新規事業立ち上げのおすすめ本ランキング!現役コンサルタントが厳選

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とある東証一部上場企業(現/東証プライム)でマネージャーをしている若狭です。今回は新規事業立ち上げのおすすめ本ランキングを紹介していきます!

私自身もこれまでのキャリアで複数回に渡って新規事業・新規サービス立ち上げに携わっています(当然失敗した事業もあれば、今でも成長し続けている事業もあります)し、実はそれらの経験が買われて新規事業に特化したコンサルティング会社からオファーも頂いて入社を検討したこともあります。

今回は私だけではなく現役の新規事業コンサルタントの知人と一緒におすすめ本をランキング形式でまとめました!ぜひ、気になった書籍があれば読んでみてください。

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新規事業立ち上げを学べるおすすめ本ランキング

では早速、新規事業立ち上げを学べるおすすめの本・書籍ランキングを一冊ずつ順にご紹介します!新規事業とっても領域がとても広いです。ある程度網羅的にノウハウ紹介されている本を上位に掲載しつつ、戦略立案や事業計画に関する良書・名著も取り入れています。

割と網羅的に良い書籍をカバーできているのではと思います。実際に現役の新規事業立ち上げコンサルタントとしてバリバリ活躍されている方の推薦図書なので、どれもおすすめ本ですよ^^

1位:新規事業の実践論

新規事業のおすすめ本ランキングの第一位は「新規事業の実践論 (NewsPicksパブリッシング)」です。本書はリクルートで新規事業立ち上げ室長を務めたのち、大手中堅企業向けの新規事業支援を専門にする会社を起業した麻生要一氏による新規事業立ち上げの手引書です。

  • 日本人は起業よりも社内起業(新規事業)こそが最も向いている
  • リクルートは新規事業立ち上げが上手いというよりは大規模な投資に裏付けされるチャレンジ数が多いだけ
  • 立ち上げ時の人数は3人まで、4人を超えるとコミュニケーションコストが掛かり機能しない
  • 検証可能な事業仮説を構築することが最初の入り口
  • 顧客のところへ300回会いに行け
  • リリース直後のマーケティングはご法度

など、新規事業立ち上げの圧倒的な経験を誇る著者だからこそ伝えられるノウハウが詰まっています。

▼書籍概要

書籍名新規事業の実践論 (NewsPicksパブリッシング)
発売日2019/12/4
著者麻生要一
ページ数249ページ
出版社ニューズピックス
本の概要・おすすめポイントリクルートで新規事業立ち上げ室長を務めたのち、大手中堅企業向けの新規事業支援を専門にする会社を起業した麻生要一氏による新規事業立ち上げの手引書。多数の経験を積んでいる著者ならではの観点で、新規事業立ち上げの極意を学ぶことができます。
中身(目次)第1章 日本人に起業より「社内起業」が向いている理由
第2章 「社内起業家へ」と覚醒するWILL(意志)のつくり方
第3章 最初にして最大の課題「創業メンバーの選び方」
第4章 立ち上げ前に必ず知るべき新規事業「6つのステージ」
第5章 新規事業のつくり方(Entry期~MVP期)
第6章 新規事業のつくり方(SEED期)
第7章 「社内会議という魔物」を攻略する
第8章 経営陣がするべきこと、してはいけないこと
最終章 「社内起業家」として生きるということ
読んだ人のクチコミ・企業の中で新規事業を創るときのバイブル本です。重要な考え方やノウハウが詰まっています。
・新規事業を6ステージに分けて考えるというのが大変参考になりました。これは良書。
・本書を参考にして顧客に何度も会いにいきました。このデータや根拠を元にして社内プレゼンに臨もうと思います。
・実際に中堅企業で新規事業をやっている者です。「これ絶対うまくいかないでしょ笑」などと既存社員から馬鹿にされることが多かったのですが、この本のノウハウを使って絶対に成功させます!どんな会社員でも社内起業家になれるというメッセージが心に刺さりました。

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2位:イノベーションの再現性を高める 新規事業開発マネジメント

新規事業開発のおすすめ本ランキング第二位は「イノベーションの再現性を高める 新規事業開発マネジメント 不確実性をコントロールする戦略・組織・実行」です。本書は複数のコンサルティングファームやDeNAで新規事業立ち上げや事業戦略立案、大企業とのオープンイノベーション責任者などを担当した後に新規事業立ち上げコンサルティング会社を創業した北嶋氏による新規事業開発を体系的にまとめた書籍です。

リーン・スタートアップやデザイン思考などに代表されるスタートアップにおける事業立ち上げアプローチで語られないような内容が含まれている良書です。例えば企業内の事業立ち上げだからこそ重要になってくる「既存事業の資産やノウハウなどのアセット活用」など、大企業や歴史の長い中小企業における新規事業開発を念頭においた内容なので、あまり他では見られない内容を学べます。

▼書籍概要

書籍名イノベーションの再現性を高める 新規事業開発マネジメント 不確実性をコントロールする戦略・組織・実行
発売日2021/9/2
著者北嶋貴朗
ページ数240ページ
出版社日経BP
本の概要・おすすめポイント新規事業立ち上げのスペシャリストによる大企業や歴史の長い中小企業での新規事業開発に焦点を当てた本です。リーンスタートアップやデザイン思考などスタートアップ向けの事業開発ではない要素を学べるのが特徴です。
中身(目次)第1章 なぜ今、新規事業やイノベーションが必要なのか?
第2章 新規事業開発は、なぜうまくいかないのか
第3章 いかにしてビジョンを描き、新規事業開発の方針や戦略を策定するか
第4章 良質な新規事業への挑戦を量産できる組織を作る
第5章 不確実性をコントロールする新規事業開発プロセスとマネジメントとは
第6章 新規事業を構造的にグロースさせるための理論と実行
第7章 先進的企業の「イノベーション・エコシステム」と「インキュベーションの民主化」が創る日本経済の未来
読んだ人のクチコミ・大企業で実際に新規事業開発に取り組んでいますが、本書で書かれている内容は非常に参考になります。もっと早く読みたかった。
・新規事業の実践論も良かったですが、本書も同じぐらい良書です。企業の中でどのように事業立ち上げするのか?がよくイメージできました。
・新規事業を体系的にまとめあげた本。インキュベーション系組織にいる人はぜひ読んでもらいたい。
・「イノベーションを創る」という言葉が社内でよく使われるもののしっくりこなかったのですが、どのようにイノベーションを生み出すのかイメージが湧きました。これから弊社の新規事業でも活用します。

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3位:ゼロからつくるビジネスモデル

新規事業立ち上げのおすすめ本ランキングのお次は「ゼロからつくるビジネスモデル」です。著者である井上 達彦氏は早稲田大学等で教授としてビジネスモデルを10年以上研究している経営学者です。本書ではビジネスモデルの定義、アイデアの発想、検証のポイントなどが書かれておりどのように良いビジネスモデルを構築するかが学べる良書です。

  • ビジネスモデルとはどのように価値を創造し顧客に届けるかを論理的に記述したもの
  • イノベーションとはあるものとあるものを結びつけて新しい形にすること。ゼロから何かを生むわけではない。あくまですでに世の中にあるものの組み合わせでよい
  • 良い模倣と悪い模倣がある。世の中に迷惑をかけない模倣はOK。法律などに触れるのはNG。
  • 「分析・発想・試作・検証」のサイクルを回すことが大切。アジャイル開発やリーンスタートアップのアプローチとも近い思想

▼書籍概要

書籍名ゼロからつくるビジネスモデル
発売日2019/11/29
著者井上 達彦
ページ数546ページ
出版社東洋経済新報社
本の概要・おすすめポイントビジネスモデルを長年研究してきた経営学者によるビジネスモデルの定義や作り方がまとまった良書。図解とともに解説をしてくれており、新規事業立ち上げ時などの実践的なガイドブックとして活用できます。
中身(目次)まえがき
第1部 ビジネスモデルの基本
 第1章 チャンスを見逃すな
 第2章 エジソンは何をした人?
 第3章 ビジネスモデルを学ぶ意義
 第4章 フレームワークとうまく付き合う
 第5章 ビジネスモデルの創造サイクル
第2部 分析から発想への「飛躍」
 第6章 良い模倣と悪い模倣
 第7章 反面教師からの良い学び
 第8章 ビジネスの「当たり前」を疑う
 第9章 未来を予測して発想する
第3部 発想をカタチにして検証
 第10章 肝心なものは描かない
 第11章 美しい経験価値のストーリーをつくる
 第12章 パートナーと「共創する」
 第13章 技術と市場の「運命の出会い」
第4部 ビジネスモデルの発展的学習
 第14章 好循環をつくる
 第15章 創造性の神話を超えて
 第16章 事業創造はサイエンスかアートか
 第17章 ビジネスモデルを学術的に読み解く
付録1 ビジネスモデルの「型」:パターン化の事例集
付録2 発想法のワークショップ
読んだ人のクチコミ・事例が多いため理解が深まります
・ビジネスモデル・キャンバスが有名ですが、それに劣らない新たなフレームワークが提案されています。書籍に書かれているとおり、価値を創造する論理と構造が可視化できるので非常に良いフレームワークだと思います。
・ビジネスモデルの解説だけではなく、アイデアの発想方法やどのように検証するかなど実践的な内容が書かれており参考になりました。
・ビジネスモデルというふわっとした用語の定義をしっかり理解できた。これほどビジネスモデルについて体系的にまとめた本は類を見ない。

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4位:3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」戦略

新規事業立ち上げのおすすめ本の4位は、ドリームインキュベータで執行役員の三宅 孝之氏、島崎崇氏による「3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」戦略 なぜ、御社の新規事業は大きくならないのか?」です。本書は難易度が高いとされている大企業での事業創造・構築について、事業創造のプロであるドリームインキュベータ(戦略コンサルティングやベンチャー投資を中心に、企業の事業創造を支援するコンサルティングファーム)の方法論を体系化したものです。

大きな事業を創るためには大きな社会課題に着目する、自社だけでやらずに複数社で構築する、顧客を引き付ける機能と投資回収する仕掛けをうまく設計する、政府や国家とも連携してルールをつくる、など、大企業向けの事業コンサルを手掛けた人たちだからこそのノウハウが凝縮されています。

事業立ち上げに関わる方はぜひ読んだほうが良い一冊です。凄く良書。

▼書籍概要

書籍名3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」戦略 なぜ、御社の新規事業は大きくならないのか?
発売日2015/5/13
著者三宅 孝之、島崎 崇
ページ数287ページ
出版社PHP研究所
本の概要・おすすめポイント難易度が高いとされている大企業での事業創造・構築について、事業創造のプロであるドリームインキュベータの方法論を体系化したものです。事業立ち上げに関わる方はぜひ読んだほうが良い一冊です。凄く良書。
中身(目次)第1章 なぜ、日本企業は「世界を制する事業」を生み出せなくなったか
第2章 ビジネスプロデュースとは何か
第3章 ビジネスプロデュースはこうして進める
第4章 ビジネスプロデュース・ストーリー―大手ハウスメーカー経営企画室長「中原雄平」の事業創造ドラマ
第5章 ビジネスプロデューサーへの道
読んだ人のクチコミ・自社の視点で事業立ち上げを試みると規模が小さくなりがち。まずは大きな構想をすることが大事で、そのための考え方などのポイントがよくわかりました
・新規事業を構築・創造するときの心がけや仕組みなどを解説した本です。新規事業に携わっている人や携わりたい人はぜひ読んでほしい一冊です。
・とても参考になりました。同じく中小ベンチャーで事業立ち上げをやっている組織のメンバーにも読んでもらいました。

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5位:新規事業を成功させる PMF(プロダクトマーケットフィット)の教科書

新規事業開発のおすすめ本ランキング第5位は「新規事業を成功させる PMF(プロダクトマーケットフィット)の教科書 良い市場を見つけ、ニーズを満たす製品・サービスで勝ち続ける」です。本書はスタートアップ界隈やシリコンバレーなどで超重視される「PMF(プロダクトマーケットフィット)」についてその定義や重要性を解説した上で、そのような道のりでPMFを達成していくのか(道のり)、PMFを達成するための肝(バリュープロポジション)、PMFを達成しやすい組織、どのようにPMFを測定するのか、など、PFMについて徹底的に解説されています。

CPF→PSF→SPF→MPF→GTM→Growthの各フェーズ毎の目標、指標、主な活動を整理したフィットジャーニーが目玉コンテンツかなと思います。これについては本記事でも後にランクインしている起業の科学でも詳細に語られている内容と近しいかなと思いました。また、事例で登場する14社(タイミー、ノバセル、HERP、コドモン、プレイド、コミューンなど)はスタートアップ界隈の企業が多く、歴史の長い大企業というよりはスタートアップやベンチャー企業の新規事業担当者によりおすすめです!

▼書籍概要

書籍名新規事業を成功させる PMF(プロダクトマーケットフィット)の教科書 良い市場を見つけ、ニーズを満たす製品・サービスで勝ち続ける
発売日2022/10/11
著者栗原 康太
ページ数277ページ
出版社翔泳社
本の概要・おすすめポイントスタートアップ界隈やシリコンバレーなどで超重視される「PMF(プロダクトマーケットフィット)」について徹底的に解説をしている書籍。CPF→PSF→SPF→MPF→GTM→Growthの各フェーズ毎の目標、指標、主な活動を整理したフィットジャーニーが目玉コンテンツ、事業立ち上げの道標となってくれるでしょう。
中身(目次)第1章 PMFとはなにか
第2章 新規事業がPMFできずに失敗する理由
第3章 PMFを達成するまでの道のり
第4章 PMF達成の肝となるバリュープロポジション
第5章 PMFを達成しやすい組織をつくる
第6章 PMFの測り方
第7章 PMFした後のさらなるPMFに向けて
第8章 PMFの引き金となるPMFトリガー
第9章 14社から学ぶPMFの実現と事業成長のノウハウ
読んだ人のクチコミ・PMFにフォーカスした本は他に無く、網羅性も含めて最初の一冊として優れていると思います。スタートアップ好きな私は既知のことも多いですが、インキュベーション組織のみんなにも回してみます
・著者の経験が具体的に書かれているというよりは調査に基づいてPMFを解説してくれている本です。類書だと起業の科学とかが近いかな〜
・PMFの重要性はいろんな場所で語られていますが、どのようにPMFを実現していくか?という視点は非常に勉強になりました

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6位:良い戦略、悪い戦略

次に紹介する新規事業立ち上げおすすめ本は「良い戦略、悪い戦略」です。本書は新規事業に限らず「戦略」について非常によく解説されている名著オブ名著です。書籍名のとおり、「良い戦略とはどういうもので、悪い戦略とはどういうものである」というのが詳しく解説されています。私としても戦略系書籍で最も参考になったのは本書なので非常におすすめの一冊。

  • 戦略を立てるポイントは「診断・基本方針・行動」の3つ
  • 診断(現状把握)が肝。徹底的な情報収集に基づいた分析をすることで現状分析する。構造を把握したり課題の本質を見極めるのが超大事。何が大事で何が大事でないかを決める
  • 基本方針はシンプルで誰でも分かるようにする。明快な方針を定めることで行動が明確になる
  • 行動は基本方針を達成するための一連の行動で一貫性があることが大事。何をやらないかも決まっているかが大事
  • 良い戦略は一点豪華主義。あれもこれもと取り入れると中途半端になる。強みを尖らせること。相手の弱みを突く
  • 悪い戦略はあげるとキリがない。「目標=戦略」だと思っている。目標や願望を言っているだけ。行動ありき。自社リソースを過大評価している。競争相手の力量を甘く見ている。競争相手も成長・改善することを忘れている。現状分析が弱い。重大なイシューに向き合えていない。不必要に難解な言葉でそれっぽく言おうとしている。などなど

▼書籍概要

書籍名良い戦略、悪い戦略
発売日2012/6/23
著者リチャード・P・ルメルト、村井章子 (翻訳)
ページ数421ページ
出版社日経BP
本の概要・おすすめポイント「良い戦略とはどういうもので、悪い戦略とはどういうものである」というのが詳しく解説されています。フレームワークをいくら学んでも身につかない戦略についての深い洞察を得たいならぜひおすすめ。戦略系書籍として最も推薦できます!
中身(目次)序章 手強い敵
第1部 良い戦略、悪い戦略
 第1章 良い戦略は驚きである
 第2章 強みを発見する
 第3章 悪い戦略の四つの特徴
 第4章 悪い戦略がはびこるのはなぜか
 第5章 良い戦略の基本構造
 
第2部 良い戦略に活かされる強みの源泉
 第6章 テコ入れ効果
 第7章 近い目標
 第8章 鎖構造
 第9章 設計
 第10章 フォーカス
 第11章 成長路線の罠と健全な成長
 第12章 優位性
 第13章 ダイナミクス
 第14章 慣性とエントロピー
 第15章 すべての強みをまとめる―NVIDIAの戦略
 
第3部 ストラテジストの思考法
 第16章 戦略と科学的仮説
 第17章 戦略思考のテクニック
 第18章 自らの判断を貫く
読んだ人のクチコミ・タイトルの通り、良い戦略、悪い戦略、について凄く理解できました。私の会社でも悪い戦略を作ってないか?改めて考えるキッカケになりました
・悪い戦略についての洞察が深い。ストーリーとしての競争戦略も良かったが本書も同レベルで勉強になりました。
・新規事業戦略やプロダクト戦略においても活用できる内容。非常に良書。
・ビジネスの現場で頻繁にでてくる戦略という言葉の本質的な部分を理解できました

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7位:リーン・スタートアップ

新規事業立ち上げのおすすめ本ランキング第7位はいわずとしれた事業開発の名著でありロングセラー本である「リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす」です。こちらは、私の前職の師匠とも呼べる人が「リーン・スタートアップのアプローチで新規事業を探ってます」と何度も話していたことで知りました。(厳密にいうと学生時代に少し読みましたが難解で理解できなかった^^;)

リーン・スタートアップは元々シリコンバレーでよく採用されていた手法ですが、今では多くの日本企業もこのアプローチで製品・サービス開発を行っております。検証による学びを得ていく開発スタイルは、いまでは新規事業立ち上げやインキュベーション領域で当たり前となっています。まだ読んでない方はぜひ一度読んでみてください。

▼書籍概要

書籍名リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
発売日2012/4/16
著者エリック リース、井口 耕二 (翻訳), 伊藤 穣一(MITメディアラボ所長)
ページ数389ページ
出版社日経BP
本の概要・おすすめポイント先が見えない不確実な時代に、誰も欲しがらない製品を作ってしまうリスクをどのようにへらすか?ムダをなくし、顧客やユーザーが求める製品・サービスを、どうすれば早く生み出し続けることができるのか?実践で使うための方法論が事例と合わせて紹介されています。名著かつロングセラー本です。
中身(目次)はじめに
第1部 ビジョン
 第1章 スタート
 第2章 定義
 第3章 学び
 第4章 実験
第2部 舵取り
 第5章 始動
 第6章 構築・検証
 第7章 計測
 第8章 方向転換(あるいは辛抱)
第3部 スピードアップ
 第9章 バッチサイズ
 第10章 成長
 第11章 順応
 第12章 イノベーション
 第13章 エピローグー無駄にするな
 第14章 活動に参加しよう
読んだ人のクチコミ・言わずとしれたスタートアップや事業開発の名著。最近ではプロダクトマネジメントなどの分野でもよく使われます
・顧客が求めるサービスをどのように効率的かつ高速に作っていくか?が非常によくわかります。わたしのバイブル本になっています。
・新規事業立ち上げに関わる人はマストで読んでほしい一冊。基本的に大企業だろうがスタートアップだろうが成功した事業を作った人の中でこの概念を知らない人はいないハズです。それぐらい一般的。

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8位:起業の科学 スタートアップサイエンス

新規事業立ち上げおすすめ本ランキング8位は「起業の科学 スタートアップサイエンス」です。本書の内容の原型となった膨大な量のPDF「Startup Science」が無料公開されてSNS等でシェアされたこともあり一時とても話題になっていたのでご存知の方も多いかもしれません。

起業の科学とありますが起業に限らず、企業内の新規事業立ち上げにおいても非常に参考になるノウハウが詰まっています。著者の圧倒的なリサーチ量に基づいて成功するまでのプロセス及びその詳細について科学的にまとめてくれています。様々な名著における重要な部分だけサマライズした内容なので賛否両論あるようですが、自分も何度目かの新規事業立ち上げの挑戦時に非常に参考にしていました。(もっと早く本書が出ていれば失敗も少しは減らせたかもと思うほど個人的にはまとまっていて助かりました)

▼書籍概要

書籍名起業の科学 スタートアップサイエンス
発売日2017/11/2
著者田所雅之
ページ数283ページ
出版社日経BP
本の概要・おすすめポイント起業や新規事業立ち上げに必須となる考え方が詳細に描かれている良書。「事業を創る」といってもその内容は多岐にわたり、それぞれ専門書が存在するような中、本書では科学的に進めていけるようにサマライズした内容となっています。具体例や図も多く取り入れられているので理解もしやすいです。
中身(目次)第1章 IDEA VERIFICATION(アイデアの検証)
第2章 CUSTOMER PROBLEM FIT(課題の質を上げる)
第3章 PROBLEM SOLUTION FIT(ソリューションの検証)
第4章 PRODUCT MARKET FIT(人が欲しがるものを作る)
第5章 TRANSITION TO SCALE(スケールするための変革)
読んだ人のクチコミ・起業や新規事業立ち上げマニュアルのような本。かなり体系的にまとまっています
・ペルソナ、ユーザーインタビュー、リーン開発、ユーザーストーリーetc、、、有用なフレームワークが事例と合わせて沢山掲載されており参考になりました。辞書的に使わせてもらっています
・ここまで事業やプロダクト立ち上げを体系的にまとめた本は他に無いと思います。本のサイズが大きいのでiPadを持っている人はKindleで読むのがおすすめ。iPhoneしかない人は紙の本がいいです。

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9位:ストーリーとしての競争戦略

30万部突破のロングセラーである名著「ストーリーとしての競争戦略」も新規事業を立ち上げる人向けのおすすめ本にランクインです。著者の楠木 建氏は日本の経営学者として超有名で特に競争戦略を専門にしている方です。静止画として語られがちなつまらない戦略ではなく、良い戦略には面白いストーリーがあり動きを感じるもので思わず人に話したくなってしまうものであるという深く鋭い考察は非常に学びになります。

  • 戦略の本質は違いをつくってつなげること。本質的な顧客価値の定義となるコンセプトを起点として他社との違いを生み出し、中核的な要素であるクリティカルコアなどの構成要素が有機的に繋がって競争優位が生まれる
  • 一貫性のあるストーリーがあるかが重要で、構成要素がしっかり結びついているかが良い戦略かそうでないかのポイント
  • 競争戦略とは競合他社との違いをつくること。そして、それらがつながり、組み合わさり、相互作用することで中長期的な利益が実現される
  • 筋の良いストーリー、筋の悪いストーリーの例も紹介。

▼書籍概要

書籍名ストーリーとしての競争戦略
発売日2010/5/6
著者楠木 建
ページ数543ページ
出版社東洋経済新報社
本の概要・おすすめポイント事業戦略や競争戦略を考えるときにぜひ読んでおきたい一冊。戦略の真髄は面白いストーリーにある。戦略の本質やポイントについて学びたいときにぜひ読みたい。とても質の高い良書であり超ロングセラー本です。
中身(目次)第1章 戦略は「ストーリー」
第2章 競争戦略の基本論理
第3章 静止画から動画へ
第4章 始まりはコンセプト
第5章 「キラーパス」を組み込む
第6章 戦略ストーリーを読解する
第7章 戦略ストーリーの「骨法10カ条」
読んだ人のクチコミ・ビジネスや競争戦略の本質を学べる一冊。何度も読み返して血肉にしたい
・戦略を練ることの重要性、どのような戦略が良い戦略なのかがよくわかる
・競争戦略を専門にしてきた著者だからこその深く鋭い洞察が面白い。ロングセラーだけあって非常に学びが深い名著だと思います。

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10位:新規事業ワークブック

新規事業立ち上げのおすすめ本ランキング第10位は「新規事業ワークブック」です。著者の石川明氏はリクルート等で1700件もの事業案と向き合ってきたスペシャリストです。本書は100社の新規事業開発において実践されて成果を上げてきた現場で使える実践的なメソッドが詰まっている書籍です。ダウンロード可能なワークシートが付属しており実際に新規事業担当者が書き込みながら構想を練っていけるのも嬉しいポイントです。

  • 新規事業の実現を阻む5つの壁がある。着想の壁、商機の壁、アイデアの壁、承認の壁、実現の壁
  • 新規事業の検討をする前の準備として、何を目指すのか、どう進めるかを経営層と擦り合わせる

など具体的に企業内で新規事業を企画・構想していく際の必要なプロセスが網羅されています。

▼書籍概要

書籍名新規事業ワークブック
発売日2017/3/22
著者石川明
ページ数248ページ
出版社総合法令出版
本の概要・おすすめポイントリクルート等で1700件もの事業案と向き合ってきたスペシャリストにより、新規事業開発において実践されて成果を上げてきた現場で使える実践的なメソッドが詰まっています。
中身(目次)ステップ0 新規事業はどこでつまづくのか?
ステップ1 新規事業の検討をはじめる前の準備
ステップ2 検討する領域・テーマを決める
ステップ3 検討した領域・テーマにおけるビジネスチャンスを見つける
ステップ4 新規事業の事業企画を立てる
ステップ5 新規事業案を社内で起案し承認を取る
読んだ人のクチコミ・新規事業を考えろといきなり言われたときに本書を手に取りました。右も左もわからなかったですが本書のSTEPに沿って考えていくことで何とか形になりました。
・著者の豊富な経験に基づくノウハウが反映されており大変参考になりました
・本書のワークシートを一通り通して考えることで「この新規事業ならなんかいけそう」という気持ちにさせてくれます

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11位:最速の90日! 新規事業成功バイブル

新規事業立ち上げのおすすめ本ランキングの次に紹介するのは「最速の90日! 新規事業成功バイブル」です。本書の著者である伊藤大輔さんは日本PMO協会の代表理事や青山学院大学でMBAの非常勤講師などを歴任されつつプロジェクトマネジメントの専門会社を経営されている専門家です。(プロジェクトマネジメントといえは、プロジェクトマネジメントのおすすめ本ランキング(2024年)もおすすめ)

事業立ち上げなどが未経験の状態でいきなり上司や社長から「新規事業を任せたから考えて」と言われたときに何から着手すれば良いかわからないケースが多いと思います。本書はアイデア発想方法、市場調査のやり方、ビジネスモデルや事業計画書の作り方、プレゼンテーションなどが網羅されており、タイトルの通り新規事業立ち上げ〜成功までを示したバイブル本です。90日間という短期間で事業計画書の作成〜ブラッシュアップまでを詳細に解説してくれています。

▼書籍概要

書籍名最速の90日! 新規事業成功バイブル
発売日2020/2/17
著者伊藤大輔
ページ数282ページ
出版社現代書林
本の概要・おすすめポイント「新規事業を任せたから考えて」といきなり言われたときに90日間で事業計画を作成する方法を詳細に解説してくれる新規事業立ち上げバイブルです。リクルート等で数多の新規事業プランに向き合ってきた著者だからこそのノウハウが満載です。
中身(目次)Part1.新規事業の基礎知識
Part2.新規アイデアを考える
Part3.新規アイデアのバランスを見る
Part4.事業計画書を作る
Part5.事業計画の改善
読んだ人のクチコミ・新規事業立案の難しいプロセスをわかりやすく、かつ詳細に解説してくれている良書です。進め方ややりかたの基本が学べました
・まさに帯に書かれているように突然社長に呼び出されて「今四半期中に新規事業アイデアを考えて提案して」と言われたものです(笑)こまって書店にいって本書が一番わかりやすいそうだったので手に取りました。これで何とか解決できそうです・・・!
・新規事業開発したい人向けのマニュアル本です。例え話もふんだんに盛り込まれており理解が捗りました

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12位:マンガで入門!新規事業のはじめ方

次に紹介する新規事業開発のおすすめ本は「マンガで入門!新規事業のはじめ方」です。本書の良いところはマンガ形式で分かりやすいストーリーで新規事業立ち上げから成功までのポイントや勘所がまとまっている点です。新規事業の種となるアイデアの見つけ方、事業計画書の作り方、事業収支の見通しの立てる方法など、実際に現場で新規事業立ち上げ〜承認、実行をしていく際に確実に必要となる部分を学ぶことができます。普通のビジネス書は堅苦しいので、こういったマンガ形式で入門するのも私としてはおすすめできます(実際に自分もマンガ形式のビジネス書は沢山読んできました。アタマに入りやすいんですよね^^)

著者の井口 嘉則氏は日産自動車や三和総合研究所コンサルタント(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)などを経て、経営コンサルティングやビジネススクール等の講師として活躍する新規事業立ち上げのスペシャリストです。

▼書籍概要

書籍名マンガで入門!新規事業のはじめ方
発売日2015/3/12
著者井口 嘉則、ミズイ ヨウコ
ページ数304ページ
出版社ダイヤモンド社
本の概要・おすすめポイントマンガ形式で分かりやすいストーリーで新規事業立ち上げから成功までのポイントや勘所がまとまっている点です。新規事業の種となるアイデアの見つけ方、事業計画書の作り方、事業収支の見通しの立てる方法など、実際に現場で新規事業立ち上げ〜承認、実行をしていく際に確実に必要となる部分を学ぶことができます。マンガやイラストで学びたい人にはぜひおすすめ!
中身(目次)1 新規事業の基礎知識
2 新規アイデアを考える
3 新規アイデアのバランスを見る
4 事業計画書を作る
5 事業計画の改善
読んだ人のクチコミ・本書のストーリーを通じて新規事業企画〜立ち上げを疑似体験できます。通常だと数ヶ月〜ながければ数年単位で経験できる内容を数時間でキャッチアップできるので助かりますね
・社内ベンチャー、企業内新規事業を担当するときになったら読むべき一冊。マンガなので最初の入門として良い気がします
・イノベーションを作りたい人はぜひ一度読んでおきたい一冊

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13位:解像度を上げる

新規事業立ち上げのおすすめ本13位は「解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法」です。

「解像度」という言葉はビジネスの場で使われる機会が増えてきました。ふわっとしていて抽象的、ぼんやりしている、具体性がない、などのときに「解像度が低い(粗い)」などと言い、考えや説明が明晰で具体的、シャープなときに「解像度が高い」などと言います。本書では、そういった思考を明晰にするための方法について非常に解像度高く、具体的に解説してくれています!事業開発やプロダクトマネジメントに取り組む上でも非常に重要なポイントとなっており、ぜひ読んでみてください。

本書の元となった大人気のセミナー動画も貼っておきます。これに限らず馬田さんのウェビナーは非常に勉強になるので超おすすめです♪

▼書籍概要

書籍名解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法
発売日519ページ
著者馬田隆明
ページ数2022/11/19
出版社英治出版
本の概要・おすすめポイント「ふわっとしている・既視感がある・ピンとこない」など言われたときは解像度が粗い可能性があります。解像度が高い人、低い人はどういう特徴があるのか?どのようにすれば解像度を高めることができるのか?深さ、広さ、構造、時間の4つの視点から解像度を高める方法を解説していきます
中身(目次)第1章 解像度を上げる4つの視点
第2章 あなたの今の解像度を診断しよう
第3章 型を意識しながら、まず行動からはじめて、粘り強く取り組み続ける
第4章 課題の解像度を上げる―「深さ」
第5章 課題の解像度を上げる―「広さ」「構造」「時間」
第6章 解決策の解像度を上げる―「広さ」「構造」「時間」
第7章 実験して検証する
第8章 未来の解像度を上げる
読んだ人のクチコミ・解像度が高いとはどういう状態なのか?解像度という言葉そのものの解像度を高めて、その上で事業の解像度を高める方法まで深く理解できる良書です
・深さ、広さ、構造、時間、を駆使して解像度を高めるためのノウハウが詰まっています。ベストセラーに近い売れ行きなのが納得です
・馬田さんのスライドで入門した者です。より詳細に学びたいので書籍を読みましたら正解でした!スライドの内容をより解像度高く理解することができました
・新規事業や新規プロダクトを創るときにも解像度を高めることが非常に重要だとわかりました

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14位:失敗の科学

次に紹介する新規事業立ち上げにおすすめの本ランキング14位は「失敗の科学」です。本書は新規事業系の本ではありませんが、「失敗」することの多い新規事業でも有用な考え方です。また22カ国で刊行されている世界的なベストセラー本であり新規事業担当者におすすめの一冊としてランクインしました。

本書はあらゆる失敗に通じる原因と学習システムについて航空・医療業界などあらゆる業界での事例やストーリーを元に徹底的に深堀り解説してくれている良書です。失敗から正しく学ぶことで成功へ近づくことのできる新規事業立ち上げ分野でも必須となる考え方をぜひ取り入れてください!

  • 進化できるかは「失敗とどう向き合うか」「失敗から何を学びどう次に活かすか」が大切。しっかり失敗に向き合った業界と、失敗から逃げている業界では進歩が大きく違う
  • 失敗から逃げても結局同じ失敗を今後も繰り返す。きちんと向き合って再発防止をすること
  • 難問はまず分解せよ、切り刻め
  • 責任問題を問うて誰かを非難する圧力に負けないように
  • 失敗は「してもいい」わけではなく「欠かせない」もの。失敗から学んで前進しつづけること

新規事業開発だとリーン・スタートアップも小さな失敗を繰り返して徐々に改善していくアプローチですが、失敗の科学においても「失敗から学ぶ重要性」が説かれています。ぜひ読みたい一冊です。

▼書籍概要

書籍名失敗の科学
発売日2016/12/23
著者マシュー・サイド
ページ数348ページ
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
本の概要・おすすめポイント22カ国で刊行されている世界的なベストセラー本。本書はあらゆる失敗に通じる原因と学習システムについて航空・医療業界などあらゆる業界での事例やストーリーを元に徹底的に深堀り解説してくれている良書です。失敗から正しく学ぶことで成功へ近づくことのできる新規事業立ち上げやプロダクト開発などの分野でも必須となる考え方をぜひ取り入れてください!
中身(目次)第1章 失敗のマネジメント
第2章 人はウソを隠すのではなく信じ込む
第3章 「単純化の罠」から脱出せよ
第4章 難問はまず切り刻め
第5章 「犯人探し」バイアスとの闘い
第6章 究極の成果をもたらすマインドセット
終章 失敗と人類の進化
読んだ人のクチコミ・日本では失敗はネガティブに捉えられがちですが、成功するためには小さな失敗を失敗で終わらせず、しっかりと向き合った次に繋げることが大切です。本書ではそんな当たり前だけど忘れがちなポイントをよく理解できます
・人間は誰しもミスをします。そこからどう学び次に繋げるかで中長期的に大きな成果につながるとあらためて痛感しました
・世界中の事例をつうじて「失敗」について深く切り込んだ良書。ベストセラーなだけはあります!

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15位:STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか

新規事業立ち上げのおすすめ本ランキングの次はスタートアップ関連本の「STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか」です。日本最大級のCVCであるYJキャピタルの堀新一郎氏、慶應義塾大学の琴坂将広教授により執筆されています。

本書はBASE、ヤプリ、ビジョナル(ビズリーチ)、メルカリ、エウレカ、グノシー、フリル、ラクスルなどStartup界隈で成功している起業家はどのような考えでどう行動してきたか?その具体的な事例やインタビューが多数掲載されている良書です。ゼロから事業を作り出している起業家・実業家のマインドセットや実際のエピソードなど、直接インタビューで作成したケーススタディを学ぶことができます。

カバーされている起業家や業界、企業規模などもかなり網羅的ですし、インタビュー内容自体も非常に濃いものとなっています。これは本当にオススメ

▼書籍概要

書籍名STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか
発売日2020/5/27
著者堀新一郎、琴坂将広、井上大智
ページ数481ページ
出版社ニューズピックス
本の概要・おすすめポイント成功した起業家はどう考えどう行動したか?直接インタビューして入手したここでしか得られない情報です。フレームワークやノウハウをまとめた本は沢山ありますが、ここまで事例やエピソードがまとまった本は他に無いと思います。とても良書。
中身(目次)第一章 アイディアを見つける
第二章 最初の仲間を集める
第三章 プロダクトを作り、ユーザー検証する
第四章 ユーザーを獲得する
第五章 資金を調達する
第六章 起業するということ
読んだ人のクチコミ・起業家への直接インタビューが非常に面白い。体系的にまとめた本は多くあるがここまで具体的な話を聞ける本は他にないのでは?
・新規事業や新規プロダクト開発、起業などの新しいチャレンジをしたいと思っている人は必読です
・成功したスタートアップの共通項がまとまっている

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16位:事業戦略策定ガイドブック

新規事業立ち上げおすすめ本の次に紹介するのは「事業戦略策定ガイドブック」です。本書は新規事業においても超重要となる「事業戦略」を作成するためのガイドブックで、首都大学東京ビジネススクールの人気授業を書籍化したものとなります。ビジネススクールの講座が元となっているだけあって、「教科書」的な内容であり事業戦略作成の「基本」が詰まっている良書です。

構成は一般的ですが、事業の方向定義のための環境分析、アイデア検討、コンセプトの作成と評価などが第一部です。第二部では市場戦略として差別化戦略の策定、状況別の差別化戦略、第三部では競争戦略の作成。第四部、第五部ではマネタイズモデルなどの利益モデルの検討、ビジネスシステムの設計など、第一部〜第五部までで事業戦略を作成できるプロセスになっています。アウトプットしながら学んでいけるのでまさにガイドブックとして威力を発揮してくれる一冊。

▼書籍概要

書籍名事業戦略策定ガイドブック
発売日2016/7/5
著者坂本雅明
ページ数319ページ
出版社同文舘出版
本の概要・おすすめポイント本書は新規事業においても超重要となる「事業戦略」を作成するためのガイドブックで、首都大学東京ビジネススクールの人気授業を書籍化。まさにガイドブックとして、段階を踏んで事業戦略を作成していける構成です。
中身(目次)第1部 事業の方向
第2部 市場戦略
第3部 競争・協調戦略
第4部 利益モデル
第5部 ビジネスシステム
読んだ人のクチコミ・まさに事業戦略の教科書です。基本を学びたい初心者にはぜひおすすめしたい
・体系的に事業戦略立案を学びたい人におすすめ。例えばコンサルタントやコンサル志望の人は本書の内容ぐらいは抑えておきたいですね
・経営書や戦略論の深い部分も知っている人には物足りないと思う。ただ、初めて事業戦略を考える人やこれから入門したい人には凄く役に立つのではないか

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17位:カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方

新規事業立ち上げに切っても切り離せないのが「事業計画書」です。事業計画書とは顧客や提供サービス、マネタイズモデルなどの事業内容の説明と、それらを数カ年の中でどのような資金、人員、費用で運営するかなどを示した書類です。

本記事の新規事業立ち上げのおすすめ本ランキング17位ではそんな事業計画作成についてマンガで学ぶことができる「カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方」がランクインしました。マンガ形式なのではじめて事業計画を創る人にも分かりやすいですし、実際にフォーマットをダウンロードできる書式が付属しているのも嬉しいポイントです♪

▼書籍概要

書籍名カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方
発売日2017/5/8
著者渡辺政之
ページ数258ページ
出版社西東社
本の概要・おすすめポイントマンガで分かる事業計画書の作り方です。マンガ形式なので初学者でもとっつきやすく事業計画を作成するステップを学ぶことができます。また、ダウンロード可能な書式も付いているので本書を読みながら埋めていけばある程度のクオリティの事業計画書がすぐに創ることができます!
中身(目次)第1章 事業計画書の基本の知識
第2章 アイデア・コンセプトの考え方
第3章 商品・サービスの具体化の仕方
第4章 ビジネスモデルとマーケティング
第5章 収支の仕組みと収益化
第6章 先を見据えた行動計画の立て方
第7章 実践! 事業計画書のまとめ方
読んだ人のクチコミ・マンガなのでとっつきやすくて読みやすかったです。ダウンロードして早速事業計書を作成してみようよ思います。
・新規事業開発室に配属となったので購入しました。具体的にどのように事業を考えて計画としてまとめるかがとても良くわかりました
・ビジネス書を読むのはあまり得意ではないですがマンガ形式なのですごく読みやすかった!

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18位:マンガでやさしくわかる事業計画書

新規事業開発のおすすめ本ランキングの次に紹介する書籍も先程の「カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方」と同じくマンガで事業計画書を学べる本である「マンガでやさしくわかる事業計画書」です。本書もマンガ形式でストーリーを通じて非常にアタマに残るのでおすすめです。主人公が試行錯誤しながら実家の酒屋を再興していく姿も物語としてとても面白いです。マンガだけでなく解説パートもあるのでそこも良いです♪

▼書籍概要

書籍名マンガでやさしくわかる事業計画書
発売日2013/4/26
著者井口嘉則、飛高翔
ページ数379ページ
出版社日本能率協会マネジメントセンター
本の概要・おすすめポイントマンガで事業計画書を学べるおすすめ本の1つです。主人公が試行錯誤しながら実家の酒屋を再興していく姿も物語としてとても面白いです。マンガ形式でストーリーを通じて非常にアタマに残りやすいのもおすすめポイントの1つです♪
中身(目次)プロローグ 事業計画書って何だろう?
1 アイデアを出す・ふくらませる
2 やる理由と目指す方向を明らかにする
3 商品・サービスを検証する
4 ストーリーと型で商品・サービスを磨く
5 売れの道筋を作る
6 事業収支計画を作る
7 アクションプランを立てる
エピローグ 事業計画書にまとめる
事業計画書サンプル
読んだ人のクチコミ・事業計画を作成するコツをマンガで分かりやすく、楽しく学べます
・難しいと思われがちな事業計画書ですが、このマンガを通じてイメージがわきました
・解説部分があるのでマンガで学びつつしっかり理論的にも学べます

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19位:いちばんやさしいビジネスモデルの教本

新規事業担当者向けのおすすめ本ランキングの次に紹介するのは「いちばんやさしいビジネスモデルの教本 人気講師が教える利益を生み出す仕組みの作り方 「いちばんやさしい教本」シリーズ」です。著者の実体験を元にして体系的にビジネスモデルについて解説してくれています。このシリーズはいつも分かりやすい解説でありつつも内容を濃いところまで踏み込んでくれるので非常にお世話になっています。

  • サブスクリプションはあくまで1つの選択肢でしかない。収益化の選択肢の1つであって、そのものがビジネスモデルというわけではない
  • よい課題は難易度が高いものになるので、解決策もすぐに答えが出るわけはない
  • ユーザーを本当に満足させ、リピーターになってもらうための不可欠な要素である本質的価値を盛り込む必要がある
  • 何度もリリースをトライして、市場への最適化をしていくことで事業が成功へ繋がっていく

▼書籍概要

書籍名いちばんやさしいビジネスモデルの教本 人気講師が教える利益を生み出す仕組みの作り方 「いちばんやさしい教本」シリーズ
発売日2019/7/23
著者山口高弘
ページ数289ページ
出版社インプレス
本の概要・おすすめポイント著者の実体験を元にして体系的にビジネスモデルについて解説してくれています。ビジネスモデル・キャンバスがベースになっているので非常にわかりやすいです。
中身(目次)1 ビジネスモデルって何だろう?
2 これからのビジネスに必要な考え方
3 世の中のビジネスモデルを眺めてみよう
4 ビジネスモデルキャンバスの大原則を知ろう
5 「価値」と「顧客」の最適化をはかる
6 価値の届け方と収益モデルを考えよう
7 ビジネスモデルを成立させる
読んだ人のクチコミ・ビジネスモデルに興味があり読みました。内容もわかりやすく、ボリュームもちょうどいいので非常に良い書籍だと思いました
・著者の体験をもとにしてビジネスモデルを解説してくれています
・本のタイトルどおり、いちばんやさしいビジネスモデルの教本と言える内容でした!

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20位:起業1年目の教科書

新規事業立ち上げのおすすめ本ランキングの最後は「起業1年目の教科書」です。本書は企業内の新規事業というよりは起業をするときに必要なことがまとまっている本です。ビジネスプランの作り方、商品開発の方法、マーケティングとセールスの方法、など起業においても新規事業においても必要となるノウハウが満載です。

▼書籍概要

書籍名起業1年目の教科書
発売日2015/6/15
著者今井孝
ページ数265ページ
出版社かんき出版
中身(目次)第1章 起業を思いついたら
第2章 起業までの準備
第3章 ビジネスプランを立てるには
第4章 商品をつくるには
第5章 価格を設定するには
第6章 マーケティングとセールスを行うには
第7章 成功する起業家の時間術
第8章 チャンスを最大限に活かす
第9章 起業家のチームづくり
読んだ人のクチコミ・起業や事業立ち上げに向けてのハードルが低くなる本です。起業する前にマインドを学ぶにはとても良い内容がまとまっています!
・ありきたりのアイデアでスタートする、ビジネスモデルはあとから考える、うまくいかない前提で計画を立てる、など非常に参考になりました

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さいごに

以上、新規事業立ち上げのおすすめ本ランキングを名著から初心者向け、マンガ形式まで幅広く紹介しましたがいかがでしたか?ぜひ気になる本から手にとって読んでみてください。

参考になった方はシェアやブックマークなど、ぜひお願いいたします!

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