショニング、アントレプレナー、コグニティブ、ラーニング、パワー、カルチャー、エンバイロメント、コンフィギュレーション)に分類し、それぞれの特徴や成り立ち、評価・影響を体系的に解説した戦略分野のガイドブック的一冊です。本書は「戦略」について非常に体系的に書かれているので、全体観を掴みたい人や経営学の歴史などを知りたい人におすすめ。すぐにビジネスの現場に活かせる感じではないですが、現在世の中に溢れている戦略論やフレームワーク/ツールなどの歴史を学べるので、深みを出せること間違いナシです。

▼書籍概要

書籍名戦略サファリ 第2版 -戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック
対象者経営戦略、フレームワークなどを体系的に学びたい人
ひとこと説明戦略を10分類で体系的に学ぶことができる書籍。理論的。
著者ヘンリー ミンツバーグ、ブルース アルストランド、ジョセフ ランペル、齋藤 嘉則 (翻訳)
発売日2012/12/21
ページ数488ページ
出版社東洋経済新報社
中身(目次)第1章  サファリ・ツアーのねらいと構成
[さあ皆さん、戦略マネジメントという獣の登場です!]
第2章 デザイン・スクール
[コンセプト構想プロセスとしての戦略形成]
第3章 プランニング・スクール
[形式的策定プロセスとしての戦略形成]
第4章 ポジショニング・スクール
[分析プロセスとしての戦略形成]
第5章 アントレプレナー・スクール
[ビジョン創造プロセスとしての戦略形成]
第6章 コグニティブ・スクール
[認知プロセスとしての戦略形成]
第7章 ラーニング・スクール
[創発的学習プロセスとしての戦略形成]
第8章 パワー・スクール
[交渉プロセスとしての戦略形成]
第9章 カルチャー・スクール
[集合的プロセスとしての戦略形成]
第10章 エンバイロメント・スクール
[環境への反応プロセスとしての戦略形成]
第11章 コンフィギュレーション・スクール
[変革プロセスとしての戦略形成]
第12章 新たなるパースペクティブ
[皆さん、ちょっと待って。まだ獣全体に出会ったわけではないのだから。]
読んだ人のクチコミ・戦略論を体系的に学びたくて読みました。非常に分厚いのでじっくり腰を据えて読みたい一冊。
・SWOT分析、アンゾフの企業戦略論、ポーターの競争戦略、ビジョナリー・カンパニー、学習する組織、コア・コンピタンス、ジョイントベンチャー、アジャイル開発、リエンジニアリング、など幅広い戦略論やフォーマットに触れられている
・MBAのテキストとして読みました。かなり分厚いですがこういう理論は好きなので楽しく飽きずに読めた

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17位:新版 ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則

ランチェスター戦略について学びたい人にぜひ読んで欲しい一冊が「新版 ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則 小さくても儲かる会社になる「勝ち方」」です。

先ほど図解のランチェスター戦略について紹介しましたが、本書は弱者が強者に勝つための戦略理論体系であるランチェスター戦略について、50以上もの豊富な事例を通じてポイントを解説してくれる良書です。中田敦彦氏のYoutube大学でも取り上げられている有名な書籍。ロングセラー本を改定した必読書です。

▼書籍概要

書籍名新版 ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則 小さくても儲かる会社になる「勝ち方」
対象者事業戦略・企業戦略に携わる方、中小企業やベンチャー・スタートアップの方
ひとこと説明ランチェスター戦略について50以上の事例を通じて理解を深められる良書
著者福永 雅文
発売日2018/3/29
ページ数288ページ
出版社日本実業出版社
中身(目次)プロローグ ランチェスター戦略の実戦者たち
第1章 弱者逆転の原理原則
第2章 よみがえる常勝の原理「ランチェスター法則」
第3章 弱者逆転の極意「弱者の戦略vs強者の戦略」
第4章 ビジネス戦国時代の勢力図「市場占有率」
第5章 戦略の奥義 ランチェスター戦略の三つの結論
第6章 ランチェスター戦略はこう立案し、実戦する
エピローグ “本物”の勝利を得るために
読んだ人のクチコミ・ランチェスター戦略とは何か?そのポイントは?などがしっかり事例を通して理解できます
・読書した本を紹介する勉強会で知り、気になって読みました。弱者が取るべき戦略についてよく理解できました
・我が社の企画部に所属する若手は威勢はいいのだけど、すぐに強者の戦略を取りたがる。そんな彼にどう言えば納得してくれるのか?キッカケを掴みたくて手に取りました。この内容をちょっとずつ説明して徐々に理解してもらおうと思います

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18位:[新版]ブルー・オーシャン戦略

ランチェスター戦略に並んで有名な戦略であるブルーオーシャン戦略について説明している名著が「[新版]ブルー・オーシャン戦略」です。戦略が学べるおすすめ本ランキングにふさわしい一冊。

差別化戦略、ニッチ戦略ともまた違った考え方であるブルーオーシャン戦略についてよくまとまっている一冊です。いかにしてブルーオーシャン市場を作るのか。実際にブルーオーシャン領域で事業を営んでいる会社はどのようにして実現できたのか。どうして真似されないのか。常にレッドオーシャンで闘い続けて疲弊した会社・事業から脱却したいのであれば一読の価値あり。

ブルー・オーシャン戦略は、競争の激しい市場(レッド・オーシャン)ではなく、未開拓の市場やニーズが存在する市場(ブルー・オーシャン)を見つけ、その領域で競争を行う戦略のことです。

この戦略の考え方は、競争が激しい市場ではなく、新しい市場や需要がまだ満たされていない市場を見つけることで、競争を回避することができるという点にあります。ブルー・オーシャン戦略を実践する企業は、従来の業界の枠組みにとらわれず、新たな市場を切り開くためのイノベーションや戦略を展開します。

ブルー・オーシャン戦略を実践する企業は、市場を拡大し、競争力を強化することができる一方で、競合他社とは異なる価値提供やニーズの満たし方を見つけることが求められます。そのため、市場調査や顧客のニーズを把握することが非常に重要です。

ブルー・オーシャン戦略は、企業が市場を創造し、業界を変革することを目指す際の有力な戦略の一つです。従来の競争によって疲れ果てた市場ではなく、新たな市場を見つけ、それをリードすることで、企業は成長し、競争優位を築くことができます。

Chat-GPTにブルーオーシャン戦略について聞いてみた

▼書籍概要

書籍名[新版]ブルー・オーシャン戦略
対象者企業戦略・事業戦略に携わる方
ひとこと説明ブルーオーシャン戦略の基本やブルーオーシャン戦うためにはどうすれば良いのか?がわかる一冊
著者W・チャン・キム、レネ・モボルニュ、入山 章栄 (翻訳), 有賀 裕子 (翻訳)
発売日2015/9/4
ページ数376ページ
出版社ダイヤモンド社
中身(目次)第1章 ブルー・オーシャン戦略を生み出す
第2章 分析のためのツールとフレームワーク
第3章 市場の境界を引き直す
第4章 細かい数字は忘れ、森を見る
第5章 新たな需要を掘り起こす
第6章 正しい順序で戦略を考える
第7章 組織面のハードルを乗り越える
第8章 実行を見据えて戦略を立てる
第9章 価値、利益、人材についての提案を整合させる
第10章 ブルー・オーシャン戦略を刷新する
第11章 レッド・オーシャンの罠を避ける
読んだ人のクチコミ・ブルーオーシャン戦略とはつまり、新市場開拓のことなのだなと理解した。競合がいない=新しい市場ということ
・競争優位や差別化とはまた違った概念なのですね。有名な戦略用語ですが、やっとその意味を理解することができた
・理論だけではなく、いかにフレームワークを活用して戦略を実現していくのか、企業の事例にも触れられている点が良い

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19位:事業戦略策定ガイドブック

戦略系のおすすめ本ランキングの次に紹介するのは「事業戦略策定ガイドブック」です。本書は戦略の中でも根幹を占める「事業戦略」を作成するためのガイドブックで、首都大学東京ビジネススクールの人気授業を書籍化したものとなります。ビジネススクールの講座が元となっているだけあって、「教科書」的な内容であり事業戦略作成の「基本」が詰まっている良書です。

構成は一般的ですが、事業の方向定義のための環境分析、アイデア検討、コンセプトの作成と評価などが第一部です。第二部では市場戦略として差別化戦略の策定、状況別の差別化戦略、第三部では競争戦略の作成。第四部、第五部ではマネタイズモデルなどの利益モデルの検討、ビジネスシステムの設計など、第一部〜第五部までで事業戦略を作成できるプロセスになっています。アウトプットしながら学んでいけるのでまさにガイドブックとして威力を発揮してくれる一冊。

▼書籍概要

書籍名事業戦略策定ガイドブック
発売日2016/7/5
著者坂本雅明
ページ数319ページ
出版社同文舘出版
本の概要・おすすめポイント本書は戦略の中でも根幹を占める「事業戦略」を作成するためのガイドブックで、首都大学東京ビジネススクールの人気授業を書籍化。まさにガイドブックとして、段階を踏んで事業戦略を作成していける構成です。
中身(目次)第1部 事業の方向
第2部 市場戦略
第3部 競争・協調戦略
第4部 利益モデル
第5部 ビジネスシステム
読んだ人のクチコミ・まさに事業戦略の教科書です。基本を学びたい初心者にはぜひおすすめしたい
・体系的に事業戦略立案を学びたい人におすすめ。例えばコンサルタントやコンサル志望の人は本書の内容ぐらいは抑えておきたいですね
・経営書や戦略論の深い部分も知っている人には物足りないと思う。ただ、初めて事業戦略を考える人やこれから入門したい人には凄く役に立つのではないか

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20位:ハーバード・ビジネス・レビュー意思決定論文ベスト10 意思決定の教科書

戦略立案に関わるストラテジストにとって切っても切り離せないのが意思決定です。本書「ハーバード・ビジネス・レビュー意思決定論文ベスト10 意思決定の教科書」はそんな意思決定についてまとまった良書です。個人や組織に限らずビジネスで成功するためには的確な意思決定ができなければならず、本書を読むことで科学的な方法論(どのようなプロセス・方法で意思決定をすれば良い意思決定ができるようになるか?など)を学ぶことができます。戦略を立てる人はぜひ読んで欲しい一冊です。

▼書籍概要

書籍名ハーバード・ビジネス・レビュー意思決定論文ベスト10 意思決定の教科書
対象者意思決定に携わっている方
ひとこと説明戦略立案するときに不可欠な「意思決定」についてまとめた良書
著者ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
発売日2019/3/28
ページ数ページ
出版社ダイヤモンド社
中身(目次)第1章 意思決定をゆがめる心理的な落とし穴
第2章 意思決定の行動経済学
第3章 ニアミス:隠れた災いの種
第4章 対話が組織の実行力を高める
第5章 プロセス重視の意思決定マネジメント
第6章 意思決定のRAPIDモデル
第7章 道徳家ほどおのれの偏見に気づかない
第8章 意思決定プロセスのカイゼン
第9章 脳科学が解明する意思決定リスク
第10章 戦略立案と意思決定の断絶
読んだ人のクチコミ・正しい意思決定をするためにはどういうプロセスで何が必要なのか?よく理解できた
・意思決定の質をあげる方法を知りたくて読みました。本書の内容を踏まえて現場で活用してみたい
・対立意見はどうしてもでてくるが、それ自体も良い意思決定をするために必要不可欠な材料だとわかり、ポジティブに議論しようと思えるようになりました

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21位:マンガでやさしくわかる事業戦略

戦略関連書には重厚・難解なものが多いですが、マンガ形式でわかりやすく事業戦略を勉強したい人には「マンガでやさしくわかる事業戦略」がおすすめです。専門用語も多くて難しい事業戦略について基礎から戦略立案、実行までをマンガでわかりやすく学ぶことができるようになります。マンガなのでストーリー形式で事例をイメージしながら学べる点と、解説パートがありしっかり深く学べる構成になっているのもおすすめ。

▼書籍概要

書籍名マンガでやさしくわかる事業戦略
対象者事業戦略に携わる方、戦略立案の初心者・入門者
ひとこと説明事業戦略立案についてマンガでわかりやすく学びたい人におすすめ
著者鬼頭 孝幸、山邉 圭介、円茂 竹縄 (イラスト)
発売日2014/6/28
ページ数280ページ
出版社日本能率協会マネジメントセンター
中身(目次)Prologue 戦略って?
Part1  現状を分析する
Part2  戦略オプションを作る
Part3  戦略オプションを評価する・絞り込む
Part4  計画とアクションに落とし込む
読んだ人のクチコミ・マンガで学べるシリーズは非常に重宝しています。難しい事業戦略についても、マンガとストーリーを通じて「あ、こうやって考えていけば良いんだ!」とイメージができる点が嬉しい
・SWOT分析などの戦略立案フレームワークにも触れられており、実際にどのように使うのかイメージができた
・どういった考え方で商品や事業の戦略を立てていけばよいのか?現状分析の方法、優位性について、経営資源の配分方法、強みや弱みについて、施策の評価、優先順位付けのポイント、などいろいろな面でとても参考になった

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22位:世界一シンプルな「戦略」の本

こちらはマンガではありませんが新書で読みやすい「<新版>世界一シンプルな「戦略」の本」です。ビジネスの現場で使い回されている「戦略」という言葉について、正しく理解できている人は少ないです。本書では「戦略=目的+手段」というシンプルな組み合わせと定義して、まずは目的から考えていくことが重要と説かれています。また、どのような手順で戦略立案をしていくのか?図解を多用して分かりやすく解説してくれます。「戦略思考」や「論理思考」などの本質的な部分をしっかり学びたい人におすすめの一冊。

※論理思考について学びたい人は「ロジカルシンキング・論理的思考力のおすすめ本・書籍ランキング」もおすすめです^^

▼書籍概要

書籍名<新版>世界一シンプルな「戦略」の本
対象者「戦略」に幅広く関わる方、初心者・入門者
ひとこと説明戦略を非常にシンプルな構造で解き明かした本。新書なので読みやすい
著者長沢 朋哉
発売日2013/7/18
ページ数222ページ
出版社PHP研究所
中身(目次)第1章 戦略的であるために(戦略とは何か?(1)目的+手段
「戦略の階層性」について
戦略とは何か?(2)選択と集中
「戦略的である」とはどういうことか? ほか)
第2章 論理的であるために(「論理的である」とはどういうことか?;「論理的である」ためのコツ(1)接続詞を意識する
「論理的である」ためのコツ(2)逆から考える
「タテの論理」と「ヨコの論理」 ほか)
第3章 まとめにかえて
読んだ人のクチコミ・図解を用いて戦略の構造、戦略の立て方、ポイントを学ぶことができた。薄めなので読みやすいです
・戦略思考や論理思考に興味がある人は一度読んで欲しい
・戦略という概念を具体的に解説してくれています。実用するイメージもよく湧きました

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23位:解像度を上げる

戦略が学べるおすすめ本ランキングとして「解像度を上げる」もご紹介します!「解像度」という言葉はビジネスの場で使われる機会が増えてきました。ふわっとしていて抽象的、ぼんやりしている、具体性がない、などのときに「解像度が低い(粗い)」などと言い、考えや説明が明晰で具体的、シャープなときに「解像度が高い」などと言います。

本書では、そういった思考を明晰にするための方法について非常に解像度高く、具体的に解説してくれています!事業開発やプロダクトマネジメントに取り組む上でも非常に重要なポイントとなっており、ぜひ読んでみてください。Youtubeで著者による「解像度を高める」という動画もでているので、そちらも参照ください^^

▼書籍概要

書籍名解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法
発売日519ページ
著者馬田隆明
ページ数2022/11/19
出版社英治出版
本の概要・おすすめポイント「ふわっとしている・既視感がある・ピンとこない」など言われたときは解像度が粗い可能性があります。解像度が高い人、低い人はどういう特徴があるのか?どのようにすれば解像度を高めることができるのか?深さ、広さ、構造、時間の4つの視点から解像度を高める方法を解説していきます
中身(目次)第1章 解像度を上げる4つの視点
第2章 あなたの今の解像度を診断しよう
第3章 型を意識しながら、まず行動からはじめて、粘り強く取り組み続ける
第4章 課題の解像度を上げる―「深さ」
第5章 課題の解像度を上げる―「広さ」「構造」「時間」
第6章 解決策の解像度を上げる―「広さ」「構造」「時間」
第7章 実験して検証する
第8章 未来の解像度を上げる
読んだ人のクチコミ・解像度が高いとはどういう状態なのか?解像度という言葉そのものの解像度を高めて、その上で事業の解像度を高める方法まで深く理解できる良書です
・深さ、広さ、構造、時間、を駆使して解像度を高めるためのノウハウが詰まっています。ベストセラーに近い売れ行きなのが納得です
・馬田さんのスライドで入門した者です。より詳細に学びたいので書籍を読みましたら正解でした!スライドの内容をより解像度高く理解することができました
・新規事業や新規プロダクトを創るときにも解像度を高めることが非常に重要だとわかりました

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24位:ファスト&スロー(上)

意思決定について学ぶときにおすすめの本「ファスト&スロー(上)」も戦略が学べるおすすめ本ランキングで取り上げさせてください。本書はダニエル・カーネマンが著書で、経済学や行動経済学の観点から、人々が意思決定を行う際の思考プロセスやその影響に焦点を当てている書籍です。

タイトルになっているファスト&スローはそれぞれの思考を指しており、「ファスト」とは人々が即座に判断を下す直感的な思考(例:緊急時の対応、日常的な意思決定、タイムリーな意思決定など)を指し、「スロー」とはより深く考え、情報を分析し、論理的な判断を下す思考プロセス(例:人生やビジネスの重要な意思決定、複雑な問題解決、クリエイティブな思考、中長期の意思決定など)を指します。

本書はそれらファストな思考、スローな思考を効果的に使って、よい意思決定をしていくための方法を学ぶことができます。非常に良書!

▼書籍概要

書籍名ファスト&スロー(上)
対象者企業で意思決定に携わる立場の方
ひとこと説明ファストな思考、スローな思考を効果的に使って、よい意思決定をしていくための方法を学べる書籍
著者ダニエル・カーネマン、友野典男、村井 章子 (翻訳)
発売日2012/11/22
ページ数370ページ
出版社早川書房
中身(目次)第1部 二つのシステム(登場するキャラクター;注意と努力;怠け者のコントローラー ほか)
第2部 ヒューリスティクスとバイアス(少数の法則;アンカー;利用可能性ヒューリスティック ほか)
第3部 自信過剰(わかったつもり;妥当性の錯覚;直感対アルゴリズム)
読んだ人のクチコミ・ファストな思考、スローな思考の特徴とどのように向き合えばよいかがよくわかりました
・読み返すたびに新たな気づきを与えてくれる意思決定に関するベストセラー&ロングセラー
・2つの思考をうまく使えるようになりたいと切実に感じた

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25位:事業戦略実践ガイドブック

戦略が学べるおすすめ本の次に紹介するのが「事業戦略実践ガイドブック」です。

本書は価値の創造と利益の獲得の2つを軸に、3Cのフレームワークに沿って豊富な事例とセットで解説してくれます。例えば、楽天の通信キャリア参入、テスラとトヨタの攻防、ソニーのaibo復活など、具体的な企業の事例が掲載されており、非常に読んでいて面白い内容です。本書は先に紹介した事業戦略策定ガイドブックと合わせて読んで欲しい一冊です。

▼書籍概要

書籍名事業戦略実践ガイドブック
対象者事業戦略立案に携わる方
ひとこと説明実際の企業の事例を元に事業戦略の実践について解説してくれている良書です。
著者坂本 雅明
発売日2021/1/26
ページ数184ページ
出版社同文舘出版
中身(目次)序章 本書の狙いと構成
第1部 顧客価値の創造
第1章 市場機会の探索
第2章 顧客価値と顧客満足
第3章 価値選択による差別化
第4章 引き算による顧客価値の明瞭化
第5章 低コストによる優位性
第2部 競合企業との利益の奪い合い
第6章 業界内における競争
第7章 新規参入企業との攻防
第8章 川上・川下企業との競争
第9章 競争と協調
第3部 経営資源の活用
第10章 経営資源の活用方法
第11章 経営資源の獲得
終章 経営資源共有による価値創造と利益獲得
読んだ人のクチコミ・理論を学ぶだけではなく、実際の企業・事業の実例が豊富に盛り込まれており初心者のワタシには非常に参考になりました
・なんちゃって事業戦略を立案することなら誰でもできそうだけど、実際に実践されている戦略事例が載っている点が秀逸です
・経営企画で戦略立案に関わっています。本書に載っている事例が非常に勉強になりました!

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26位:事業戦略のレシピ

戦略立案・戦略策定におすすめしたい書籍で次に紹介したいのが「事業戦略のレシピ」です。本書は初心者向けに事業戦略の作り方を解説してくれている入門書です。書籍の中ではカゴメ、BMW、プラザスタイル、レクサスなどの有名企業・商品の事例を交えてイメージしやすいように解説してくれています。

▼書籍概要

書籍名事業戦略のレシピ
対象者事業戦略立案に携わる方
ひとこと説明初心者向けに事業戦略の作り方を解説してくれる良質な入門書
著者鬼頭 孝幸、山邉 圭介、朝来野 晃茂、遠藤 功 (監修, 読み手)
発売日2008/5/7
ページ数264ページ
出版社日本能率協会マネジメントセンター
中身(目次)オープニング「戦略」とは何か
第1章 戦略を作る前に
第2章 戦略策定ステップ1 現状分析
第3章 戦略策定ステップ2 戦略オプション策定
第4章 戦略策定ステップ3 オプション評価・絞込み
第5章 戦略策定ステップ4 計画・アクションへの落とし込み
第6章 確実に「実行」するために
読んだ人のクチコミ・将来管理職、上層部になりたいなら若いうちからこういう本を読んでおくのが重要なのだと思いました
・事例、ケーススタディがたくさん載っているのでイメージがしやすいです
・数あるフレームワークを「どう使うか」がよくわかりました

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さいごに

以上、「「戦略」を学びたい人におすすめ本ランキング!良書・名著を厳選」という記事でたくさんの戦略書をご紹介しましたがいかがでしたか?

数が多いですが、まずは興味を持った書籍を手にとって見てください。

参考になった方はシェアやブックマークなど、ぜひお願いいたします!

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