マーケティングのおすすめ本ランキング!名著から初心者向けまで

最終更新日

とある東証一部上場企業(現/東証プライム)でマネージャーをしている若狭です。今回はマーケティングのおすすめ本ランキング(2024年)を紹介していきます!

マーケティングとは「商品やサービスが売れるための仕組みづくり」です。商品企画・PR・広告などの職業人向けだと思われがちなスキルですが、どんな職種の人でも仕事(ビジネス)に関わる人に必要だと言われています。私自身は商学系の専攻で大学2回生のときにマーケティングゼミに入って理論的な側面からマーケティングについて学んできたので、その知識・経験が社会人でも大いに役立っていると感じます。

本記事ではマーケティングにおいて有名な名著はもちろん、初心者でも読みやすい本も含め幅広く紹介します。

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目次

マーケティングを学べるおすすめ本ランキング

では早速、マーケティングを学べるおすすめの本・書籍ランキングを一冊ずつ順にご紹介します!マーケティングという概念自体が幅広いため初心者向けの入門書からプロフェッショナルも読んできた名著など幅広く掲載します。実際に現役のマーケターやビジネスマン・コンサルタントとしてバリバリ活躍されている方の推薦図書なので、どれもおすすめ本ですよ^^

1位:たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

マーケティングを学べるおすすめ本ランキング1位は「たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング」です。海外でも躍進中の人気のスマホアプリ「スマートニュース」をグロースさせた手腕を持つ西口 一希氏による書籍です。「群」で語られることの多いマーケティングを「N=1(1人の具体的な顧客)」として捉え、徹底的に顧客を理解せよという教えは、どんな事業領域でも活用できる考え方です。

5セグマップや9セグマップを活用した自社分析や競合分析などが非常に参考になり、実務でも使えます。理論というよりは実践するためのノウハウが豊富に詰まっており、まだ読んでいない方は必読の一冊です。自分も本書はバイブルとして何度も読みました。「【書評・要約】『顧客起点マーケティング』はビジネスマンの必読書だ」でも紹介しています。

筆者がマーケティングにおいて最も大切にしているのは、一人の名前を持つ具体的な顧客 “N=1” を徹底的に理解することです。

「お客様が大事」と言いながら、実際にはマーケティングやビジネス自体が顧客起点ではない企業も多いと思います。

本書より引用

著者の西口氏が出演しているYoutube動画も非常に勉強になるのでおすすめです♪

▼書籍概要

書籍名たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング
発売日2019/4/8
著者西口 一希
ページ数305ページ
出版社翔泳社
本の概要・おすすめポイント元P&Gやロート製薬、スマートニュースなどで活躍したマーケッター西口氏の著書で、一人の名前を持つ具体的な顧客 “N=1” を徹底的に理解することを気付かされます。概念だけではなく実践的なフレームワークとして5セグマップや9セグマップを活用した自社分析や競合分析など、実務でも使えるマーケティングを学びたい人におすすめです。
中身(目次)序章 顧客起点マーケティングの全体像
第1章 マーケティングの「アイデア」とN1の意味
第2章 【基礎編】顧客ピラミッドで基本的なマーケティング戦略を構築する
第3章 【応用編】9セグマップ分析で販売促進とブランディングを両立する
第4章 【ケーススタディ】スマートニュースのN1分析とアイデア創出
第5章 デジタル時代の顧客分析の重要性
読んだ人のクチコミ・マーケティング本は定量分析に寄りがちですが、1人の顧客を具体的に観るという考え方が大変参考になりました
・概念的ではなく、実務的な内容が書かれておりとても勉強になります。実際に9セグマップをプロダクト戦略策定時に活用させていただきました
・チーム内で本書の内容をワークショップして具体化していきました!今後も継続してブラッシュアップしていきます
・プロダクトマネージャーなどの企画職に関わらず、経営者、デザイナー、開発者などプロダクト作りに関わる人すべてに読んでほしい実務書であり名著です。

2位:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

次に紹介するマーケティング本おすすめランキング2位は言わずとしれたマーケティング界隈の名著・ベストセラー本の「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」です。本書は元USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のマーケティング責任者であり、当時業績が悪化していたところをV字回復させた森岡 毅氏による書籍です。森岡さんは現在マーケティング最強集団を集めた会社である「刀」を経営されており、メディアにも多数出演されている有名人なのでご存知の方も多いと思います。

森岡さんはマーケティングを「売れる仕組みを作ること」と定義し、「Consumer ドリブン ~消費者視点~」や「顧客に必然的に選ばれるようにする」という考え方や文化を営業や接客スタッフだけではなく、本社の企画・人事・開発チームなどUSJ全社に根付かせていったそうです。

先ほどの顧客起点マーケティングの西口さんと同じく世界最高峰のマーケティングカンパニーであるP&G出身者なのですが、やはり顧客中心に事業を捉えるというのが本質であり最重要なのだなと思い知らされますね。

USJは「マーケティング」を重視する企業になって、劇的に変わったのです。かつては新規事業の成功率は30%程度でした。それが今や、97%!「全弾命中」と言っても過言ではありません。

「マーケティング思考」はすべての仕事の成功確率をグンと上げるからです。

マーケティングこそがビジネスを成功させるための方法論だからです。

本書より引用

森岡さんの出演されたテレビ番組も面白くて勉強になります。ぜひお時間ある際に視聴してみてください^^

▼書籍概要

書籍名USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
発売日2016/4/23
著者森岡 毅
ページ数271ページ
出版社KADOKAWA
本の概要・おすすめポイント元USJのCMO(マーケティング責任者)であり、当時業績が悪化していたところをV字回復させた森岡 毅氏による書籍です。マーケティングを「売れる仕組みを作ること」と定義し、「Consumer ドリブン ~消費者視点~」や「顧客に必然的に選ばれるようにする」ためにどうすればよいのか?マーケターに最も重要なスキルは何か?など基本でありつつも本質的なことを学べます。初心者から経験者まで幅広い層に人気のベストセラー本。
中身(目次)プロローグ USJがTDLを超えた日
第1章 USJの成功の秘密はマーケティングにあり
第2章 日本のほとんどの企業はマーケティングができていない
第3章 マーケティングの本質とは何か?
第4章 「戦略」を学ぼう
第5章 マーケティング・フレームワークを学ぼう
第6章 マーケティングが日本を救う!
第7章 私はどうやってマーケターになったのか?
第8章 マーケターに向いている人、いない人
第9章 キャリアはどうやって作るのか?
エピローグ 未来のマーケターの皆さんへ
読んだ人のクチコミ・マーケターとして成功した森岡氏の考え方やノウハウが詰まった名著。これを1000円前後で追体験できるのは非常に安いです。マーケティングのベストセラー本である理由がよくわかりました。
・新卒向けの課題図書に採用しています
・これまで何冊も本を読んでいますが、入門書として最適なのは本書だと思います
・戦略的思考がマーケターに最も必要なスキルとのこと。資源配分をうまくできていないので、これから磨き込みたい

3位:100円のコーラを1000円で売る方法

マーケティングのおすすめ本ランキング3位にランクインしたのは「100円のコーラを1000円で売る方法」です。

本書は数多くのマーケター向け入門書を執筆されている永井 孝尚氏による本で、物語形式で基本的なビジネスやマーケティングの考え方を楽しく学ぶことができます。初心者向け。あくまで一部分だけですが「顧客の要望に100%応えても0点」や「自社の顧客をどう捉えるか?」「バリューセリング=商品ではなく価値を売れ」など非常に重要な考え方がたくさん出てきますし、ストーリー形式で解説もあるので理解しやすいです^^

自分も若手時代に本書をオーディションブックで何度も何度も聞いてました。「顧客満足=顧客が感じた価値ー事前期待値」という式はなるほどなーと膝を打った覚えがあります。BtoB事業に取り組んでたとき、セールスが顧客に自社商品について盛りすぎてしまったり、企業サイトや広告で盛った情報を伝えてしまったり、事前期待値を上げすぎてもあとでクレームになってしまうなど、色々なことに気付かされました。

著者の永井 孝尚氏による書籍インタビューのラジオがありましたので、こちらも貼り付けておきます。

▼書籍概要

書籍名100円のコーラを1000円で売る方法
発売日2011/11/28
著者永井 孝尚
ページ数221ページ
出版社KADOKAWA/中経出版
本の概要・おすすめポイント本書は数多くのマーケター向け入門書を執筆されている永井 孝尚氏による本で、物語形式で基本的なビジネスやマーケティングの考え方を楽しく学ぶことができます。あくまで一部分だけですが「顧客の要望に100%応えても0点」や「自社の顧客をどう捉えるか?」など非常に重要な考え方がたくさん出てきます。
中身(目次)1. アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか?―事業の定義
2. 「お客さんの言いなりの商品」は売れない?―顧客絶対主義の落とし穴
3. 顧客の要望に100%応えても0点―顧客満足のメカニズム
4. 値引きの作法―マーケットチャレンジャーとマーケットリーダーの戦略
5. キシリトールガムがヒットした理由―バリュープロポジションとブルーオーシャン戦略
6. スキンケア商品を売り込まないエステサロン―競争優位に立つためのポジショニング
7. 商品を自社で売る必要はない―チャネル戦略とWin‐Winの実現
8. 100円のコーラを1000円で売る方法―値引きの怖さとバリューセリング
9. なぜ省エネルックは失敗してクールビズは成功したのか―コミュニケーションの戦略的一貫性
10. 新商品は必ず売れない?―イノベーター理論とキャズム理論
読んだ人のクチコミ・初心者が初めてマーケティングを学ぶときに最適な一冊
・ストーリー形式なので入門書として頭に入りやすい。今でも本書は読み返すことがあります
・実際に100円のコーラを1000円で売る方法が載っていて、目から鱗でした
・価値を売るという考え方が非常に勉強になりました

4位:ジョブ理論

こちらの「ジョブ理論」もマーケティングを学ぶ上で必読書です。あの「イノベーションのジレンマ」を書いたクレイトン・クリステンセン教授が執筆した本で、ジョブ理論の説明をしたミルクシェイクの事例はあまりにも有名です。顧客は”片付けたいジョブ”を持っていて、そのジョブを解決するために商品を“雇用”しているという考え方は、マーケティングにおいて非常に重要な考え方です。

私は、問うべき質問がなんであるかについに気づいた。「どんな〝ジョブ(用事、仕事)〟を片づけたくて、あなたはそのプロダクトを〝雇用〟するのか?」  私にとってこの問いはすっきりと腑に落ちる。私たちが商品を買うということは基本的に、なんらかのジョブを片づけるために何かを「雇用」するということである。その商品がジョブをうまく片づけてくれたら、後日、同じジョブが発生したときに同じ商品を雇用するだろう。ジョブの片づけ方に不満があれば、その商品を「解雇」し、次回には別の何かを雇用するはずだ。

本書より引用

▼書籍概要

書籍名ジョブ理論
発売日2017/8/1
本の概要人がモノを買うメカニズムを徹底解明!消費者が商品を買う際には目的(ジョブ)があり、そのジョブを解決するために商品を購入しているという考え方
どんな人におすすめか顧客のニーズ・買う理由を紐解きたいマーケター、顧客インサイトの探し方を知りたいビジネスマン。初心者というよりは少なからずビジネス経験がある方に特に刺さりやすいはず!
おすすめポイント顧客の購買メカニズムを詳細に分析し、どのようにイノベーションを起こしていくのか?さらにそれをどう事業や商品・サービスに落とし込んでいくべきか?が事例とセットで理解できる
中身(目次)序章 この本を「雇用」する理由
第1章 ミルクシェイクのジレンマ
第2章 プロダクトではなく、プログレス
第3章 埋もれているジョブ
第4章 ジョブ・ハンティング
第5章 顧客が言わないことを聞き取る
第6章 レジュメを書く
第7章 ジョブ中心の統合
第8章 ジョブから目を離さない
第9章 ジョブを中心とした組織
第10章 ジョブ理論のこれから
読んだ人のクチコミ・マーケターだけでなくビジネスマン全員が一読すべきです
・派手さは無いですが、本質的な顧客購入の理由が理論化されています
・正しいジョブを理解することがいかに大切かが分かります
・分厚い本で読むのに時間がかかるが、それを掛ける価値がある一冊

5位:ドリルを売るには穴を売れ

マーケティングおすすめ本ランキング5位に入ったのは「ドリルを売るには穴を売れ」です。

本書はモノを売るすべての人に向けたマーケティングの入門書として、誰でも売れる人になれると銘打っています。ベネフィット・STP・差別化戦略・4Pなどマーケティングにおいて超重要な基本概念をわかりやすく学べます。ドリルを売るには穴を売れというのは「お客様はモノではなく価値を買っている」ということを喩えたもので本質的な考え方です。本書もストーリー形式で進んでいくため初心者でも理解しやすいおすすめ書籍であり人気本です^^

個人的には「あなたは何を売っているのか?(ベネフィット)」という章が非常に感銘を受けた覚えがあります。お客様はモノを買いたいわけではなくモノを得た結果(=価値)を買いたいのだという当たり前の部分に気づきを与えてくれました。ジョブ理論でいう片付けたい仕事とも通ずる重要な考え方です。

▼書籍概要

書籍名ドリルを売るには穴を売れ
発売日2006/12/23
著者佐藤 義典
ページ数256ページ
出版社青春出版社
本の概要・おすすめポイント本書はモノを売るすべての人に向けたマーケティングの入門書として、誰でも売れる人になれると銘打っています。ベネフィット・STP・差別化戦略・4Pなどマーケティングにおいて超重要な概念をわかりやすく学べます。ストーリー形式で初心者でもしっかりマーケティングを学ぶことができます。
中身(目次)序章 “マーケティング脳”を鍛える
第1章 あなたは何を売っているのか?―ベネフィット
第2章 誰があなたの商品を買ってくれるのか?―セグメンテーションとターゲット
第3章 あなたの商品でなければならない理由をつくる―差別化
第4章 どのように価値を届けるか?―4P
第5章 強い戦略は美しい
読んだ人のクチコミ・マーケティングの人気本だけあってわかりやすくも内容が濃いです
・初心者がマーケティングとはどういうこと?ベネフィット、STP、差別化、4Pなどの基本概念を掴むのにおすすめ
・自社のターゲット、セグメントはどう切ればいいのか?差別化はどうすべきか?など戦略を考えるキッカケが作れた
・モノが欲しいのではなくそれを手にした結果(価値)が欲しいということは当たり前に聞こえますが、実践すると難しい考え方。とてもタメになった。

6位:確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

マーケティング本おすすめランキングの次に紹介するのは「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」です。本書は初心者向けではなく中級者・上級者向けの専門的な内容ですが、名著として数字を扱うマーケターやデータ分析者から厚い支持を受けています。先ほど紹介したマーケティング界隈の名著・ベストセラー本の「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」の著書である森岡 毅氏さんらによる本です。

本サイトで「KPI管理・数値化のおすすめ本ランキング」でも紹介している人気の本です^^

本書の結論は「ビジネス戦略の成否は確率で決まっていて、その確率を高めるために最も重要なのがプレファレンス(消費者のブランドに対する好み・好意度)である」ということです。勝つ確率の高い戦略を導き出す「数学マーケティング」を駆使してどのように事業成長させるのか?深く学ぶことができます。私ももちろん読んでいますが、非常に読み応えがあり実務的な内容です。わたし個人としては市場構造を理解するという部分が今の自分を作り上げた考え方だと思っています。

戦略、つまり経営資源の配分先は、結局のところPreference(好意度)、Awareness(認知)、Distribution(配荷)の3つに集約されるのです。その中でも無限の可能性を持っているのはプレファレンスのみですから、戦略の究極的な焦点は消費者プレファレンスを高めることです。

本書より引用

▼書籍概要

書籍名確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
発売日2016/6/2
著者森岡 毅、今西 聖貴
ページ数319ページ
出版社KADOKAWA
本の概要・おすすめポイント本書は初心者向けではなく中級者・上級者向けの専門的な内容ですが、名著として数字を扱うマーケターやデータ分析者から厚い支持を受けています。自分が参入しているビジネスの「市場構造」を読み解いて、勝てる確率の高い戦略を「さがす」方法や「検証する」方法論を学べます。
中身(目次)序章  ビジネスの神様はシンプルな顔をしている  
第1章 市場構造の本質              
第2章 戦略の本質とは何か?             
第3章 戦略はどうつくるのか?           
第4章 数字に熱を込めろ!          
第5章 市場調査の本質と役割   
第6章 需要予測の理論と実際           
第7章 消費者データの危険性         
第8章 マーケティングを機能させる組織             
解説1 確率理論の導入とプレファレンスの数学的説明  
解説2 市場理解と予測に役立つ数学ツール      
終章 2015年10月にUSJがTDLを超えた数学的論拠
読んだ人のクチコミ・数式も出てくる本格的な数学マーケティングの指南書です。具体的もあり読みやすい。
・マーケティング界の巨匠である森岡さんによる著書。今回は初心者向けではなく難易度高めですが読み込むことで実務で活かせるスキルが身につきます!
・素人のワタシには理解するのが難しかった。もう少し勉強したり経験をつけて再度チャレンジしたい
・施策をモデル化して成功確率を上げる方法論はとても実践的。早速会社で提案して取り入れたい

7位:外資系コンサルのリサーチ技法―事象を観察し本質を見抜くスキル

マーケティングの中でも調査・リサーチは非常に重要な位置を占めます。現場で通用するリサーチ手法を学びたい人におすすめな本が「外資系コンサルのリサーチ技法―事象を観察し本質を見抜くスキル」です。

本書は世界的なコンサルファームであるアクセンチュアで蓄積されたきたビジネスやコンサルティングの現場で必要となるリサーチのスキルが惜しみなく公開されています。リサーチの基本的な流れ、情報を探す方法、情報を整理する方法、具体的なリサーチ事例について、初心者から経験者まで役立つノウハウが学べます。Web検索、統計調査、インタビュー、文献検索、ソーシャルリスニングなどの具体的な手法も学べる実践的な内容。

リサーチスキルはビジネスパーソンにとって重要なスキルです。ビジネスパーソンのスキルを「インプット→プロセス→アウトプット」の3つに分解して、このことを考えたいと思います

今後のビジネスの劇的な環境変化を鑑みると、そのスキル(ビジネスリサーチ力)はすべてのビジネスパーソンに必須のスキルの1つになることは間違いありません。

本書より引用

▼書籍概要

書籍名外資系コンサルのリサーチ技法―事象を観察し本質を見抜くスキル
発売日2015/10/2
著者アクセンチュア 製造・流通本部 一般消費財業界グループ、宮尾 大志
ページ数2015/10/2
出版社東洋経済新報社
本の概要・おすすめポイント本書は世界的なコンサルファームであるアクセンチュアで蓄積されたきたビジネスやコンサルティングの現場で必要となるリサーチのスキルが惜しみなく公開されています。リサーチの基本的な流れ、情報を探す方法、情報を整理する方法、具体的なリサーチ事例について、初心者から経験者まで役立つノウハウが学べます。
中身(目次)第1章 リサーチの基本的な流れ
第2章 9つのリサーチ技法①『情報をさがす編』
第3章 9つのリサーチ技法②『情報をつくる編』
第4章 リサーチのケーススタディ
読んだ人のクチコミ・リサーチ手法の全体像や具体的なケーススタディが詰まっている良書
・初心者でもわかりやすく調査やレポートの方法がわかります
・コンサルティング業界で躍進するアクセンチュアさんのノウハウが詰まっており、とても参考になりました
・マーケターやコンサルタントにとって必須のスキルであるリサーチについて基本から学び直せた

8位:白いネコは何をくれた?

次は初心者でも読みやすい入門書で、マーケティングのおすすめ本ランキング8位の「白いネコは何をくれた?」です。

マーケティング初心者でもわかりやすく理解できるように小説形式で解説してくれる良書です。また小説パートと理論パートに分かれており、小説ででてきた内容をしっかりとした理論でも学び直すことで、「理論と実践を両方学べる」構成となっています。学べる理論としては著者の独自のフレームワークである戦略BASiCSです。

『白いネコは何をくれた?』は、佐藤義典によるマーケティングを人生戦略に使った物語です。物語は、仕事も恋愛もうまくいかないサラリーマンの実直と、不思議な白いネコのボロが出会うことから始まります。ボロは言葉を話し、実直に人生を変える最強ツール「戦略BASiCS」を授けます。実直はボロの言葉を実践し、人生を劇的に変えてゆく成長と感動の物語です。

本書の紹介文より引用

▼書籍概要

書籍名白いネコは何をくれた?
発売日2008/10/30
著者佐藤義典
ページ数252ページ
出版社フォレスト出版
本の概要・おすすめポイント『白いネコは何をくれた?』は、佐藤義典によるマーケティングを人生戦略に使った物語です。マーケティング初心者でもわかりやすく理解できるように小説形式で解説してくれます。小説パートと理論パートに分かれており、小説ででてきた内容をしっかりとした理論でも学び直すことで、「理論と実践を両方学べる」構成となっている良書です。
中身(目次)戦略BASiCS 序論
プロローグ 昨日と同じ明日
第1章 Battlefield失意―お前はどこで、誰と戦っているのか?
第2章 Asset決意―お前は誰か?お前らしさとは何だ?
第3章 Strength反転―お前にしかできないことは何か?
第4章 Customer仲間―お前は、誰と共にいたいのか?
第5章 Selling message決戦―お前は誰だと世の中に宣言するのか?
第6章 戦略BASiCS使命―お前の使命は何か?
理論編
あと書き&ストーリー解説
読んだ人のクチコミ・小説形式なので読みやすいのと、最後に理論を学べるのでマーケティング戦略について理解が深まります
・戦略BASiCSというフレームワークを1要素ずつ紹介されており、人生をどう良くするか?という視点でも大変勉強になりました
・マーケティングや事業などをうまく進めたい人におすすめ

9位:[改訂4版]グロービスMBAマーケティング

マーケティング本のおすすめランキング第9位はMBAで有名なグロービスにより執筆されている書籍で、学問や理論的な側面からマーケティングを学べる「[改訂4版]グロービスMBAマーケティング」です。

本書はSTP、製品戦略、価格戦略、流通戦略などマーケティング基礎理論を1つずつ学んだ上で、応用編としてブランド戦略、マーケティングリサーチ、カスタマージャーニーなどより高度な理論も学んでいく構成になっています。もちろん、理論だけではなく実際のビジネス事例も紹介されています(例:「おーい、お茶」の商品名についての事例、など)ので、この一冊でMBAで学ぶマーケティング領域の基礎から応用まで学ぶことができる良書です。辞書的に一冊手元に持っておきたいですね^^

マーケティングに限らず様々なビジネス知識を動画で学べるグロービス知見録というYoutubeチャンネルも初学者におすすめです♪

▼書籍概要

書籍名[改訂4版]グロービスMBAマーケティング
発売日2019/2/6
著者グロービス経営大学院
ページ数357ページ
出版社ダイヤモンド社
本の概要・おすすめポイントこの一冊でMBAで学ぶマーケティング領域の基礎から応用まで学ぶことができる良書です。STP、製品戦略、価格戦略、流通戦略などマーケティング基礎理論を1つずつ学んだ上で、応用編としてブランド戦略、マーケティングリサーチ、カスタマージャーニーなど様々な理論を身に着けていきましょう!理論なので初心者にももちろん、経験者が学ぶ際にも有益。
中身(目次)【第1部 基礎編】
第1章…マーケティングの意義とプロセス
第2章…環境分析と市場機会の発見
第3章…セグメンテーションとターゲティング
第4章…ポジショニング
第5章…製品戦略
第6章…価格戦略
第7章…流通戦略
第8章…コミュニケーション戦略

【第2部 応用編】
第9章…ブランド戦略
第10章…マーケティングリサーチ
第11章…顧客経験価値とカスタマージャーニー
第12章…BtoBマーケティング
読んだ人のクチコミ・実務の入門書というよりは学問や理論としてマーケティングを学びたい人におすすめ
・初心者がマーケティングの基礎や理論を学ぶ上で良い一冊だと思います
・マーケティングやブランディングなどふわっと語られることが多い概念について専門的な理論から理解できました

10位:開発マンが書いた調査の本 ~マーケティングリサーチの使い方

マーケティングのおすすめ本ランキング10位は「開発マンが書いた調査の本 ~マーケティングリサーチの使い方」です。商品開発の経験者が商品開発のための市場調査のやりかたをまとめた稀有な一冊です。

本書は明治製菓で商品企画部でお菓子開発を10年担当したのち、顧客情報部・マーケティング情報部の部長として活躍された百戦錬磨の実務家マーケターである髙見 健治氏が著者なので、抽象的な概念ではなく現場で使える実践的なマーケティングリサーチ手法について学ぶことができる良書です。

実務的なマーケティングリサーチ手法を学びたい人はぜひご一読ください!

▼書籍概要

書籍名開発マンが書いた調査の本 ~マーケティングリサーチの使い方
発売日2020/8/25
著者髙見 健治
ページ数263ページ
出版社BMFT出版部
本の概要・おすすめポイント本書は明治製菓で商品企画部でお菓子開発を10年担当し、顧客情報部・マーケティング情報部の部長として活躍された百戦錬磨の実務家マーケターである髙見 健治氏が著者。マーケティングや調査の概念というよりは現場で使える実践的な手法について学ぶことができる良書です。
読んだ人のクチコミ・商品開発のための市場調査を学びたい方の必読書。現場で培われたリサーチのノウハウが詰まっています
・何を知るためにどんな調査をすればいいのか?商品開発の視点から調査手法についてかかれた稀有な一冊
・現場で活躍しているマネージャーに薦められて読みました。実践的なのでチーム内ですぐ取り入れることができました

11位:マーケティングとは「組織革命」である。

マーケティング本のおすすめランキング11冊目は「マーケティングとは「組織革命」である。」です。

本書はこれまでも何冊か登場していますが、マーケティング精鋭集団「刀」を経営されており、かつてはUSJの業績不振を救ってV字回復を導いた伝説のマーケッター森岡 毅氏による本です。

マーケティングを強化するには組織を変えなければならない。強い組織を作るためには優れた人(タレント)をマネジメントして強みを発揮できるように設計が必要。ボトルネックを特定して改善することで成果を最大化させる。市場におけるプレファレンス(好み・嗜好性)を上げて顧客に選ばれるようにする。など非常に参考になる内容が盛り沢山です。

▼書籍概要

書籍名マーケティングとは「組織革命」である。
発売日2018/5/25
著者森岡 毅
ページ数295ページ
出版社日経BP
本の概要・おすすめポイントマーケティング精鋭集団「刀」を経営されており、かつてはUSJの業績不振を救ってV字回復を導いた伝説のマーケッター森岡 毅氏による本
中身(目次)【第一部】 組織に熱を込めろ! ?「ヒト」の力を活かす組織づくりの本質?
【第二部】 社内マーケティングのススメ ?「下」から提案を通す魔法のスキル?
【特別対談】 成功者の発想に学べ! ?起点となって世の中を変えた先駆者たち?
読んだ人のクチコミ・マーケティングの本質は消費者のプレファレンスに経営資源を集中することであるという主張は納得感がありました
・マーケティング本と分類されているが組織論だったり人間の本質論だったり、マーケティングという概念に収めることができない良書
・初心者ですが凄く勉強になりました。何度も読み込んで血肉にしたい。

12位:いちばんやさしいマーケティングの教本 人気講師が教える顧客視点マーケの基本と実践

次のマーケティング本は初心者向けの入門書として支持が厚いいちばんやさしい教本シリーズからの「いちばんやさしいマーケティングの教本 人気講師が教える顧客視点マーケの基本と実践」です。

本書ではマーケティングの基本概念である3C、SWOT分析、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング、ベネフィット、4Pなどの基礎理論はもちろん、マーケティングミックス、マーケティングリサーチの手法、目標設定と効果測定、など実践的な範囲までカバーしております。さらにデジタルマーケティング、PR、BtoBマーケティングなど一歩踏み込んだ分野にも触れられており、まさに教本として網羅的に書かれている良書です。

※マーケティングには文章力やライティングスキルも重要です。それらについては「文章力・ライティングのおすすめ本・書籍ランキング」でも紹介しています♪

▼書籍概要

書籍名いちばんやさしいマーケティングの教本 人気講師が教える顧客視点マーケの基本と実践
発売日2019/8/22
著者中野崇
ページ数327ページ
出版社インプレス
本の概要・おすすめポイント初心者向けの入門書として支持が厚いいちばんやさしい教本シリーズから出ている本。マーケティングの基礎理論から応用編まで幅広い内容を初心者でもわかりやすく解説されています。これからマーケティングを学びたいビジネスマンにおすすめ。
中身(目次)第1章 マーケティングの基本を理解しよう
第2章 顧客ニーズをとらえよう
第3章 マーケティングリサーチの手法
第4章 マーケティングミックスを策定する
第5章 マーケティングの目標設定と効果測定
第6章 デジタルマーケティングの基本
第7章 PR活動の基本を知ろう
第8章 BtoBマーケティングの実践
読んだ人のクチコミ・現代のマーケティング論の基本概念を理解したい人に読んでほしい
・会社で新卒教育を担当することになったのでマーケティング部分は本書を参考に組み立てさせてもらいました
・マーケティング入門書としてはじめの一冊に最適

13位:マーケティングリサーチとデータ分析の基本

マーケティングリサーチとデータ分析の基本」はその名の通りマーケティングリサーチとデータ分析を基本から学べる書籍です。入門書として初心者マーケッターにぜひ読んで欲しい一冊。

本書は有名な調査会社マクロミルの方による著書で、リサーチする上での考え方、必要な要素、事例、考察の出し方など基本的な内容から実践的な内容まで紹介されています。いわゆる「マーケッターとは何か?」のような概念的な話というよりは実務で使える調査の基本を見につけたい人におすすめ。特にマクロミルのようなネットリサーチに取り組みたい人にもおすすめですよ♪

※ユーザーインタビューについて深堀りしたい人は「ユーザーインタビューのおすすめ本!現役UXリサーチャーが厳選」もおすすめです^^

▼書籍概要

書籍名マーケティングリサーチとデータ分析の基本
発売日2018/4/8
著者中野 崇
ページ数299ページ
出版社すばる舎
本の概要・おすすめポイントリサーチする上での考え方、必要な要素、事例、考察の出し方など基本的な内容から実践的な内容まで紹介されています。いわゆる「マーケッターとは何か?」のような概念的な話というよりは実務で使える調査の基本を見につけたい人におすすめ
中身(目次)第1章 なぜ今、ビジネスにおけるデータ活用が必要なのか
第2章 リサーチ・データ分析の始めかた
第3章 よく活用されるインターネットリサーチとインタビュー調査
第4章 仮説思考の重要性
第5章 データを分析し、アクションにつなげる
第6章 マーケティングリサーチの最前線
読んだ人のクチコミ・マーケッターとして調査を担当することになったので読みましたが、内容が濃くて実務で早速活かせそうです!
・リサーチでも重要となる仮説思考について非常に勉強になった
・調査企画する上で何がオセロの四隅なのか?(何がポイントなのか?)がわかりました。ありがとうございます

14位:マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ

マーケティングを学んだものの「知る」と「活用できる」の間には大きな溝があります。おすすめマーケティング本ランキング14位の「マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ」ではそんな溝を埋めるために手助けとなってくれる一冊です。

4P、3C分析、STP、SWOT分析、PEST分析など、一度は聞いたことがあったり、知識として当たり前のように知っている人も多いと思います。ただビジネスの現場でそれを使いこなしている人に出会ったことはありますか?本書では「知っている」と「できる」の間を埋めるために必要な考えを学ぶことができる羅針盤とも言える一冊です。

▼書籍概要

書籍名マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ
発売日2023/2/17
著者西口一希
ページ数233ページ
出版社日本実業出版社
本の概要・おすすめポイント4P、3C分析、STP、SWOT分析、PEST分析など、一度は聞いたことがあったり、知識として当たり前のように知っている人も多いと思います。ただビジネスの現場でそれを使いこなしている人に出会ったことはありますか?本書では「知っている」と「できる」の間を埋めるために必要な考えを学ぶことができる羅針盤とも言える一冊です。
中身(目次)第1章 なぜ、多くの人が「マーケティングの樹海」に迷い込んでしまうのか?―マーケティングをめぐる、さまざまな誤解
第2章 マーケティングとは「価値づくり」―マーケティングを理解するためのもっとも大切な「価値」の話
第3章 価値は「お客さま」と向き合うことでわかる―価値をどう知り、どうつくるか
第4章 0から1、1から10、10から1000へ―継続的なグロースの実現
第5章 マーケティングとブランディング―一過性と継続性と離反、そしてブランディングへ
第6章 マーケティングで継続的に「価値」を高め続ける―企業も人も、価値を生みだすことで成長し続ける
読んだ人のクチコミ・N1分析や5セグマップなどでスマートニュースを成長させた実績を持つ著者によるマーケティングの樹海に迷った人のためのコンパス本。かくいう私ももっと顧客理解に徹さなければいけないと痛感させられました。
・生活に関わることを「価値」から考えるトレーニングを提案されており、継続していますが今のところとても良い感じです^^
・プロダクトアイデアとコミュニケーションアイデアが混同されがちですが、明確に使い分けることで実践でもうまく活用できそうです

15位:データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標

マーケティングとは切っても切り離せない「数字や「データ」。昨今はデータドリブンと言われるようにデータに基づいた意思決定が当たり前となっており、それらを学びたい人には「データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標」がおすすめです。

客観的なデータ分析を元に施策の企画や改善をしていくデータ・ドリブン・マーケティングは今では当たり前となっています。本書では、マーケティング効果測定のひとつのフレームワーク、データマーケティングを推進する上で厳選された15の指標、企業規模にかかわらず実践しやすく分かりやすい分析手法など、今後のビジネス環境を戦う上で必要となる要素について学ぶことができます。あの世界的企業であるAmazon創業者のジェフ・ベゾスが選ぶビジネス書12タイトルに選出されたこともある名著です。

▼書籍概要

書籍名データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標
発売日2017/4/19
著者マーク・ジェフリー、佐藤 純、矢倉 純之介(訳)、内田 彩香(訳)
ページ数459ページ
出版社ダイヤモンド社
本の概要・おすすめポイント本書では、マーケティング効果測定のひとつのフレームワーク、データマーケティングを推進する上で厳選された15の指標、企業規模にかかわらず実践しやすく分かりやすい分析手法など、今後のビジネス環境を戦う上で必要となる要素について学ぶことができます。あの世界的企業であるAmazon創業者のジェフ・ベゾスが選ぶビジネス書12タイトルに選出されたこともある名著です。
中身(目次)第1部 データ・ドリブン・マーケティングのアウトライン
第2部 マーケティングの成果を劇的に向上させる15の指標
第3部 データ・ドリブン・マーケティング上級編(アジャイル・マーケティング
読んだ人のクチコミ・ECなどデジタルマーケティングに関わる人には当たり前の知識が多いかもしれませんが、初めてデジタル分野の部署に来たので非常に勉強になりました
・データを元にした科学的な意思決定について学びたくて手に取りました。結論から言えば、間違いなく良い一冊でした!
・データの使い方やデジタル化を推進する上で必要不可欠な知識が紹介されています

16位:マーケティング・リサーチの基本 (この1冊ですべてわかる)

マーケティングを学びたい人のおすすめ本ランキング16位は「マーケティング・リサーチの基本 (この1冊ですべてわかる)」です。

マーケティングリサーチの企画の立て方、定量調査のデータ収集〜データ分析、定性調査のデータ収集と解釈、アイデアやインサイトを見つける方法、モバイルやソーシャルのリサーチ、などマーケティングリサーチを実務で取り組む方に必要な基本的ノウハウが掲載されています!マーケティングリサーチという幅広い概念を俯瞰的に網羅しつつも具体的な手法も掲載されており、まさに実践的な入門書と言える一冊。

▼書籍概要

書籍名マーケティング・リサーチの基本 (この1冊ですべてわかる)
発売日2016/9/29
著者岸川 茂、JMRX
ページ数272ページ
出版社日本実業出版社
本の概要・おすすめポイントマーケティングリサーチという幅広い概念を俯瞰的に網羅しつつも具体的な手法も掲載されており、まさに実践的な入門書と言える一冊。
中身(目次)第1章 ビジネス・リサーチとしてのマーケティング・リサーチ
第2章 定量調査:データ収集
第3章 定量調査:データ分析
第4章 定性調査:定性データの収集と解釈
第5章 マーケティング課題解決のためのリサーチ・ソリューション:アイディア開発
第6章 ニュー・マーケティング・リサーチ
読んだ人のクチコミ・マーケティングリサーチプロジェクトを担当することになったので急遽購入して読みました。基本的な考え方から実践的な調査・分析手法まで学べておすすめ
・定量調査を実際のステップで解説してくれる本はあまり無かったので非常に参考になりました

17位:コトラーのマーケティング・コンセプト

ここからはマーケティング業界の権威として世界的に有名なフィリップ・コトラー氏の本が立て続けにランクインしています。まず最初にマーケティングのおすすめ本17位になったのが「コトラーのマーケティング・コンセプト」です。この本は私が大学時代に所属していたゼミの課題図書でもあったので、かなり読み込みました。ちなみに、翻訳されている恩蔵直人さんは日本のマーケティング業界で大変有名な方で、私のゼミの教授も恩蔵さんが師匠だと言っていました。

内容的にはマーケティング用語や概念について1つずつ紹介されている本です。例えば、広告、ブランド、競争優位、顧客志向、CRM、差別化、価格、戦略、クチコミ、などのトピックごとに解説がされているイメージ。辞書的に活用するのがおすすめ。

▼書籍概要

書籍名コトラーのマーケティング・コンセプト
発売日2003/5/5
著者フィリップ・コトラー、恩蔵 直人(訳)、大川 修二(訳)
ページ数272ページ
出版社東洋経済新報社
本の概要・おすすめポイントマーケティング業界の世界的な権威であるフィリップ・コトラー氏の著書。マーケティング用語や概念について1つずつ紹介されており、辞書的に活用するのがおすすめ。
中身(目次)広告
ブランド
B2B(対企業)マーケティング
変化
コミュニケーションとプロモーション
企業
競争優位
競合他社
コンサルタント
コーポレート・ブランティング など
読んだ人のクチコミ・マーケティングに関して理解しておくべき80の重要コンセプトについて解説されている本
・ビジネスや市場の原理原則について学ぶことができました
・現場で働いているとよくでてくる用語や概念を辞書的に引いて勉強しています

18位:コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則

マーケティング本おすすめランキングの18位は「コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則」です。こちらも世界的なマーケティングの権威であるフィリップ・コトラー氏の著書です。ベストセラーである「コトラーのマーケティング3.0」の続編としてスマートフォン時代のマーケティング論について学ぶことができます。自己実現の時代・モノからコトの時代とも呼ばれるマーケティング4.0の時代において重視される顧客の繋がり、メッセージ、顧客視点の4Cなど、新しい考え方を身に着けましょう!

▼書籍概要

書籍名コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則
発売日2017/8/21
著者フィリップ・コトラー (著), ヘルマワン・カルタジャヤ (著), イワン・セティアワン (著), 恩藏 直人 (翻訳), 藤井 清美 (翻訳)
ページ数241ページ
出版社朝日新聞出版
本の概要・おすすめポイントスマートフォン時代の新しいトレンドを踏まえてマーケティングの新しいフレームワークや考え方を学べる良書です。人間中心のマーケティングを実現するためにまったく新しいフレームワーク「5A」を発案!初心者はもちろん、中級者や上級者にも必要な基本原則を紹介します。
中身(目次)第1部 マーケティングを形づくる基本的なトレンド
 第1章 つながっている顧客へのパワーシフト
 第2章 つながっている顧客に対するマーケティングのパラドックス
 第3章 影響力のあるデジタル・サブカルチャー
 第4章 デジタル経済におけるマーケティング4.0

第2部 デジタル経済におけるマーケティングの新しいフレームワーク
 第5章 新しいカスタマー・ジャーニー
 第6章 マーケティングの生産性の測定指標
 第7章 産業類型とベスト・プラクティス

第3部 デジタル経済におけるマーケティングの戦術的応用
 第8章 ブランドの誘引力を高める人間中心のマーケティング
 第9章 ブランドへの好奇心をかきたてるコンテンツ・マーケティング
 第10章 ブランド・コミットメントを生み出すオムニチャネル・マーケティング
 第11章 ブランド・アフィニティを築くためのエンゲージメント・マーケティング
読んだ人のクチコミ・現代マーケティングにおける必読書の1つ。具体的な内容なので実務に活用できます。
・内容はもちろん、顧客に向き合うその姿勢自体が勉強になります
・世界的なマーケティングの権威だけあって説得力がありました

19位:コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略

マーケティング本おすすめランキング19位は「コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略」です。

コトラー氏はマーケティング5.0を「人間を模倣した技術(AI、自然言語処理、AR/VR、IoT、ブロックチェーンなどの先端技術)を使って、カスタマー・ジャーニーの全行程で価値を生み出し、伝え、提供し、高めること」と定義しており、マーケターはこれらのテクノロジーを活用することで更にマーケティング活動を強化できると説明しています。今では当たり前となっているデータ活用の文脈にも触れられており、理論的な側面から現代マーケティングを学びたい人に大変有用な内容です。

▼書籍概要

書籍名コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略
発売日2022/4/20
著者フィリップ・コトラー、ヘルマワン・カルタジャヤ、イワン・セティアワン、恩藏 直人(訳)、藤井 清美(訳)
ページ数332ページ
出版社朝日新聞出版
本の概要・おすすめポイント今では当たり前となっているデータ活用の文脈にも触れられており、理論的な側面から現代マーケティングを学びたい人に大変有用な書籍です。
中身(目次)第1部 序論
 第1章 マーケティング5.0へようこそ

第2部 デジタル世界でマーケターが直面する課題
 第2章 世代間ギャップ
 第3章 富の二極化
 第4章 デジタル・ディバイド

第3部 テクノロジー支援マーケティングのための新戦略
 第5章 デジタル化への準備度が高い組織
 第6章 ネクスト・テクノロジー
 第7章 新しい顧客体験
 
第4部 マーケティング・テクノロジー活用の新戦術
 第8章 データドリブン・マーケティング 
 第9章 予測マーケティング 
 第10章 コンテクスチュアル・マーケティング 
 第11章 拡張マーケティング 
 第12章 アジャイル・マーケティング
読んだ人のクチコミ・実務で最前線で戦ってる身としては少し当たり前の内容も多い印象。ただ、これからいわゆるDXに取り組もうとする人や企業にとっては大変有用
・テクノロジーの進化に合わせてコトラー氏のマーケティング理論もアップデートされている。時代の流れに合わせた学者の書籍としてとてもおもしろかった

さいごに

以上、マーケティングのおすすめ本ランキングを名著から初心者向けまで幅広く紹介しましたがいかがでしたか?マーケティングとひとくちに言っても要素分解すると沢山のスキルから構成されているため、冊数的には多いです。少しずつ身につけていくのが良いと思います。

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