E資格の過去問は?おすすめ講座・認定プログラムや給付金も紹介

最終更新日

AIエンジニア向けの資格試験であるE資格について、過去問はあるのでしょうか?おすすめ講座・認定プログラムやお得に受講できる給付金、資格概要、難易度、合格者の体験記などと合わせて紹介します。

こちらもおすすめ:【2023年】E資格の合格者おすすめの参考書・問題集7冊!難易度やクチコミも

E資格の試験を受けるためには指定スクールの講座を受講する必要があり、教育訓練給付制度を活用して安く受講するのが最もおすすめです!「専門実践教育訓練給付金」の対象講座を受けることでJDLA認定プログラムの受講料から最大70%の給付金が国からもらえます。(おすすめのJDLA認定プログラム講座は本記事内で公開しています)

※E資格の取得を目指すならAidemyに通うのもおすすめです!
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▼独学でPythonや機械学習を学びたい人には以下もおすすめです^^
現役エンジニアが厳選!Pythonのおすすめ本・参考書
機械学習・ディープラーニングのおすすめ本11冊+α!(初心者〜中級者向け)

E資格の過去問について

早速ですがE資格の過去問はどこで見れるのでしょうか?このセクションではE資格の過去問の現状と対策について説明します!

E資格の過去問題はどこにも公開されていない!

結論ですがE資格の過去問題は現状公開されていません。通常の資格試験で見られるような「過去問集」や「試験例題」も存在しないです。(ダメ元で主催している一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)に問い合わせましたがやはり現状では過去問は公開されてないとのこと)

E資格を受験した人も含めて、過去の試験問題の公開は日本ディープラーニング協会によって禁止されています。なので「過去問をひたすら解いて試験対策をしたい」というタイプの人には難しい資格となっています。

過去問が無い中の試験対策法

E資格には過去問題は一切公開されていないことがわかりましたが、ではどのように試験問題への対策をすれば良いのでしょうか?弊社で実施した合格者アンケートで調査した、合格者が最もよく行っていた対策は「過去問の代わりに問題集を解く」というものです。

買うべき問題集としては、合格者全員が購入して活用していた「徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版(徹底攻略シリーズ)」、いわゆる「黒本」と呼ばれている本がド定番です!(むしろ他に無いかも)

本書では出題傾向を徹底分析した模擬問題を収録し、丁寧で分かりやすい解説も付いているため、間違えた問題をなぜ間違えたのか?を理解して、E資格の試験で高得点を狙うレベルに持っていくことができます。

書籍名徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版(徹底攻略シリーズ)
発売日2021/5/31
本の概要AIエンジニア・ディープラーニング資格のE資格の対策問題集。「黒本」と呼ばれています。多数の問題を収録しており、解説も充実しています。一冊やり込めば試験に必要な対策をすることができます。
どんな人におすすめかE資格を受験する人、合格したい人(合格者アンケートで使用率100%!)
おすすめポイント本書もE資格の合格者が全員使用していたという必携アイテムです。JDLA認定プログラムの第1号事業者であるスキルアップAIの講師陣が執筆しているので信憑性も高いです。
中身(目次)第1章 線形代数
第2章 確率・統計
第3章 情報理論
第4章 機械学習の基礎
第5章 前処理・特徴選択・性能指標
第6章 モデルの評価・正則化・ハイパーパラメータ探索
第7章 教師あり学習の各種アルゴリズム
第8章 教師なし学習の各種アルゴリズム
第9章 強化学習の各種アルゴリズム
第10章 深層学習の概要
第11章 順伝播計算と逆伝播計算
第12章 最適化手法
第13章 畳み込みニューラルネットワーク
第14章 再帰型ニューラルネットワーク
第15章 深層学習を用いた自然言語処理
第16章 深層学習を用いた生成モデル
第17章 深層学習を用いた強化学習
第18章 開発・運用環境
第19章 総仕上げ問題
付録 覚えておくべきPython/NumPyの知識
読んだ人のクチコミ・問題を解く→間違えたところ・曖昧なところの解説を読む、というループを繰り返して使ってました。解説が充実しているのがとても助かりました。
・E資格には過去問が存在しないのでこちらの黒本は対策必須だと思います。
・認定プログラムは受講必須ですが、そちらの講座を受けてあとはこの問題集をひたすら対策していたら無事試験に合格できました!
・E資格に合格するためには黒本は100%購入マストです。模擬試験の問題もあるので実際の試験感覚も身につけられます。

購入はこちら

以上がE資格の過去問の現状と対策でした!ぜひ参考にしてみてください^^

JDLA認定プログラムとは?

ここからは、E資格の受験する条件にあるJDLA認定プログラムについて解説します。
JDLA認定プログラムとは、JDLAが認定しているディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材を育成する講座のことです。いずれかの認定プログラムの受講を修了すると、E資格の受験が可能になります。(逆に言えば、これを受講しないとE資格は取得できない!

E資格は教育訓練給付制度で最大70%の給付金

「E資格」向けのJDLA認定認定プログラムは、厚生労働省の教育訓練給付制度の「専門実践教育訓練」に該当するプログラムで、第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)の対象講座となっており、一定の要件を満すと受講料の最大70%を給付金として国からお金がもらえます。

第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル)対象!おすすめプログラミングスクール一覧(最大70%の給付金)の記事でも詳しく紹介しています)

教育訓練給付制度とはその名の通り、労働者が就職やキャリアアップのための教育訓練(資格や講座)を受講するために必要な費用について国から給付金がもらえる制度です。

これら認定プログラムは料金的にも数万円〜数十万円と高いので、ぜひ70%の給付金を受け取って、おトクにE資格を取得しましょう!

給付金の支給条件は?

第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル)対象!おすすめプログラミングスクール一覧(最大70%の給付金) の記事でも紹介しておりますが、専門実践教育訓練給付金は最大70%ですが少し注意が必要です。いきなり満額70%もらえるわけではありません

そもそも、この制度を使用するための前提となる条件を説明します。これを満たしていないといくら認定プログラムを受講完了しても、そもそも給付の対象外となるので、まずは自分がこの条件を満たしているか確認しましょう!(どちらも満たす必要があります)

対象となる前提条件1受講開始までの通算2年以上の雇用保険に加入していること
※過去に給付を受けたことがある人の場合、通算3年以上
対象となる前提条件2在職者⼜は離職後1年以内(出産・育児等で対象期間が延⻑された場合は最⼤20年以内)であること
↑↑↑この制度を使用するための前提条件(どちらも満たす必要があります)↑↑↑

そして、上記の前提条件を満たした方は認定プログラムに契約しましょう!プログラミングスクール等で対象講座を修了することで、給付金を貰うことができます。

こちらも2つ条件がありますが、2段階に条件が分かれています。

条件1講座を修了することで、受講費用の50%(最大40万円の給付金)
条件2講座修了後、1年以内に雇用保険の被保険者として雇用される又は引き続き雇用されていることで、受講費用の20%(最大16万円の給付金)を追加で給付
↑↑↑前提条件を満たした方が給付を受けるための条件↑↑↑

それぞれ解説していきます。

まずはしっかりと講座を修了することで受講費用の50%の給付金(上限年間40万円)がキャッシュバックされます。

そして、講座を修了後、1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合(引き続き雇用されている場合も含む)のみ受講費用の20%が追加で支給(上限年間16万円)されます。制度の目的が社会人のキャリアアップや就職支援なので、これも条件に入っているというわけですね。

おすすめのJDLA認定プログラム講座を紹介

E資格を取得するために必要なJDLA認定認定プログラムのおすすめ講座を選抜して紹介します!

JDLA認定プログラムの講座かつ、給付金が最大70%の第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)を探すのは大変です。ここでは私がリサーチしたおすすめのE資格の講座を紹介します。

  • キカガク(公式サイト
    • ディープラーニングハンズオンセミナー(TensorFlowコース) E資格受験プラン
    • ディープラーニングハンズオンセミナー(PyTorchコース) E資格受験プラン

この2つのプログラムスクールはどちらも第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)の対象講座なので、最大70%の専門実践教育訓練給付金が貰えます。通常よりも安く受講が可能なのでぜひ参考にしてください。

キカガク

ディープラーニングハンズオンセミナー(TensorFlowコース) E資格受験プラン

おすすめのE資格対策講座はキカガクです。こちらは一般社団法人日本ディープラーニング協会認定の人気セミナーで、第四次産業革命スキル習得講座の対象で給付金がもらえます。「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材としての知識を身につけ、E資格試験の合格を目指していきます。

E資格以外も含めたキカガクについての解説記事:キカガクの講座詳細、料金、評判

到達目標

  • Microsoft Azureを用いてクラウドコンピューティングリソースの管理
  • Dockerを用いて機械学習に必要な環境を構築
  • ディープラーニングの実装に必要な数学を理解
  • Kerasを使用して、Python上でディープラーニングの実装が行える
  • JDLAの主催するE資格試験に合格できる知識レベル

身につくスキル

  • Dockerを用いた環境構築方法
  • Microsoft Azureを用いたのGPUの使用方法や環境構築の方法
  • Kerasによる画像・時系列・自然言語の取扱い方も含めた実践的なディープラーニングの実装
  • JDLAがE資格取得レベルに求める、「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材」としての知識

料金・給付金

・料金:330,000円(入学料:0円、受講料:330,000円)
給付金:最大231,000円キャッシュバック!
 実質負担は、99,000円

コース詳細情報(Reスキル対象)

コース名ディープラーニングハンズオンセミナー(TensorFlowコース) E資格受験プラン
対象者実務経験は不要。基本情報技術者試験相当のコンピュータ知識、およびプログラミングに関する最低限の知識がある方
期間30日間
料金合計:330,000円(入学料:0円、受講料:330,000円)
給付金支給額最大231,000円キャッシュバック!
受講しやすい工夫・eラーニングによる動画での予習、復習が可能。
・同一内容の講座を他の日程で振替受講が可能。
サポート・コミュニティにて講師や専門家とのつながりをサポート
・課題に関して不明点があれば質問対応できる
備考

Aidemy Premium[アイデミープレミアム]

AidemyのE資格対策講座もおすすめです。JDLA認定プログラムとして、E資格対策を行います。内容としては機械学習及びディープラーニングを中心とした最新技術についての理論を体系的に学び、豊富な演習問題で機械学習モデルの実装スキルを磨きます。以下のリンクからシラバスを確認できます。

E資格対策講座のシラバス

E資格以外も含めたAidemy Premiumについての解説記事:Aidemyプレミアムの講座詳細、料金、評判

到達目標

  • 機械学習及び深層学習の理論および実装力を身につけ、日本ディープラーニング協会が開催するE資格を取得する

身につくスキル

  • ディープラーニングの実装能力
  • Pythonを利用した機械学習モデル構築スキル
  • Pandas
  • Numpy
  • Matplotlib
  • データスクレイピング
  • 教師あり学習(分類)
  • 教師あり学習(回帰)
  • RNN
  • CNN
  • 強化学習

料金・給付金
料金:327,800円(入学料:0円、受講料:327,800円)
給付金:最大229,460円キャッシュバック!
 実質負担は、98,340円

コース詳細情報(Reスキル対象)

コース名E資格対策講座シラバス
対象者未経験可
期間6ヶ月
料金・料金:327,800円(入学料:0円、受講料:327,800円)
・給付金:最大229,460円キャッシュバック!
受講しやすい工夫・完全オンライン制
・全ての教科課程のテキストと演習はeラーニング方式
・チューターによる個別指導はslackを利用したチャットやオンライン面談にて実施
・指導は17-22時の時間帯で実施し、社会人が終業後に受講しやすくしている
サポート・回数制限なしのチャットサポート
・課題やポートフォリオに対するきめ細やかなコード添削
・ビデオチャットを活用したオンラインでのマンツーマン指導
備考万が一Aidemy Premium の受講後に満足できなければ、受講後の8日以内の申し出で全額返金してくれる制度

E資格とは?

E資格とは、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定するAIエンジニア向けの資格試験のことです。近年需要が高まっており注目も集まっているディープラーニングに関する専門的な資格です。

一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催しており、Eはエンジニアの略となっております。資格の概要は以下の通りです。

資格名E資格(Engineer資格)
どんな資格か?ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定するAIエンジニア向けの資格試験
主催(認定団体)一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)
受験するための資格JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること
出題範囲シラバスより、JDLA認定プログラム修了レベルの出題
(応用数学、機械学習、深層学習、開発・運用環境という4テーマ)
試験内容試験時間:120分
知識問題(多肢選択式・100問程度)
受験会場全国各地
受験費用(税込)一般:33,000円
学生:22,000円
会員:27,500円
申し込み方法日本ディープラーニング協会の公式Webページから申し込み
補足JDLA認定プログラムの受講費に対して、教育訓練給付制度の「専門実践教育訓練給付金」を適用可

参考:日本ディープラーニング協会公式サイト

youtube動画(少し古いですが)こちらも概要が分かります↓

E資格の受験資格、費用は?

E資格試験の受験するためには条件があります。「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」が条件になります。JDLA認定プログラムについては本記事下部で詳しく説明します。

受験費用は一般33,000円、学生22,000円(税込)です。

E資格のシラバス・試験範囲は?

エンジニア資格ということあって、応用数学、機械学習、深層学習、開発・運用環境という4つのテーマから出題されます。具体的なシラバスは以下となっており、ディープラーニング資格と謳っているだけあって、深層学習テーマのボリュームが最も大きい試験設計ですね。

応用数学(1)確率・統計
①一般的な確率分布
・ベルヌーイ分布
・多項分布
・ガウス分布
②ベイズ則

(2)情報理論
・情報量
機械学習(1)機械学習の基礎
①学習アルゴリズム
・教師あり学習
・教師なし学習
・半教師あり学習
・転移学習
②機械学習課題
・能力、過剰適合、過少適合
・次元の呪い
③ハイパーパラメータ
④検証集合
・学習データ、検証データ、テストデータ
・ホールドアウト法
・k-分割交差検証法
⑤最尤推定
・条件付き対数尤度と平均二乗誤差

(2)実用的な方法論
①性能指標
②ハイパーパラメータの選択
・手動でのハイパーパラメータ調整
・グリッドサーチ
・ランダムサーチ
・モデルに基づくハイパーパラメータの最適化

(3)強化学習
①方策勾配法
②価値反復法
深層学習(1)順伝播型ネットワーク
①全結合型ニューラルネットワーク
②損失関数
・最尤推定による条件付き分布の学習
③活性化関数
・シグモイド関数
・Softmax関数
・ReLU, Leaky ReLU
・tanh
④誤差逆伝播法およびその他の微分アルゴリズム
・計算グラフ
・微積分の連鎖率
・誤差逆伝播のための連鎖律の再起的な適用
・シンボル間の微分
・一般的な誤差逆伝播法

(2)深層モデルのための正則化
①パラメータノルムペナルティー
・L2パラメータ正則化
・L1正則化
②データ集合の拡張
・Rnadom Flip・Erase・Crop・Contrast・Brightness・Rotate, MixUp
③ノイズに対する頑健性
・出力目標へのノイズ注入
④マルチタスク学習
⑤早期終了
⑥スパース表現
⑦バギングやその他のアンサンブル手法
⑧ドロップアウト

(3)深層モデルのための最適化
①学習と純粋な最適化の差異
・バッチアルゴリズムとミニバッチアルゴリズム
②基本的なアルゴリズム
・確率的勾配降下法
・モメンタム
③パラメータの初期化戦略
④適応的な学習率を持つアルゴリズム
・AdaGrad
・RMSrop
・Adam
⑤最適化戦略とメタアルゴリズム
・バッチ正規化
・Layer正規化
・Instance正規化
・教師あり事前学習

(4)畳み込みネットワーク
①畳み込み処理
②プーリング

(5)回帰結合型ニューラルネットワークと再帰的ネットワーク
①回帰結合型のニューラルネットワーク
②双方向 RNN
③Encoder-Decoder と Sequence-to-Sequence
④長期依存性の課題
⑤ゲート付きRNN
・LSTM
・GRU
⑥長期依存性の最適化
・勾配のクリッピング
⑦Attention

(6)生成モデル
①識別モデルと生成モデル
②オートエンコーダ
・VAE
・VQ-VAE
③GAN
・DCGAN
・Conditionnal GAN

(7)深層強化学習
①深層強化学習のモデル
・AlphaGo
・A3C

(8)グラフニューラルネットワーク
①グラフ畳み込み

(9)深層学習の適用方法
①画像認識
・GoogLeNet
・ResNet, WideResNet
・DenseNet
・EfficientNet
②画像の局在化・検知・セグメンテーション
・FasterR-CNN
・YOLO
・SSD
・MaskRーCNN
・FCOS
③自然言語処理
・WordEmbedding
・Transformer
・BERT
・GPT-n
④音声処理
・WaveNet
・サンプリング、短時間フーリエ変換、メル尺度
・CTC
⑤スタイル変換
・pix2pix

(10)距離学習(Metric Learning)
①2サンプルによる比較
・SiameseNet
②3サンプルによる比較
・TripletLoss

(11)メタ学習(Meta Learning)
①初期値の獲得
・MAML

(12)深層学習の説明性
①判断根拠の可視化
・Grad-CAM
②モデルの近似
・LIME
・SHAP
開発・運用環境(1)ミドルウェア
①深層学習ライブラリ

(2)エッジコンピューティング
①軽量なモデル
・MobileNet
②モデルの軽量化
・プルーニング
・蒸留
・量子化

(3)分散処理
①モデル並列
②データ並列

(4)アクセラレータ
①デバイスによる高速化
・GPU

(5)環境構築
①コンテナ型仮想化
・Docker

E資格の難易度・合格率は?

ここからは公式のデータを参照して難易度などを説明していきます。画像やデータ引用元のプレスリリースはこちらです。

「E資格(エンジニア資格)2022#1」結果発表。(1,327名が受験し、982名が合格)(URL

合格率は約7割(2022年の合格率74.0%)です。7割だと簡単そうに見えますが、合格者の70%弱が研究開発や情報システム関連の職種となっており、それらを踏まえると多少の業界経験、職種経験が無い人だと相応の勉強が必要になる難易度の高い資格だと言えそうです。

ちなみに、合格者の層としては、20代〜30代が全体の70%以上を占めています。転職やキャリアアップにE資格を活用したい方が多いのだと想定できますね。

また、合格者の所属業界的にはソフトウェア業、情報処理・提供サービス業で約50%になります。逆に言えば半分以上の人はIT以外の業種から合格している資格試験ということになります。

E資格は転職に役立つのか?

AIに関する幅広く深い知識を持っていることを証明する資格なので技術レベルの証明になります。実務経験が無くてこれからAIエンジニアになりたい人にとっては書類選考の通過もしやすくなるため転職に役立つ資格だと言えるでしょう。

E資格合格者の体験記、参考書

E資格を受験した人の体験記として、勉強方法や参考書をリサーチしました。ぜひ参考にしてください。

E資格の勉強体験記

合格記や勉強体験記をリサーチしてみました。以下を並行して勉強するのが最も合格率が高そうです。
・参考書で勉強
・認定プログラムを受講
・わからないところ、スキマ時間でyoutubeを見る

E資格の勉強時間、期間

合計勉強時間:100〜200時間程度
期間:1〜3ヶ月(人によりけり)

購入必須!おすすめの参考書

受験者(合格者)のほとんどが購入している参考書や書籍がこの3冊です。少々値は張りますが、E資格を受験し合格を目指すなら購入必須といえます。クチコミ評判も良いおすすめ本です。

こちらもおすすめ:【2023年】E資格の合格者おすすめの参考書・問題集7冊!難易度やクチコミも

参考書1:ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

E資格のおすすめ本の一冊目は「ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」です。ディープラーニングの本格的な入門書で、ディープラーニングやニューラルネットワークの基礎を学びつつ、名前の通りゼロからPythonを使って実装まで学べます。既存のライブラリなどを使うわけではないのでE資格でも重要な深い部分をカバーできます。

初心者がつまづきやすい「なぜそうなるのか?」というWhyの部分もしっかり解説があるので理解が深まりやすいです。E資格で最もボリュームの多い「深層学習」についてしっかり学ぶことができる良い参考書です。

書籍名ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
発売日2016/9/24
本の概要ディープラーニングの本格的な入門書。ディープラーニングやニューラルネットワークの原理を基礎から学びつつ、Pythonを使って実装をすることで理解を深めていくことができます。
どんな人におすすめかE資格の勉強をまず手始めにやろうと思っている人、これから深層学習の勉強を始めたい人、仕組みや原理をしっかり理解して試験対策をしたい人
おすすめポイントコンピューターの専門書としては異例の大ヒットを記録した人気の本です!E資格の合格者がこぞって推薦している参考書なので購入して勉強しておけば間違いは無いです!
中身(目次)1章 Python入門
2章 パーセプトロン
3章 ニューラルネットワーク
4章 ニューラルネットワークの学習
5章 誤差逆伝播法
6章 学習に関するテクニック
7章 畳み込みニューラルネットワーク
8章 ディープラーニング
付録A Softmax-with-Lossレイヤの計算グラフ
読んだ人のクチコミ・何冊か深層学習(ディープラーニング)の入門書を読みましたがこの本が一番分かりやすいです
・E資格の対策として購入したがとても満足です。ちょっとプログラムの部分が難しかったですが講座と組み合わせることでなんとかディープラーニングの理解を深めることができました
・まずは基礎から始まり少しずつ深い技術の解説に進んでくので、初心者でも勉強しやすかった

購入はこちら

参考書2:ゼロから作るDeep Learning② ―自然言語処理編

E資格のおすすめ本の2冊目は「ゼロから作るDeep Learning② ―自然言語処理編」です。一冊目に紹介した「ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」の続編です。本書では自然言語処理や時系列データ処理を中心にわかりやすく解説がされており、ディープラーニングの仕組みや原理をひとつずつ紐解きながら、実際に手を動かし、深い部分を学んでいくことができます。

こちらの参考書もE資格合格者アンケートでおすすめされる確率が高かったので、1冊目と合わせて用意して勉強しておくのがおすすめです!

書籍名ゼロから作るDeep Learning② ―自然言語処理編
発売日2018/7/21
本の概要自然言語処理におけるディープラーニングの仕組みをよく理解できる一冊。前作同様、ゼロベースから実装して少しずつ深い部分を理解できます。機械学習といっても何をどう機械が学習しているのかが分かります。

具体的にはword2vecやRNN(リカレントニューラルネットワーク)、LSTMやGRU、seq2seqやAttentionなど、ディープラーニングを支えるこれら最先端の技術を実装レベルでマスターできます。
どんな人におすすめかE資格の勉強をまず手始めにやろうと思っている人、深層学習の基礎を学んだあとにさらに深い部分を学びたい人、仕組みや原理をしっかり理解して試験対策をしたい人
おすすめポイント本書もE資格の合格者がこぞって推薦している参考書なので購入して勉強しておけば間違いは無いです!
中身(目次)1章 ニューラルネットワークの復習
2章 自然言語と単語の分散表現
3章 word2vec
4章 word2vecの高速化
5章 リカレントニューラルネットワーク(RNN)
6章 ゲート付きRNN
7章 RNNによる文章生成
8章 Attention
付録A sigmoid関数とtanh関数の微分
付録B WordNetを動かす
付録C GRU
読んだ人のクチコミ・ディープラーニングの基礎から技術の中核的な部分の一歩手前までカバーされています。本書だけだと100%にはなりませんが間違いなく良い一冊。
・E資格の試験対策として購入しましたが、単純にPythonでディープラーニングを動かすのがとても面白かったです。勉強というよりは楽しく理解をすすめることができました。
・機械がどのように処理しているのか?などの深い部分をちゃんと理解できます。前の本を読んでいれば難易度的にも丁度よいと感じました

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問題集:徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版(徹底攻略シリーズ)

次は合格者全員が購入して活用していた試験対策の問題集「徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版(徹底攻略シリーズ)」、いわゆる「黒本」と呼ばれている本です!こちらは参考書というよりは実際に試験で出てくる問題と解いていく形式の問題集となります。

本書では出題傾向を徹底分析した模擬問題を収録し、丁寧で分かりやすい解説も付いているため、間違えた問題をなぜ間違えたのか?を理解して、E資格の試験で高得点を狙うレベルに持っていくことができます。

書籍名徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版(徹底攻略シリーズ)
発売日2021/5/31
本の概要AIエンジニア・ディープラーニング資格のE資格の対策問題集。「黒本」と呼ばれています。多数の問題を収録しており、解説も充実しています。一冊やり込めば試験に必要な対策をすることができます。
どんな人におすすめかE資格を受験する人、合格したい人(合格者アンケートで使用率100%!)
おすすめポイント本書もE資格の合格者が全員使用していたという必携アイテムです。JDLA認定プログラムの第1号事業者であるスキルアップAIの講師陣が執筆しているので信憑性も高いです。
中身(目次)第1章 線形代数
第2章 確率・統計
第3章 情報理論
第4章 機械学習の基礎
第5章 前処理・特徴選択・性能指標
第6章 モデルの評価・正則化・ハイパーパラメータ探索
第7章 教師あり学習の各種アルゴリズム
第8章 教師なし学習の各種アルゴリズム
第9章 強化学習の各種アルゴリズム
第10章 深層学習の概要
第11章 順伝播計算と逆伝播計算
第12章 最適化手法
第13章 畳み込みニューラルネットワーク
第14章 再帰型ニューラルネットワーク
第15章 深層学習を用いた自然言語処理
第16章 深層学習を用いた生成モデル
第17章 深層学習を用いた強化学習
第18章 開発・運用環境
第19章 総仕上げ問題
付録 覚えておくべきPython/NumPyの知識
読んだ人のクチコミ・問題を解く→間違えたところ・曖昧なところの解説を読む、というループを繰り返して使ってました。解説が充実しているのがとても助かりました。
・認定プログラムは受講必須ですが、そちらの講座を受けてあとはこの問題集をひたすら対策していたら無事試験に合格できました!
・E資格に合格するためには黒本は100%購入マストです。模擬試験の問題もあるので実際の試験感覚も身につけられます。

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ディープラーニングを学べるおすすめyoutube動画

「youtube動画で基礎的なところは学習した」というクチコミ・体験記も多かったです。

以上、AIエンジニア向けの資格試験であるE資格について、過去問の実情と対策、資格概要、難易度、給付金、合格者の体験記、おすすめ講座などを紹介しました!気になる講座があれば、まずは無料相談・無料カウンセリングで詳しく話を聞いてみるところからスタートするのがおすすめです!

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