【2025年】情報セキュリティマネジメント試験合格者おすすめの参考書・問題集9冊!独学の勉強方法も紹介

最終更新日

情報セキュリティ分野の基礎から実務レベルまでの知識を有していることを証明できる人気の国家資格 「情報セキュリティマネジメント試験(SG)」 に独学で合格したい人向けのおすすめ書籍(参考書・テキスト/問題集・過去問集)ランキングをご紹介します!

情報セキュリティマネジメント試験はシラバス改訂のたびに出題範囲が広がり、限られた学習時間で合格点を突破するには “いかに効率的に学習サイクルを回すか” がカギを握ります。そのためには、まず 「どの参考書・問題集を選ぶか」 が合格への最重要ファクターの一つです。

今回、実際に情報セキュリティマネジメント試験を 独学で受験して合格した方々へアンケート を実施し、彼らが愛用した参考書・テキストや問題集を徹底調査しました。さらに、合格者が費やした 勉強時間・学習期間・具体的な学習手順 についてもヒアリング。この記事を読めば、情報セキュリティマネジメント試験合格への道筋が明確になり、自信を持って学習に取り組めるはずです。本サイト独自の一次情報が満載ですので、ぜひ学習計画にお役立てください^^(一部のコンテンツにプロモーションが含まれています)

■調査概要
調査方法:インターネットリサーチ(アンケート調査)
調査時期:2025年
対象人数:17人
対象者:情報セキュリティマネジメント試験に独学で合格した人(社会人、学生、主婦、など)
調査内容:情報セキュリティマネジメント試験に独学で合格するために使用した参考書/テキストや問題集とそれらの口コミ/感想、勉強方法や勉強時間/期間など

情報セキュリティマネジメント試験を独学で合格したい人向け!
学習満足度94.5%!
スキマ時間で合格を目指す「スタディング 情報セキュリティマネジメント講座」も独学におすすめです!

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目次

情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書・問題集(迷ったらコレ!)

情報セキュリティマネジメント試験の学習を始めるにあたり、まず手に入れるべきなのが参考書と問題集です。しかし、書店やオンラインストアには数多くの選択肢があり、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、多くの合格者が推薦し、高い評価を得ている情報セキュリティマネジメント試験における定番の参考書・テキスト・問題集を厳選してご紹介します!

情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]2025年版

多くの合格者が推薦している情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書・問題集の1つが「情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]2025年版」です。

本書は、過去問題の徹底分析に基づき、出題頻度の高い重要ポイントを厳選して掲載しています。専門用語や難解な概念も丁寧に解説されており、独学でも理解しやすい構成となっています。また、科目Aの知識問題だけでなく、科目Bの長文問題への対策も充実しており、問題の読み解き方や考え方の手順を段階的に学べます。さらに、スマートフォンやPCで利用可能なWebアプリが付属しており、CBT方式の試験形式に慣れることができます。通勤時間などのスキマ時間を活用して効率的に学習を進めたい方に最適な一冊です。

▼書籍概要

書籍名情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]2025年版
対象者・情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指す社会人やIT実務者
・独学で効率的に学習したい方や、試験範囲を重点的に復習したい方
・CBT方式の試験に慣れておきたい方
ひとこと説明出題傾向を分析し、重要ポイントを厳選した情報セキュリティマネジメント試験対策のための実践的な学習書
著者橋本 祐史
発売日2024/11/20
ページ数568ページ
出版社翔泳社
中身(目次)序章1 科目B トラップ対策
序章2 科目B 虎の巻
第1章 サイバー攻撃手法
第2章 暗号と認証
第3章 情報セキュリティ管理
第4章 情報セキュリティ対策
第5章 情報セキュリティ製品
第6章 セキュリティ関連法規
第7章 テクノロジ系
第8章 マネジメント系
第9章 ストラテジ系
模擬問題
サンプル問題
読んだ人のクチコミ・1ヶ月で2周したところ無事合格しました。本書の内容でも十分ですが、より深く理解したい方はネットで分からない用語を調べるとより理解しやすいと思います。
・情報セキュリティの試験対策としてこの参考書を購入しました。内容が充実しており、各トピックが丁寧に解説されているため、復習に最適です。
・スマホ・PCで解ける無料アプリ付きで、スキマ時間に学習できるのが便利です。試験本番のCBT形式にも慣れることができました。
・重要ポイントに絞ったコンパクトな内容で、効率よく学習を進めることができました。豊富な問題集で実践力も養えます。
・解説が非常に分かり易く、専門的な用語や複雑な内容も理解しやすかったです。初心者から上級者まで幅広いレベルの受験生に適しています。

購入はこちら

キタミ式イラストIT塾 情報セキュリティマネジメント 令和07年

次に紹介する合格者が多く推薦している情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書・問題集が「キタミ式イラストIT塾 情報セキュリティマネジメント 令和07年」です。

本書は情報セキュリティマネジメント試験(SG試験)の合格を目指す社会人やIT実務者向けに、視覚的に理解しやすいイラストを多用した解説が特徴の学習テキストです。本書では、情報セキュリティの基本概念からリスクマネジメント、ISMS、ネットワーク、マルウェア対策、暗号技術、法務知識まで、試験範囲を網羅的にカバーしています。また、金子則彦氏による過去問を抜粋した練習問題と解説も収録されており、実践的な学習が可能です。ストーリー仕立ての構成により、独学でも挫折しにくく、楽しく学習を進められる工夫がされています。試験対策だけでなく、情報セキュリティの基礎をしっかりと身につけたい方にも適した一冊です。

▼書籍概要

書籍名キタミ式イラストIT塾 情報セキュリティマネジメント 令和07年
対象者情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指す社会人やIT実務者を対象としています。特に、独学で効率的に学習したい方や、試験範囲を重点的に復習したい方に適しています。
ひとこと説明イラストとストーリーで学ぶ、情報セキュリティマネジメント試験対策のための視覚的に理解しやすい学習書
著者きたみりゅうじ
発売日2024/12/2
ページ数440ページ
出版社技術評論社
中身(目次)Chapter0 情報セキュリティとは?
Chapter1 情報セキュリティマネジメント
Chapter2 ネットワーク
Chapter3 コンピュータウイルスとマルウェア
Chapter4 サイバー攻撃手法とセキュリティ対策
Chapter5 暗号と認証
Chapter6 データベース
Chapter7 システム開発
Chapter8 システム構成と故障対策
Chapter9 システム周りの各種マネジメント
Chapter10企業と法務
Chapter11 企業活動とお金の話
Chapter12 科目B試験対策
読んだ人のクチコミ・ITパスポート、基本情報でもお世話になったキタミ式。この一冊と無料の問題集アプリで合格出来た。解説が分かりやすく読み物としても楽しく読める。
・独学で不安だったけど、キタミ式なら楽しく続けられた!ストーリー仕立てで挫折しにくい構成がありがたい。
・全ページにイラストがあり、視覚的に理解しやすい!漫画のようなストーリー仕立てだから、勉強感が少なく続けやすい。
・キタミ式で基礎を固めたおかげで、過去問がスムーズに解けた!基礎概念をしっかり学べるので、最初の1冊に最適。
・イラストとストーリーで学ぶ形式が新鮮で、情報セキュリティの基礎を楽しく学べた。試験対策だけでなく、実務にも役立つ内容。

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だれでもわかる&受かる! 情報セキュリティマネジメントやさしいテキスト+頻出問題集[科目A・科目B] 2025年版

3冊目の情報セキュリティマネジメント試験の定番テキスト・問題集が「だれでもわかる&受かる!情報セキュリティマネジメントやさしいテキスト+頻出問題集[科目A・科目B] 2025年版」です。

本書は情報セキュリティマネジメント試験(SG試験)合格を目指す社会人やIT実務者向けに、効率的な学習を支援する一冊です。図表を多用したわかりやすい解説と、頻出問題を厳選した問題集が特徴で、試験範囲を網羅的にカバーしています。また、重要用語を隠して学習できる赤シートが付属しており、暗記学習にも適しています。Udemyでベストセラーを獲得した著者による解説は、初学者でも理解しやすいと評判です。さらに、巻末には要点確認ノートがあり、復習や試験直前の確認にも便利です。独学での学習や短期間での合格を目指す方に最適な内容となっています。

▼書籍概要

書籍名だれでもわかる&受かる!情報セキュリティマネジメントやさしいテキスト+頻出問題集[科目A・科目B] 2025年版
対象者本書は、情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指す社会人やIT実務者を対象としています。特に、独学で効率的に学習したい方や、試験範囲を重点的に復習したい方に適しています。また、CBT方式の試験に慣れておきたい方にもおすすめです。
ひとこと説明図表と豊富な問題で、情報セキュリティマネジメント試験合格を目指す社会人向けの効率的な学習書。
著者RYO
発売日2024/12/5
ページ数512ページ
出版社SBクリエイティブ
中身(目次)1章 情報セキュリティ基礎
2章 情報セキュリティ技術
3章 情報セキュリティ管理
4章 情報セキュリティ対策
5章 法務
6章 テクノロジ
7章 マネジメント
8章 システム戦略
9章 科目Bの対策
付録1 予想問題・解答解説
付録2 サンプル問題・解答解説
読んだ人のクチコミ・図表が多く、視覚的に理解しやすかった。赤シートも活用でき、暗記が捗った。
・要点が絞られていて、短期間で効率的に学習できた。試験対策に最適。
・巻末の要点確認ノートが便利で、試験直前の復習に役立った。
・Udemyでの講義と併用することで、理解が深まった。独学でも安心。
・初学者でも取り組みやすい内容で、無理なく学習を進められた。

購入はこちら

情報セキュリティマネジメント試験の通信講座・動画コース

高額なスクールに通わずとも、情報セキュリティマネジメント試験に独学で合格することは可能です。その際は書籍だけではなく、通信講座や動画コースを活用して効率的に学習するのがおすすめです。ここではおすすめの通信講座・動画コースを紹介します!

スタディング 情報セキュリティマネジメント講座」は、忙しい社会人や学生でも、スマートフォンやPC一つで、いつでもどこでも学習を進められるオンライン講座です。通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を最大限に活用し、無理なく合格を目指せるのが最大の魅力です。

スタディングなら、ゲーム感覚で問題演習に取り組めたり、スキマ時間を活用して少しずつ勉強をしたり、続けやすい工夫も満載です。情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指すなら、ぜひ検討したい講座の一つと言えるでしょう。

公式サイトで詳細を見る:スタディング 情報セキュリティマネジメント講座

情報セキュリティマネジメント試験とは?概要を紹介

情報セキュリティマネジメント試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験「情報処理技術者試験」の試験区分のひとつです。ITの安全な利活用を推進するために、情報セキュリティマネジメントに関する基本的な知識・技能を認定することを目的としています。

情報セキュリティマネジメント試験 試験情報より

試験概要

資格名情報セキュリティマネジメント試験
概要情報処理技術者試験の一つで、情報セキュリティに関する基本的な知識と実践力を評価する国家試験です。CBT(Computer Based Testing)方式で実施され、年間を通じて随時受験が可能です。
対象者像情報システムの利用部門において、情報セキュリティリーダーとして、部門の業務遂行に必要な情報セキュリティ対策や組織が定めた情報セキュリティ諸規程の目的・内容を適切に理解し、情報及び情報システムを安全に活用するために、情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善する者。
業務と役割情報システムの利用部門において、情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善するために、以下の業務と役割を果たします。

1. 部門における情報資産の情報セキュリティを維持するために必要な業務を遂行する。
2. 部門の情報資産を特定し、情報セキュリティリスクアセスメントを行い、リスク対応策をまとめる。
3. 部門の情報資産に関する情報セキュリティ対策及び情報セキュリティ継続の要求事項を明確にする。
4. 部門の業務のIT活用推進に伴う情報システムの調達に際して、利用部門としての要件を明確にする。
期待する水準情報システムの利用部門において、情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善するために、以下の知識・実践能力が要求されます。

1. 部門の情報セキュリティマネジメントの一部を独力で遂行できる。
2. 情報セキュリティインシデントの発生又はそのおそれがあるときに、情報セキュリティリーダーとして適切に対処できる。
3. IT全般に関する基本的な用語・内容を理解できる。
4. 情報セキュリティ技術や情報セキュリティ諸規程に関する基本的な知識をもち、部門の情報セキュリティ対策の一部を独力で、又は上位者の指導の下に実現できる。
5. 情報セキュリティ機関、他の企業などから動向や事例を収集し、部門の環境への適用の必要性を評価できる。
出題範囲・シラバス新のシラバスは「Ver.4.1」で、2025年4月17日に公開されました。主な変更点として、「プロバイダ責任制限法」が削除され、「情報流通プラットフォーム対処法」が追加されました。

主な出題範囲:
情報セキュリティ全般:機密性・完全性・可用性、脅威、脆弱性、サイバー攻撃手法、暗号、認証など。
情報セキュリティ管理:情報資産、リスク、ISMS、インシデント管理、CSIRTなど。
情報セキュリティ対策:マルウェア対策、不正アクセス対策、情報漏えい対策、アクセス管理、情報セキュリティ啓発など。
情報セキュリティ関連法規:サイバーセキュリティ基本法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法など。
関連分野:ネットワーク、データベース、システム構成要素、システム監査、サービスマネジメント、プロジェクトマネジメント、経営管理、システム戦略、システム企画など。
合格率約69.5%(2025年4月実施)
試験時間・出題形式・出題数◯試験時間:120分
◯科目A:多肢選択式(四肢択一)、科目B:多肢選択式
◯出題数:60問

・科目A試験: 48問
情報セキュリティの考え方、情報セキュリティ管理の実践規範、各種対策、情報セキュリティ関連法規、ネットワーク、システム監査、経営管理など、幅広い分野から出題されます。

・科目B試験: 12問
情報資産管理、リスクアセスメント、情報セキュリティ教育・訓練、委託先管理など、具体的な情報セキュリティマネジメントの実践に関するケーススタディ形式の問題が出題されます。
採点方法と合格基準IRT(項目応答理論)に基づき、1,000点満点で評価
60%(600点)以上で合格
受験料7,500円(消費税込み)
公式サイトhttps://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sg.html

合格基準・合格率

  • 合格基準
    • 総合評価点が1,000点満点中600点以上であること
    • 科目ごとの基準点はなく、総合得点で合否が判定される
  • 合格率
    • 近年の合格率は50%台から70%台で推移
    • 情報処理技術者試験の中では比較的高い合格率

合格率の高さから、「難易度は比較的低い」と見られることもありますが、これは情報セキュリティへの関心の高まりや、受験者層の学習意欲の高さも反映していると考えられます。油断せず、しっかりと対策を行うことが合格への鍵となります!

勉強時間の目安

情報セキュリティマネジメント試験に合格するために必要な勉強時間は、受験者のITに関する知識や経験によって大きく異なりますが、一般的には200時間程度が目安とされています。

  • IT初心者・文系出身者: 200時間以上(1日2時間学習すれば約3ヶ月半)
  • ITパスポート取得者など基礎知識がある方: 100~150時間程度
  • 基本情報技術者試験合格者など、より深い知識がある方: 50~100時間程度(中には40時間程度で合格したという声も)

これはあくまで目安であり、重要なのは時間数よりも学習の質です。短期集中で取り組むか、長期間でじっくり取り組むか、自分のライフスタイルや学習ペースに合わせて計画を立てることが大切です。多くの合格者は、3ヶ月から半年程度の学習期間を設定しています。

情報セキュリティマネジメント試験の参考書・問題集の選び方のポイント

情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指す上で、自分に最適な参考書・問題集を選ぶことは、学習効率を大きく左右する重要なステップです。ここでは、後悔しないための選び方のポイントを、「よくある選び方・ポイント」と「自分の勉強タイプや用途から選ぶ」という2つの視点から詳しく解説します!

よくある選び方・ポイント

まずは、多くの受験者が重視する基本的なチェックポイントを3つご紹介します。これらを最低限押さえておくことで、大きく失敗するリスクを減らすことができます。

出題範囲を網羅しているか(最新のシラバスに対応してるか)

情報セキュリティマネジメント試験は、IPA(情報処理推進機構)が公開する「シラバス(情報セキュリティマネジメント試験(SG)シラバス)」に基づいて出題されます。このシラバスは、技術動向や法改正などを反映して定期的に改訂されるため、必ず最新のシラバスに対応した参考書・問題集を選ぶことが不可欠です。以下のような書籍がおすすめ^^

特に、2023年度から試験制度が変更され、CBT(Computer Based Testing)方式への完全移行や、科目A・科目Bの一括実施(120分)、科目Bにおけるケーススタディ形式の強化などが行われました。古い参考書では、これらの変更に対応しておらず、学習内容にズレが生じたり、新形式の問題に対応できなかったりする可能性があります。

解説が分かりやすいか(図解などが豊富か)

情報セキュリティの分野は、ネットワーク、暗号化、法規、マネジメントシステムなど、多岐にわたる知識が求められ、専門用語や抽象的な概念も少なくありません。特にITのバックグラウンドがない方や文系出身者にとっては、文字ばかりの解説書は理解が難しく、学習のモチベーション低下に繋がりかねません。

そこで重要になるのが、解説の分かりやすさです。図解やイラスト、表などが豊富に使われている参考書は、複雑な仕組みや概念を視覚的に捉えやすく、直感的な理解を助けてくれます。フルカラー印刷のものや、キャラクターを用いた対話形式で進むものなども、学習へのハードルを下げてくれるでしょう。以下の書籍がおすすめです^^

過去問題や練習問題が充実しているか

知識をインプットするだけでなく、実際に問題を解くアウトプットの練習は、試験合格に欠かせません。参考書に付属している問題集や、独立した問題集を選ぶ際には、その充実度をチェックしましょう。

単に問題数が多いだけでなく、質も重要です。過去問題はもちろん、最新の傾向を反映したオリジナル予想問題や、CBT方式に慣れるための模擬試験などが含まれていると、より実践的な対策が可能です。

さらに、Webアプリやダウンロードコンテンツとして、スマートフォンやPCで問題を解けるサービスが付いているものもあります。これにより、通勤・通学などのスキマ時間を有効活用でき、CBT形式の操作に慣れる練習にもなります。

自分の勉強タイプや用途から選ぶ

基本的なポイントを押さえた上で、次に自分の学習スタイルや目的に合わせて、最適なタイプの参考書・問題集を選びましょう。

基礎からじっくり勉強したい人:参考書やテキストタイプの本を選ぶ

「IT知識に自信がない」「用語からしっかり理解したい」という方には、網羅性の高い、解説中心の参考書・テキストタイプがおすすめです。

これらの本は、シラバスの内容を体系的に、かつ丁寧に解説しており、情報セキュリティの全体像を把握するのに役立ちます。多少ページ数が多くなっても、基礎固めを重視したい方に適しています。ただし、演習量が不足しがちなので、別途問題集を用意するか、過去問道場などを活用する必要があります。

基礎はあり実践練習をしたい人:問題集タイプの本を選ぶ

「ITパスポートや基本情報などの資格を持っている」「ある程度の基礎知識はあるので、とにかく問題を解きたい」という方には、問題集に特化した本が適しています。豊富な過去問題や予想問題を通じて、試験の形式や時間配分に慣れ、弱点を特定・克服することができます。解説が充実しているものを選び、間違えた問題は必ず復習して理解を深めることが重要です。

なるべく参考書は少なく済ませたい人:テキスト&問題集がセットの本を選ぶ

「何冊も買うのは大変」「効率よく学習を進めたい」という方には、テキスト(参考書)と問題集が1冊にまとまった一体型が最適です。知識のインプットとアウトプットを1冊で完結できるため、非常に効率的で、コストパフォーマンスも高いのが魅力です。ただし、テキスト部分の網羅性や、問題集部分のボリュームは、特化型の本に比べてやや少なくなる可能性がある点には留意しましょう。

以下の本はおすすめです!

過去問をひたすら解きたい人:過去問を選ぶ

情報セキュリティマネジメント試験では、過去に出題された問題と類似した問題が繰り返し出題される傾向があります。そのため、過去問題を徹底的に解くことは非常に有効な対策です。IPAの公式サイトでは過去問(一部)が公開されていますし、市販の過去問題集も多数あります。

これらのポイントを参考に、自分のレベル、学習スタイル、そして目標に最も合った参考書・問題集を選び、合格への道を切り拓いてください。

情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書・問題集

参考書や問題集・テキストの選び方もわかったので、早速、アンケート調査で独学合格した人に聞いた情報セキュリティマネジメントのおすすめ参考書&問題集を紹介します!ここでは合格者が試験対策本として愛用していたというクチコミの多かった本の中でも愛用されていた定番の本を紹介します。

記事冒頭でお伝えした絶対おすすめ3冊をやったあとや、もう一冊やっておきたいなというときにおすすめです!

徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和7年度

情報セキュリティマネジメント試験のおすすめテキストで次に紹介するのが「徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和7年度」です。

本書は最新のシラバスV4.0に対応し、AIによる出題傾向分析を活用した「アジャイル式学習法」を採用しています。各章末には演習問題があり、理解度を確認しながら学習を進められます。また、付録には模擬試験問題と解説が収録されており、実践的な対策が可能です。購入者特典として、過去問題解説8回分、全文PDF、単語帳Webアプリが提供され、通勤時間などのスキマ時間を活用した学習にも適しています。試験対策だけでなく、情報セキュリティの基礎をしっかりと身につけたい方にも最適な内容となっています。

▼書籍概要

書籍名徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和7年度
ひとこと説明AI分析と演習問題で、情報セキュリティマネジメント試験合格を目指す社会人向けの効率的な学習書。
著者株式会社わくわくスタディワールド 瀬戸美月、株式会社わくわくスタディワールド 齋藤健一
発売日2024/12/18
ページ数592ページ
出版社インプレス
中身(目次)はじめに
試験直前対策 項目別要点チェック
出題頻度リスト
情報セキュリティマネジメント試験 活用のポイント
情報セキュリティマネジメント試験の傾向と対策
◇第1章 情報セキュリティとは
◇第2章 情報セキュリティ技術
◇第3章 情報セキュリティ管理
◇第4章 情報セキュリティ対策
◇第5章 法務
◇第6章 マネジメント
◇第7章 テクノロジ
◇第8章 ストラテジ
◇第9章 科目B問題対策
◇付録
情報セキュリティマネジメント試験 模擬試験 問題と解説
読んだ人のクチコミ・AIによる出題傾向分析が学習の指針になり、効率的に勉強を進められました。演習問題も充実していて実践力が身につきました。、
・各章末の演習問題で理解度を確認しながら進められるのが良かったです。模擬試験も本番さながらで役立ちました。
・全文PDFや単語帳Webアプリなどの特典が充実していて、通勤時間を活用した学習ができました。
・情報セキュリティの基礎から応用まで網羅されていて、試験対策だけでなく実務にも役立つ内容でした。
・アジャイル式学習法で、解説を読んでから問題を解くサイクルが身につき、知識の定着に効果的でした。

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令和07年 情報セキュリティマネジメント 合格教本

情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書・問題集で次に紹介するのが「令和07年 情報セキュリティマネジメント 合格教本」です。

本書は最新のシラバスVer.4.0に基づき、試験範囲を網羅的に解説しています。豊富なイラストを用いた説明や、科目A・B両方の過去問題を収録しており、実践的な学習が可能です。また、スマートフォンやPCで利用できる演習アプリ「DEKIDAS-WEB」や、重要用語の確認に便利な「直前対策!要点確認ノート」などの特典も付属しています。独学での学習や短期間での合格を目指す方に適した一冊です。

▼書籍概要

書籍名令和07年 情報セキュリティマネジメント 合格教本
対象者・情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指す社会人やIT実務者
・独学で効率的に学習したい方
・試験範囲を重点的に復習したい方
・CBT方式の試験に慣れておきたい方
ひとこと説明最新シラバスに対応し、豊富なイラストと演習問題で学べる情報セキュリティマネジメント試験対策書
著者岡嶋 裕史
発売日2024/11/30
ページ数424ページ
出版社技術評論社
中身(目次)第1章 情報セキュリティ基礎
第2章 情報セキュリティ管理
第3章 情報セキュリティ対策
第4章 情報セキュリティ関連法規
第5章 ネットワークとデータベース
第6章 経営とセキュアシステム
第7章 科目B問題対策
読んだ人のクチコミ・最新シラバス対応版が欲しかったので発売を待っていました。新しいシラバスも勉強することができます。
・過去問アプリも使えるので、この一冊で合格できそうな印象を受けます。最後の要点確認ノートも役に立ちそうです。
・各ページの用語に本文には出ていないものが紹介されていて、業務経験がない人からすると戸惑うかもしれません。
・合格に必要な内容が分かりやすく説明してあるので、勉強しやすいです。解説動画付きなので、理解が深まります。
・広い試験範囲がまとめられ解説されてます。過去問アプリも使えるので、この一冊で合格できそうな印象を受けます。

購入はこちら

令和07年 情報セキュリティマネジメント パーフェクトラーニング過去問題集

情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書・問題集で次に紹介するのが「令和07年 情報セキュリティマネジメント パーフェクトラーニング過去問題集」です。

本書は最新のシラバスVer.4.0に対応し、2023年・2024年に公開されたサンプル問題を完全収録しています。本書には、実際の試験形式を想定した模擬試験問題3セットと、ジャンル別トレーニング問題150問が掲載されており、科目A・Bの両方に対応した実践的な学習が可能です。また、購入者特典として、スマートフォンやPCで利用できる用語集「要点整理book」や、過去問演習アプリ「WEB-DEKIDAS」などが提供されており、スキマ時間を活用した学習にも適しています。過去問題と予想問題を合わせた11回分の試験問題PDFもダウンロード可能で、知識の定着から問題演習まで、さまざまな角度で学習をサポートします。

▼書籍概要

書籍名令和07年 情報セキュリティマネジメント パーフェクトラーニング過去問題集
対象者情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指す社会人やIT実務者
ひとこと説明最新シラバスに対応し、模擬試験とジャンル別トレーニングで科目A・Bを効率的に学習できる問題集
著者庄司 勝哉、近藤 有馬、星 代介、吉川 允樹
発売日2024/11/30
ページ数304ページ
出版社技術評論社
中身(目次)模擬問題1(科目A(問題、解答・解説)
科目B(問題、解答・解説))
模擬問題2(科目A(問題、解答・解説)
科目B(問題、解答・解説))
模擬問題3(令和4年12月公開)(科目A(問題、解答・解説)
科目B(問題、解答・解説))
ジャンル別トレーニング
読んだ人のクチコミ・模擬試験とジャンル別トレーニングで、試験対策がしっかりできました。特典の演習アプリも便利です。
・最新の公開問題が収録されており、試験の傾向を把握するのに役立ちました。解説も丁寧でわかりやすいです。
・要点整理bookでスキマ時間に学習でき、効率的に知識を定着させることができました。
・過去問演習アプリが使いやすく、苦手分野の克服に役立ちました。模擬試験も実践的で良かったです。
・ジャンル別トレーニング問題が豊富で、苦手分野を重点的に学習できました。合格に向けて自信がつきました。

購入はこちら

この1冊で合格! 星 代介の情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集

情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書・問題集で次に紹介するのが「この1冊で合格! 星 代介の情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集」です。

本書の著者の星代介氏は、情報セキュリティの専門家であり、過去問題の分析を通じて出題頻度の高いテーマを厳選しています。本書は、見開き完結の構成と豊富な図解により、短時間での学習や理解を促進します。各テーマには過去問題が付属しており、実践的な学習が可能です。また、模擬試験も収録されており、知識の総仕上げにも適しています。情報セキュリティの基礎から応用までを網羅し、独学での学習や短期間での合格を目指す方に最適な内容となっています。

▼書籍概要

書籍名この1冊で合格! 星 代介の情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集
ひとこと説明見開き完結と豊富な図解で、情報セキュリティマネジメント試験合格を目指す社会人向けの効率的な学習書
著者星 代介
発売日2025/3/5
ページ数336ページ
出版社KADOKAWA
中身(目次)不明
読んだ人のクチコミ・見開き完結の構成が非常にわかりやすく、短時間での学習に最適でした。図解も豊富で理解が深まりました。
・過去問題の分析がしっかりされており、出題傾向を把握するのに役立ちました。模擬試験も実践的で良かったです。
・情報セキュリティの専門家による解説が信頼でき、内容も実務に直結していて役立ちました。
・各テーマに過去問題が付いているので、学んだ内容をすぐに確認でき、効率的な学習ができました。
・独学での学習に不安がありましたが、本書のおかげで自信を持って試験に臨むことができました。

購入はこちら

情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]予想+過去問題集 2025年版

情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書・問題集で次に紹介するのが「情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]予想+過去問題集 2025年版」です。

本書は最新のシラバスVer.4.0に対応し、予想問題60問、公開問題30問、過去問題410問の計500問を収録しています。特に、公開数が少ない科目Bの問題演習ができる点が特徴です。また、苦手とされる稼働率計算やIPアドレス計算の解説も掲載されており、計算問題の対策も万全です。さらに、スマートフォンやPCで利用できるWebアプリが付属しており、すきま時間を活用した学習が可能です。姉妹書『出るとこだけ!』と併用することで、理解を深めることができます。

▼書籍概要

書籍名情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]予想+過去問題集 2025年版
対象者情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指す社会人やIT実務者
ひとこと説明最新シラバスに対応し、予想問題と過去問題を網羅した、情報セキュリティマネジメント試験対策の決定版
著者橋本 祐史
発売日2025/1/21
ページ数496ページ
出版社翔泳社
中身(目次)序章1 傾向と対策
序章2 計算問題の対策
第1章 予想問題
 科目A
 科目B
第2章 令和5年公開問題
 科目A
 科目B
第3章 令和6年公開問題
 科目A
 科目B
第4章 過去問題〈科目B〉
 科目B
第5章 過去問題〈午前〉
 平成28年春期〈午前〉
 平成28年秋期〈午前〉
 平成29年春期〈午前〉
 平成29年秋期〈午前〉
 平成30年春期〈午前〉
 平成30年秋期〈午前〉
 平成31年春期〈午前〉
 令和元年秋期〈午前〉
読んだ人のクチコミ・予想問題と過去問題がバランス良く収録されており、試験対策に非常に役立ちました。特に科目Bの問題が充実していて良かったです。
・計算問題の解説が丁寧で、苦手意識が克服できました。Webアプリも使いやすく、通勤時間に活用しています。
・姉妹書との連携が素晴らしく、理解が深まりました。解説ページが明記されているので、効率的に学習できます。
・問題数が多く、実践的な演習が可能です。特に公開問題が収録されている点がありがたいです。
・スマホで学習できるWebアプリが便利で、すきま時間を有効に使えました。合格に向けて自信が持てました

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徹底攻略 情報セキュリティマネジメント予想問題集 令和7年度

情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書・問題集で次に紹介するのが「徹底攻略 情報セキュリティマネジメント予想問題集 令和7年度」です。

本書は最新のシラバスVer.4.0に対応し、2024年7月、2023年7月、2022年12月に公開されたサンプル問題と模擬試験問題3回分を収録しており、本試験形式の演習が約5回分可能です。巻頭には、よく出題される概念や用語にトレーニング問題をセットした「直前対策に効く!五十嵐先生秘伝の頻出トレーニング」を収録しています。また、スマートフォンで学習できるウェブアプリ「でる語句334」と「よくでる問題集」、全文PDF(印刷不可)も特典として付属しており、すきま時間を活用した学習にも最適です。

▼書籍概要

書籍名徹底攻略 情報セキュリティマネジメント予想問題集 令和7年度
対象者情報セキュリティマネジメント試験の合格を目指す社会人やIT実務者
ひとこと説明最新シラバスに対応し、公開問題と模擬試験を収録した、情報セキュリティマネジメント試験対策の決定版問題集。
著者五十嵐 聡
発売日2025/3/11
ページ数336ページ
出版社インプレス
中身(目次)令和6年度公開問題
令和5年度公開問題
サンプル問題(令和4年12月公開)
模擬試験問題 第1回
模擬試験問題 第2回
模擬試験問題 第3回
読んだ人のクチコミ・模擬試験と公開問題が充実しており、実践的な演習ができました。解説も丁寧で理解しやすかったです。
・巻頭の頻出トレーニングが直前対策に役立ちました。スマホアプリも便利で、通勤時間に活用しています。
・科目AとBの問題がバランス良く収録されており、試験全体の対策が効率的に行えました。
・全文PDFが付属しているので、タブレットでの学習が捗りました。紙の本と併用できて便利です。
・情報セキュリティの基礎から応用まで網羅されており、独学でも安心して学習を進められました。

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情報セキュリティマネジメント試験の独学合格者の体験記・勉強方法

情報セキュリティマネジメント試験は、計画的な学習と適切な教材選びによって、独学でも十分に合格を目指せる国家資格です。ここでは、様々なバックグラウンドを持ちながら独学で合格を掴み取った5名の方々の貴重な体験談をご紹介します。彼らの勉強法や工夫、そして合格までの道のりから、あなた自身の学習プランのヒントを見つけてください!

▼合格者①:山田 健一さん(仮名・29歳・中小企業 総務部)の事例

受験のきっかけ会社で情報セキュリティ担当者を兼務することになり、体系的な知識の必要性を感じたため。ITに関する専門知識はほとんどありませんでした。
勉強期間・時間約3ヶ月半。平日は帰宅後に1~2時間、休日は3~4時間程度を確保し、合計で約180時間ほど勉強しました。
勉強方法最初に手に取ったのは、初心者向けと評判の『キタミ式イラストIT塾 情報セキュリティマネジメント』です。イラストが多く、とっつきやすかったため、まずは試験範囲の全体像を把握することに注力しました。

1周読んだ後、より試験対策に特化した『情報処理教科書 出るとこだけ! 情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集』に切り替え、こちらをメイン教材として3周繰り返しました。

特に重視したのは過去問演習です。Webサイト「情報セキュリティマネジメント過去問道場」を毎日欠かさず利用し、間違えた問題は解説を読んでノートにまとめ、理解できるまで繰り返し解きました。

科目B対策としては、問題文の状況設定を正確に読み取り、関連する法律やガイドラインを意識しながら解答する練習を重ねました。

通勤時間には、参考書の付属アプリで一問一答形式の問題を解くなど、スキマ時間も有効活用しました。

▼合格者②:佐藤 あゆみさん(仮名・22歳・大学生(経済学部))の事例

受験のきっかけ金融業界への就職を目指しており、情報セキュリティの知識が不可欠だと感じたため。ITパスポートは大学1年生の時に取得済みでした。
勉強期間・時間約2ヶ月。大学の授業の合間や放課後を利用し、1日平均2~3時間、合計で約150時間学習しました。
勉強方法ITパスポートの知識があったため、基礎的なIT用語には馴染みがありましたが、マネジメントや関連法規の分野は初学者同然でした。

使用した参考書は『ニュースペックテキスト 情報セキュリティマネジメント』です。試験に出やすいポイントが分かりやすくまとめられており、効率的に学習を進められました。

インプットと並行して、早い段階から「過去問道場」でのアウトプットを開始しました。間違えた問題は、なぜ間違えたのか、正解の根拠は何かを徹底的に分析し、参考書の該当ページを読み返すことで知識の定着を図りました。

特に科目Bの長文問題は、時間配分を意識しながら、問題文中のキーワードを見つけ出す練習をしました。

また、大学の図書館で関連書籍を数冊読み、多角的な視点から理解を深めることも意識しました。

▼合格者③:田中 義男さん(仮名・52歳・製造業 部門長)の事例

受験のきっかけ門内の情報資産管理体制の見直しや、協力会社との情報共有におけるセキュリティ強化が急務となり、責任者として率先して知識を習得する必要性を感じたため。
勉強期間・時間約2ヶ月。主に早朝や就寝前の1時間と、週末に集中して4~5時間、合計で約100時間程度です。
勉強方法年齢的に記憶力に不安があったため、焦らずじっくり取り組むことを心掛けました。

メインの参考書は『情報セキュリティマネジメント 合格教本』を選びました。網羅性が高く、解説も非常に丁寧だったので、一つ一つの用語や概念を確実に理解しながら進めることができました。

学習の進め方としては、まず参考書を章ごとに読み込み、理解度チェックとして章末問題を解くというサイクルを繰り返しました。

その後、「過去問道場」で過去5年分の問題を3周しました。特にマネジメントシステム(ISMS)関連やリスクアセスメントの手順などは、自分の業務と照らし合わせながら具体的にイメージすることで記憶に残りやすかったです。

科目B対策では、IPAが公開しているサンプル問題を参考に、解答の論理構成を意識して記述する練習も行いました。

▼合格者④:鈴木 麻衣さん(仮名・35歳・フリーランスWebデザイナー)の事例

受験のきっかけクライアントからWebサイトのセキュリティ対策について相談されることが増え、専門的な知識を身につけて信頼性を高めたいと考えたため。
勉強期間・時間約2ヶ月半。仕事の合間を見つけて、1日平均2時間程度、合計約120時間です。
勉強方法限られた時間で効率よく学習するために、テキストと問題集が一体型になっている『徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書』を選びました。この1冊を徹底的にやり込むことを目標にしました。 まずテキスト部分を読み込み、各セクションの重要度を確認しながら学習の優先順位をつけました。その後、巻末の問題やダウンロードできる過去問を解き、間違えた箇所はテキストに戻って重点的に復習しました。

特に、個人情報保護法やサイバーセキュリティ経営ガイドラインなど、実務に直結する法規・ガイドライン関連は、条文のポイントを押さえるようにしました。

「過去問道場」も活用し、特に苦手だった計算問題やネットワーク関連の用語は、図解やイラストで解説しているWebサイトなども参考にしながら理解を深めました。

科目Bは、具体的なインシデント事例を想定し、どのような対応が求められるかを考える訓練が役立ちました。

▼合格者⑤:中村 拓也さん(仮名・25歳・IT企業 営業職)の事例

受験のきっかけ自社のセキュリティソリューションを顧客に提案する際、より説得力のある説明ができるようになりたいと考えたため。基本情報技術者試験は入社前に取得済み。
勉強期間・時間約1ヶ月。平日の業務後1時間と、週末に3時間程度、合計で約60時間です。
勉強方法基本情報技術者試験の知識があったため、技術的な内容は比較的スムーズに理解できました。そのため、学習の重点はマネジメント分野と最新のセキュリティ動向、法規関連に置きました。

使用したのは『出るとこだけ! 情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集』です。要点がコンパクトにまとまっており、短期間で効率よく知識を整理するのに役立ちました。

インプットと並行して、すぐに「過去問道場」で演習を開始。特に科目Bのケーススタディ問題は、顧客の立場や組織の状況を考慮した上で、最適な判断を下す思考プロセスを意識しました。間違えた問題は、なぜその解答になるのかを自分の言葉で説明できるようにするまで復習しました。

短期間集中型だったので、毎日必ず学習時間を確保し、学習リズムを崩さないように心掛けました。

これらの体験談は、あくまで一例です。重要なのは、ご自身の状況や学習スタイルに合わせて、最適な教材を選び、継続的に学習に取り組むことです。合格者の多くが活用している「過去問道場」などのオンラインリソースも積極的に利用し、効率的に合格を目指しましょう。

さいごに

情報セキュリティマネジメント試験は、現代のビジネスパーソンにとって、その価値を高めるための有力な資格の一つです。本記事では、試験の概要からおすすめの参考書・問題集、選び方のポイント、そして独学合格者の具体的な勉強法までを詳しく解説しました。

合格率は比較的高めですが、それは適切な対策を行った結果です。最新の情報をキャッチし、自分に合った教材を選び、計画的に学習を進めることが、合格への確実な一歩となります。特に、「出るとこだけ!」シリーズのような定番教材と、「過去問道場」のような実践的な演習ツールを組み合わせる方法は、多くの合格者が実践している効果的なアプローチです。

この記事が、あなたの情報セキュリティマネジメント試験合格の一助となれば幸いです。自信を持って、学習の第一歩を踏み出してください!

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