【書評・要約】限られた時間を有効活用したい人におすすめ!『神・時間術』

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最近マネージャー兼プレイヤーとして忙しくなってきて時間が全然足りない課題があったので、以前読んで参考になった時間術・時間管理の書籍「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」を再読しました。

本記事では時間を効率的に使って豊かな人生を実現するための「神・時間術」の書評・要約をしていきます!仕事に追われて時間が全然足りない人、仕事もプライベートもメリハリつけてどちらも充実させたい人、効率的に時間を使いたい人などはぜひ参考にしてください^^

久しぶりに読み返して、端的に言って大正解でした。なんとなく頭で理解しているものの実践できていなかった時間術を改めて確認することで、明日からの行動により磨きをかけられそうです。

※本書は「仕事術・効率化のおすすめ本!人気ランキング」や「時間術・時間管理のおすすめ本〜定番本、仕事、人生など〜」でも紹介しているおすすめ本です^^

『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』とは?

本書は「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」というビジネス書です。

著者は精神科医として多忙なスケジュールをこなしながら、自由な時間も確保して人生を楽しんでいる時間管理のプロです。本書では脳の機能を最大限に活用し、朝から夜までの時間を有効に使う方法や、仕事効率を高めるテクニック、自己投資やリフレッシュの方法などが解説されています。時間の使い方で人生が決まることを強調し、読者が自己成長と幸福を追求するための道筋を示してくれる人気のビジネス書です!

▼書籍概要

書籍名脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術
対象者仕事に忙しく、自分の時間を有効に活用したいと考えるビジネスパーソンや個人の成長を望む人
ひとこと説明時間の使い方で人生を変える方法を解説した人気のビジネス書。著者の神業のような時間術に迫る。仕事効率アップ、自由時間確保の秘訣が満載
著者樺沢 紫苑 (著)
発売日2017/4/13
ページ数288ページ
出版社大和書房
中身(目次)序章 最高の人生を手に入れる「神・時間術」4つの原則
第1章 脳の機能を最大に生かす集中力の高め方
第2章 朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術
第3章 昼の時間を最大に生かす午後のリセット術
第4章 夜の時間を最大に生かす運動&睡眠リセット術
第5章 仕事の時間を最大に生かす時間創出仕事術
第6章 自由時間を最大に生かす自己投資&リフレッシュ術
読んだ人のクチコミこの本読んでから、時間の使い方が変わった!集中力がアップして、仕事がはかどるようになった。自分の時間が増えたので、趣味や家族との時間も大切にできる。本当におすすめ!

「仕事に集中できない」悩みを解消し、1日の中で4倍以上の仕事をこなし、2倍以上の自由時間を確保する神のような時間術を伝授。精神科医の著者が実践する科学的ノウハウで、人生を充実させるための究極の時間術を提案してくれる良書です。

時間を最大限に生かす方法が満載。自己成長や趣味にも時間を割り振り、仕事も効率的にこなせるようになりました。まさに時間の魔法!

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本書を読んだ読書メモ

ここからは本書を読んで重要だと思ったポイント、心に留めておきたいと思ったことを章毎に箇条書きで記載していきます!

「集中力」を中心に時間を考える

  • 朝の時間が最もパフォーマンスが高い(脳のゴールデンタイム)ので、その時間に最重要な仕事をやる
  • 人間の脳は起床後2-3時間は、脳が疲れておらず、さらに脳内が非常に整理された状態
  • 論理的な作業、資料作成、文章執筆、語学の学習などの高い集中力・創造力が必要な仕事に向いている
  • 逆に、メールやslackチェック、資料を読む、会議する、などは朝の時間にやるのはもったいない

疲れてから休むのではなく、疲れる前に休む

  • 45分集中して、5分休む、など疲れる前に休む。
  • 休むときはスマホを見るのではなく外にでて少し体を動かす。目を瞑るだけでもOK
  • ランチタイムは午前中の疲れを回復する重要な時間。太陽を浴び、体を動かし、咀嚼することで回復できる。
    • パソコンを見ながら、考えながら、だと回復できない。

疲れたときこそ、運動せよ

  • 運動すると「成長ホルモン」が分泌される。成長ホルモンは疲労回復、免疫アップ、細胞の修復、代謝・新陳代謝の促進、アンチエイジングなど、絶大な疲労回復効果を持つ。
  • 有酸素運動をすることで脳の疲労が回復して、集中力が戻る
  • 10分の運動で良いので体を動かす。1分でも良い。疲労回復できる。
  • 夕方前の疲れた時間に、有酸素運動など1時間ほどやると一気にスッキリするのでおすすめ。30分でも良い。朝のスッキリした脳の状態に戻せる →村上春樹も毎日1時間ランニングをしてる

自己投資をする、人生を楽しむ

  • 時間術によって捻出した「自由時間」を仕事に使わない。読書や勉強などのスキルアップができる自己投資に使う→時間をさらに捻出できる

制限時間を設ける、時間を測る

  • ストップウォッチで時間を測る
    • 例:この作業は20分で終わらせる、この資料は1時間で作る、この本は1時間で読む、と決めてストップウォッチをセットして、それまでに終わらせるゲームにしてしまう
  • 退社時間を決めて、それまでに何としても終わらせるつもりで取り組むと集中できる
    • 例:19時に友人との飲み会に行くために18時には必ず退勤する
  • 仕事を持ち帰ることもしない
    • だらだら続いてクセになってしまう。夜や週末にやればいいやとなり、平日コアタイムの集中力が上がらない原因にもなる

雑念を排除する

  • モノ:デスク周りのモノを整理整頓する
  • 思考:雑念や気になることはメモに書き出す。とにかく書くことでスッキリできる。(できれば紙とペン)
  • 人:集中空間で他人に話しかけられないようにする。隔離状態をつくる。(たとえ1分でも話しかけられると元の集中力に戻るには15分かかる)→村上春樹もやっている

朝のルーティン

  • 朝日を浴びる
    • 朝日を浴びるとセロトニンという睡眠と覚醒をコントロールする脳内物質が活性化する
    • セロトニンが低いとうつ病や憂鬱な気分になる
  • 少し体を動かし目を覚ます
    • ストレッチ、早足での散歩、軽い運動、などを15-30分
    • →できれば朝日も浴びれるので散歩。だめならストレッチでもOK

その他

  • 1日の中で緩急をつける。夜は休む、リラックスする。夜は家族、友人と過ごす「交流」に当てる
  • 寝る15分前に記憶したことは定着しやすい
  • 休日は普段しないことをする(刺激になり回復できる)
  • 毎日同じ日課、スケジュールを過ごす。良いリズムを作る。
  • 「ながら仕事」はやらない。はかどるどころか集中力を下げる。
  • 「ながら仕事」ではなく「並行仕事(考えごと)」を意識する
    • 電車に乗っている、入浴している、歩いている、など無意識でやっているときに並行でできることをやる
    • 風呂に入る前に「今日は◯◯について考える」とテーマを決めるのがおすすめ
    • 例:入浴の30分で「考えごと」や「アイデア出し」などの考えごとをやる。例えば、施策のアイデア、プロジェクトの進め方、今日の振り返り、明日の会議のアジェンダ、明日やること、などデスクで考えなくても良いことなどを並行で考える
  • 本や動画でインプットしたら、必ずアウトプットもする
  • 仕事の「量」ではなく「質」を高める
    • もっと仕事したい、結果を出したい、収入を増やしたい、と思うなら、「量」を増やすのではなく、効率を上げたり、効果を高めたり、質を上げることを目指すべき
    • 自分のメインスキルに投資をする
  • 能動的な娯楽をやる、趣味に夢中になる
    • 本をより多く読むほど集中力が高まる。読書が習慣になると「対象に意識を集中する」トレーニングになる。逆に、テレビなどは受動的で集中力を下げる。
    • 集中力を要したり、考える必要があるような能動的な娯楽を楽しむこと。囲碁や将棋などのボードゲーム、ゴルフなどのスポーツ、もおすすめ
    • テレビも能動的に見ると良い(知らないことや気になったことを調べる、思ったことをアウトプットするなど)
    • 趣味に夢中になること=集中力を高めるトレーニング。仕事にも活きる。
  • 「今」にコミットして生きる。自分の「楽しい時間」を増やす
    • 「今」の連続が「未来」。存在するのは「今」という時間。「今」が楽しくなければ「未来」も楽しくない
    • 「楽しむ」ことこそが人生
    • 「自分は◯◯している瞬間が本当に楽しい」という時間をみつける
  • 「遊びのTODOリスト」をつくる
    • 例:行きたいお店リスト、みたい動画リスト、読みたい本リスト、調べたいことリスト、など
    • ふと自由時間・空き時間ができたときにだらだらせず、迷わずに取り組めるメリットもある

まとめ

ここまでで本書で学んだことの要点をまとめてきました。最後に自分が感じたこと、明日からどうするか、を述べて終わりにします。

  • 「仕事の量」を増やすだけでは何も改善されない。優先順位の見直し、効率化、勉強によるスキルアップなどを通じて、「仕事の質」を高める方向を目指す。
  • 朝のゴールデンタイムを有効活用する。具体的には7時起床、散歩で日光を浴び、ストレッチ、コーヒーなどで7:45ぐらいから仕事を開始する。7:45-9:45までの2時間で、計画立案やプロダクト戦略作成などの「考えるしごと」をやる。
  • 疲れる前に休む。業務時間内は45分→5分→45分→5分というリズムで休憩を挟む。休憩タイムはベランダで日光を浴びながらストレッチする。45分はストップウォッチで時間を測る。
  • ランチはちゃんと休む。30分で食べて、30分で皿洗い、軽い筋トレをやって頭をリフレッシュさせ、午後も最大集中力で取り組む。それでも疲れたら筋トレや有酸素運動で30分ほどがっつり運動する。
  • モヤモヤしたら紙に書き出す
  • 19時前には退勤する。読書や筋トレ・ランニングなどの「自己投資」や「運動」に当てる
  • 業務後や週末は仕事しない。読書やデータ分析の勉強などスキルアップに注ぐ。明日以降の質を高める「自己投資」をする。
  • 遊びのTODOリストをつくる(iPhoneのリマインダーでOK。NotionでもOK)

明日から(今日から)やっていく!

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